こんばんは、雪乃です。
タイトルは
「大宮担がセカムズ10話見て妄想した話」
とどっちにしようか悩みました(^_^;)
…ということで、今回の妄想には、セカムズ10話のエピソードを使ってます。
まだ見てない!って方はネタバレあるのでご注意くださいませ。
タイトルは、悩んだ末、パクリ(^▽^;)
(なんのパクリか、伝わると嬉しいなあ。セカムズにもちょっと出てきました(*^.^*) )
あまり長くならない予定です。
《今回の妄想について》
・比較的最近の出来事として書いてます。情弱なんで(汗)、矛盾エピソードとかあってもスルーしてくださるとありがたいです。
・久々に、リアル大宮のデキてない設定☆で書きました。
ではでは、前置き長くなりましたが、よろしければおつきあいくださいませ
Side N
気づいたのはいつ頃だったんだろう。
たぶん、俺たちが嵐を名乗る前から、
それは始まっていた。
男同士、
同じアイドルグループのメンバー同士。
何度も、
何度も何度も、
忘れようとして、消えない思い。
そして、「絶賛」片想い継続中。
何度も、
何度も何度も、
忘れようとして、消えない思い。
そして、「絶賛」片想い継続中。
こういうのを、
世界一難しい恋って言うんだよ。
「そんで…何しに来たの?」
努めて冷静を装って、夜遅く急にやって来て俺ん家のソファに腰掛けている来訪者に問いかける。
大野さんが俺の部屋にくるなんて…
普段、俺の想いは、心の奥底に押し込めて、ぎゅうぎゅうに踏みしめてあるから、この人が微塵も気づいてないのはわかってる。
だからこそ、こんな夜に何しに来たんだろ…
「ふふ…言い方あんだろ」
俺が答えずに隣に腰掛けると、大野さんはカバンから台本のようなものを取り出した。
それを俺に向かって掲げて、彼は少し緊張した面持ちで照れたように切り出した。
「あのさ…今度ドラマでむずいシーンあっから、演技指導してよ」
「は?」
驚いて声をあげる俺を見て、大野さんは気落ちしたように声を落とした。
「ごめん…やっぱヤダよね…もう夜遅ぇし…」
「いや…んなことないけど…なんで俺なの?」
俺が聞くと、
「ん…えっと…あ、ほら、アカデミー賞!取ったじゃん、ニノ」
なぜか大野さんは慌てた様子で、取り繕うように言った。
「いただきましたね」
「ちょっと…特殊なシーンだから、ニノに一緒にやってもらって、演技指導してもらいてぇの」
「演技指導って…先生じゃないんだから」
俺は笑いながら、大野さんの手から台本を取った。
「まぁいいよ。一緒にやったげる。どのシーン?」
俺が台本をパラパラとめくると、大野さんは「えと…5ページのしりとりのとこ」と小さく呟いた。
「んじゃ、俺は相手役でいいんだよね?セリフ入ってる?」
「ん…たぶん」
大野さんは珍しく落ち着かないそぶりで部屋のあちこちに目をやりながら頷いた。