BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
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Side O
「ニノ…」
俺はニノを抱き起こして寝台の上で座ると、腕の中に閉じ込めるように抱きしめた。
「大野さん…」
ニノはぐったりと力なく俺に体重を預けた。触れ合う肌は少し汗ばんでいて、吸い付くみたいに俺になじむ。
「イ けたね」
俺の首筋に顔をうずめたニノの髪を撫でながら、真っ赤な耳元で囁くと、ニノはこくんと頷いた。
可愛くて、抱きしめる腕に力を込める。
「あの…」
ニノは顔をあげた。俺を見つめる瞳が、霞みがかったように潤んでいるのが色っぽい。
「大野さん…も…」
おずおずと俺のに手を伸ばす。
「あっ…こら」
ニノの姿 態に高 ぶりきっていたオ レはニノの手の中でどくんと小さく震えた。
「俺は…いいの」
ニノの手を引っ剥がすと、ニノは「なんで?」と言いたげな訝しげな顔つきで俺を見た。
「その…ほら…歯止めがかかんなくなるってか…」
「歯止め、かけてたんだ」
ニノはいたずらっぽく笑うと、また俺の に触れた。
「…当たり前じゃん…あ、こら」
ニノは両の手の平でオレを包み込んだ。
「だめだって、ニノ…」
快 感をとらえ始めた体を思いっきり押さえ込んで、ついでにニノをぎゅっと抱きしめて、自由を奪う。
「離してっ…俺にもやらせて…」
「ダメだって、そんなしたら…」
もう、
止まんなくなる。
今だって、お前のこと、
欲しくて欲しくて、たまんねぇんだから…
俺の を触ろうとジタバタするニノは、俺が抱きしめると大人しくなった。と思うと、口を開く。
「…やらせてくんないなら…」
ニノは言葉を切って、俺の顔をじっと見た。
「シて?」