BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
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Side N
「逃がしちゃダメなんじゃないの?」
にこっと笑っていうと、大野さんは真剣な表情になって小さく呟いた。
「ん…逃がさない…から…」
大野さんは俺の手と絡ませた両手をきゅっと握ると、シ ーツに押し付けて、また俺の体に唇をは わせた。
「あっ…ぁ…んっ…や」
「拷 問 に…なっちゃって…ないよね?」
身をよじると、大野さんは心配そうに顔を上げた。下がり眉になっていて、思わずふきだす。
「ふふっ…始めから…ほとんどそうじゃなかった…」
「マジか」
「ホント…あっ…ん…」
大野さんは柔らかな舌で、俺の上半 身 の実をすくうようにふ れた。
「…気持ちいい?」
「いい…けど…っあ、そこはっ…あんまりされると…恥ずかしい…」
大野さんは唇でそこに ふれ ながら、ふふっと笑いを漏らした。
「かた くなってるもんね」
「やっ…言うなっ…って、あっ…んあぁっ…」
押しつぶすように長くとどまられて、俺は身をよじりながら首を振った。
「かわい…」
大野さんは小さく呟きを漏らすと、俺の体のあちこちに唇をは わせながら、体を下へずらしていった。
「あっ…んっ…くすぐったっ…やぁ…」
俺が体をジタバタさせると、大野さんはつないだ両手をぎゅっと強く握った。