君の瞳でつかまえて 40-2 + | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ













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Side O






「ニノ……」


「あっ…ゃんっ……ふ…ゃ…」


手を、尖  り出した上  半  身  の 突  起には  わせたまま、耳を  甘  がみする。



…どうしよう…



…いっときでも……



西国に、行かせたくねぇ…



この部屋から、出したくねぇ…




「…大野さん…はぁ…ゃ…用意しなきゃ……」


ニノは俺の二の腕にふ  れて、ぽんぽんとあやすように叩きながら、吐息の合間で呟いた。


「ヤダ…」


俺は駄々をこねるように呟いて、吐息をニノの耳に吹きかける。


「やっ…ダメだって…懇親会…」


ニノは体をびくっと揺らしながらも、俺の体を押した。


「ん…」


俺はしぶしぶニノから離れて、身を起こす。


ニノはくすりと笑って、俺の頬を両手で包み込んだ。


「どしたの?眉下がってる」


「だって……」


「『だって』、何?」


尖らせた俺の唇を、ニノはいたずらっぽく笑いながら指でなぞった。


「…ニノ…ホントに…戻ってくるよね…?」


「大野さん…」


俺が抱き寄せると、ニノは素直に俺の腕の中に収まった。


「戻ってこなかったら…西国に突撃するかもしんないから…ちゃんと…戻ってきてな?」


「突撃って…」


俺が呟くと、ニノはまたくすりと笑った。俺の体に預けていた頰を上げて、俺と視線を合わせる。


「あなたとは…手  錠で…つながれてるから、大丈夫だよ」


「へ?」


俺がキョトンとすると、ニノはふふっと笑う。


「さっき外したじゃん」


ニノは笑みを浮かべたまま首を振った。自分の左手の親指と人差し指を輪っかにして、右手首にはめるような仕草をした。


「見えないけど…もう…俺はずっと、とらわれてるから…あなたに」


「ニノ…」


俺はニノの右手首を、左手でぎゅっとつかんだ。