BL妄想です
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もう少しお時間くださいませm(_ _ )m
では、「Be My Baby」続きですー☆
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Side O
その日はニノとひとつになれなかったけど、俺は満足だった。こんな長く一緒にいて、やっと気持ちが通じあったんだから、ゆっくり進んでいけばいいや、と思った。
それに、ニノも俺も仕事は忙しかった。
ゆっくり会うことはできなかったけれど、仕事で会うことはできた。ニノはこのところゲーム熱がすごくて、控室でもずっとゲームに熱中していた。
それでも、俺に気づくと皆に気づかれないよう、はにかんだようにかすかに笑う。
それが可愛くて、できるなら、やっぱりニノのことを抱きたいと思った。
でも…
ニノを抱くんなら、
ニノにちゃんと納得してもらって、安心してもらいたい。
何かできることあんのかな…
ニノは笑みを見せた後は、すぐにゲームに戻っていく。丸まった背中を見ると、本当に熱中しているようだ。
こいつもおいらとおんなじだもんな…
好きなタイプは、放っておいてくれる人。
おいら明後日休みなんだけど…
今の状態で、誘ってもいいのかな…
Side N
大野さんはすごく忙しくなって、仕事以外ではなかなか会えなくなった。
あの夜以来、仕事をしていても、大野さんの熱い瞳とか手とか、押し殺したような荒い息遣いをふとした瞬間に思い出してしまう。
そのたびに、どきりとする自分がいることに、俺は戸惑った。
これは、ダメなやつだ…
大野さんの好きなタイプは、放っておいてくれる人なのに…
こんなにも、大野さんのことばかり考えている自分のことを、知られたくはなかった。
大野さんは忙しいのに、一度甘えると、俺の歯止めがきかなくなりそうで怖い。だから俺はますますゲームに没頭した。
相手が忙しいってわかっているのに、「会いたい」って駄々こねて、相手を困らせるほど俺は子供じゃない。無理して会っても、ダメになっちゃう。
せっかく気持ちが通じあったんだから、そんなのは絶対にごめんだ。
「リーダー、明後日休みなんだって?」
控室のソファでくつろいだ相葉さんが、釣り雑誌を眺めていた大野さんに聞いた。
そっか、大野さん明後日休みなんだ…
会いたいな…
会いたい…けど…
「釣りとか行くの?なんかこの前知念と行くって言ってたじゃん」
「ああ…そうだな…悪いことしちゃったよな…誘ってみっかな」
大野さんはちらちらとこちらを見ながらポツリポツリ答えた。
そっか…俺が小畑さんとふたりで飲むことになったから…
この前、キャンセルしてくれたんだもんね…
相葉さんが控室を出て行くと、大野さんとふたりきりになった。
「ニノ…明後日って…」
大野さんは窺うようにこっちを見ていた。
ホントは早めに終わる予定だけど…
「あ、結構夜まで詰まってる」
「そっか」
心なしか、ホッとしたように見える大野さんに俺はニコッと笑った。
「釣り、楽しんできてよ」