君の瞳でつかまえて 26-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。








Side O







「え?」



それって、どういう…



「…最後まで」


さっきまでぼうっとしているように見えたニノの瞳は、いつのまにか強い光を宿していた。


「だっ…から、そうなんないように…頑張ってんだって」


ニノはすぐに眉を寄せて首を振った。


「やだ…」


「ニノ…」


ニノは、ふ、と一瞬、いたずらっぽい笑みをこぼした。


「体の中も、調べなきゃいけないんでしょ?」



あ…



潤王子に言われたやつか…



「あれは…」


俺が首を振ると、ニノは唇を尖らせた。


「あなたと…くっつきたいよ…これ以上ないくらい…」


「ニノ」


腕の中のニノを、またぎゅっと抱きしめて、顔を俺の肩にもたれ掛けさせる。



そんなん言われて…



顔が見えてっと…



気持ちが、おさえられなくなっちまう…



ニノは俺の腕の中で身をよじると、俺の首  筋に唇を寄せた。そのまま、あごに、頰に、軽く触れるだけのキ  スをする。


「ニ…ノ…」


「一緒にいられんの…最後かもしんないでしょ?」


ニノは俺の頰に唇を寄せたまま苦しげにつぶやくと、俺の腕の檻から自分の両腕を出して、俺の後頭部を抱き寄せた。


「あなたと…もっかい…こんな風にできる日が…くるかどうか、わかんないもん…」


ニノは自分の頰を強く俺の頰に押し付けた。そのまま唇を俺の唇に移動させる。


「だから……あっ」


ニノの唇が俺の唇に重なった瞬間、俺はたまらなくなってニノをぎゅっと抱いたまま、寝台に倒れこんだ。