Uncontrollable 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。



こんばんは、雪乃です


智くんハピバ企画にコメント・メッセージ下さった方々、ありがとうございました!

その中でいただいた「智くん受け」「いちご」というお題を受け、いちごの短編を書いてみました(^ ^)



つまりは  潤くん  ×  智くん  なので、智くん受けはちょっと…って方はご注意くださいね。


ではでは、大丈夫な方、
よろしければ、読んでやってくださいまし(^-^)/





























-----








Side M








その才能に惚れてる人を  組  み敷くのって、こんなにぞくぞくするもんなんだ。


俺は、俺の下で、時折照れたようにふにゃんと笑うリーダーを見下ろしながらそう思った。











ツアー最中の、ホテルの俺の部屋。


もしかしたら、今夜、この人が来るかも知れないとは思っていた。

昼間、リハ中に意見が衝突して、言い合いになっちゃったから。




ソロ曲だろうとなんだろうと、俺はこうした方がいいと思ったことは言ってしまう。リーダーの魅力を一番わかってるのは俺だって思ってるし、それを一番いい形で観客に見てもらいたい。



この人は、自分の魅力に無頓着だから…



でも、この人は感覚的に、こうしたいっていうのがいつも、絶対的にあって。


人と意見が食い違っても、リーダーが自分の意向を論理的に説明するってことはあまりない。たぶん、言葉にできないような、いわゆる勘だったり、感性の世界だったりするんだろう。だから、意見をすり合わせるってことはあまりしない。


いつも、白か黒。


今日は、というか今日も、折れないリーダーに、俺が降参した。








リーダーが俺の部屋に来るのは、そんな日が多い。


「飲もうよ」


事前に連絡くらいくれればいいのに、突然ホテルの部屋のチャイムが鳴って声が聞こえる。


ドアスコープから覗くと、同じように覗く真似をしたリーダーで…



こういうのされると、ますます、かなわねぇなって思うんだよな…



部屋に迎えいれて一緒に酒を飲む。


リーダーは、酒が入るとたちまちふにゃふにゃになって、ベ  ッドにだらんと寝転んだ。


{A04B34B1-7C59-46FC-B86E-49D7F87CA827}



「寝んなら自分の部屋行けよ?」


「んふふ、気持ちいい」


酔っ払ったリーダーはゆっくりと仰向けになった。そして脇の椅子に座った俺を見上げた。その瞳が急に真面目な色になっていて、どきりとする。


「こら…もう、襲  うぞ〜?」


俺は雰囲気を元に戻そうと、冗談めかして言った。


「いいよ、しようよ」


リーダーはあっさり言って、両手を広げた。


「は?」


「ほら、おいで?」


「は?マジ?」


俺が驚くと、リーダーは急に心細そうな表情になった。


「え、何回かシたよな?ハワイんときとかアメリカんときとか」


「シ…たけど…あれは…」


そう、確かにリーダーとは何回か、寝た。15周年のハワイのときと、その次の年にふたりでアメリカに行ったとき。


ハワイのときは、15周年でふたりとも酔ってセンチメンタル入ってたから、俺ははずみみたいなその夜を、そのせいにした。アメリカのときも、異国の地で感じる開放感でふたりともしたたかに酔っていて、またもやそのせいにした。



でも今は…



こんなこと考えられるくらいには、理性がある。



「おいら…あんまり覚えてなくて…ずっと、潤ともっかいシてぇなって思ってたんだもん」


リーダーは唇を尖らせて、気まずそうに目を逸らして小さな声で呟いた後、また俺を見上げた。キレイな形の瞳が、期待で潤んでいるように見える。



…前言撤回。



理性なんか、すぐなくなる。



俺は、飲んでいたグラスをことりと置いて、リーダーに覆いかぶさると、その唇に口付けた。