BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side M
驚いて、一瞬 奥 へ引っ込もうとするニノの 舌 に自 身 の を絡 める。
「ふぅ…ん…ぁ…」
ニノの丸っこい手が、ニノの 耳 にさ わ っている俺の手に、力 なくふ れる。
くち ゅくち ゅと小刻みに 熱を 絡 めて揺 ら してやると、ニノの呼吸が荒くなってきた。唇 から時折漏れる高い声も、鼻から抜ける吐 息も、全部が甘い。
「んぁ…っは…あの…」
ニノが少し力を入れて俺の肩を押したから、俺は 身を 離した。
「俺…溶けそうになる…」
ニノはウルウルの瞳で息を切らして俺を見つめた。
「やめる?」
「っ…ふぅ…」
ちゅ…と唇 を合 わせて、すぐに離すと、追いかけてくるニノの唇。
「はぁ…」
マリブコークのせいなのか、キ スのせいかわからないけど、ニノの色 白の頰はピンクに染まっていた。悩 ましく寄せられた眉根が可愛い。
「リーダーのこと、忘れられたでしょ?」
ニノの顔を覗き込むようにして言うと、ニノは途端に口を尖らせた。
「今ので…思い出したんすけど」
ニノの眉間にシワが寄っていて、思わず俺は噴き出した。
「ふふっ…ごめんな」
恨みがましく軽く睨んでくる潤んだ瞳が可愛くて、俺は思わずニノの 頭 をな でた。
「じゃ…さ…忘れるために…もうちょっとだけ…して…みますか…」
頭をな でる手でニノの柔らかな髪をも てあそ びながら、ニノの顔を覗き込むと、ニノはは ずか しそうに目を伏せて、こくっとかすかに頷いた。