君を瞳にとじこめて 5-3 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ




5-2が消えていたら
教えてくださいm(_ _)m




















Side O






「なんで嘘つくの?」


「…っや……あぁっ…」


ニノは目をぎゅっと閉じてかすかに首を振った。閉じた瞼を縁取るまつ毛が、ふるふると頼りなく揺れる。


「朝、言ってたのも嘘?俺と山田間違えたとか」


「ちがっ…ひゃ…ぅ…やぁっ…」


手のひらの圧を高めて少し揺らしてやると、ニノはあ  えいで顔を上げた。


感  じきって、とろんとした瞳。


「はぁっ…ごめ…ごめんなさい…」


ドキン


半開きの唇が、謝罪の言葉を紡いで、胸が騒ぐ。


「…なんで謝んの」


動揺を押し隠すように、俺はニノの中  心をきゅっと包む。


「ぁう…その…大野さんと…涼介…間違えて…ごめ…」



俺は「大野さん」で



山田は「涼介」…



ちくりと胸が痛んで、俺は思わずぎゅっとニノの中  心を握りしめた。


「あぁっ…その…やぁ…和也って呼ばれて…つい…」



『和也』って…



「あいつに和也って呼ばせてんの?」


ニノの顔を正面から見据えると、ニノは慌てて首を振った。


「ちがっ…あの…」


ニノが口を開いたとき、寝室のドアがノックされる音がした。


「和也様、昨夜調査依頼のあった件、結果のご報告なんですが…今よろしいですか」



櫻井大尉の声…



ニノと目を合わせると、ニノは焦った顔で首をぶんぶんと振った。