BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ
今日はこちら2つめです
Side N
もどかしくて、思わず顔を横に背けて唇を離す。大野さんは一瞬ちらりと俺と目を合わせると、ふ、と微笑んだ。
「ちゅ、う」
「ぁ…ん、んっ」
また重ねられ、入り込んでくる熱い 濡 れた 感 触 に、もう待ちきれない己が切なく泣いているのがわかる。
やだ、さわって。
もう、さわって欲しい…
「やだ…」
ああ、もう…
なんて声出してんの、俺…
唇を離して、恨みがましく大野さんを見つめると、ふふっと笑われた。
「何が、やなの?」
大野さんは、笑みを浮かべながら、俺の頰に唇で軽く触れ、そこから耳へと唇を滑らせていく。
「あっ…ぁんっ…やだっ、さわってっ」
「うん、さわってる」
くすくすと笑いながら耳元でいたずらっぽく囁く大野さんは、悪魔みたいだ。
俺は子供みたいに首を振った。
「違うの?」
ーーあなたなんか、俺にいつも、
いたずらされてればいいんだ。
そんで、
あなただって俺のこと、
いつも考えてりゃいいんだ。
俺は大野さんと目を合わせた。顔も、そこも、体も、全部熱かった。
「脚、開 いてるとこ、さわって…」