君と、はじめて 2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ



















「あー、にのだぁ」


店に着くと、テーブルに突っ伏していた大野さんが顔を上げて、嬉しそうに声をあげた。松兄が大野さんを呆れ顔で見た後俺に言った。


「すんげー飲んでたよ」


「まじすか。なんかすみません…大野さん、帰る?俺送ってやるから」


「帰んない」


「は?なに、わがまま…」


大野さんは唇を尖らせて、立ち上がると、俺に抱きついて来た。


「もーこの、酔っ払い!」


慌てて払いのけようとしたけれど、大野さんは野生児みたいな動きで俺の手を取って、そのまま俺をぎゅっと抱きしめた。


「ニノと一緒にいる…」


大野さんの香りが、俺を抱きすくめて離さない。


「ちょ…どうした…」


「ニノんち行きたい…」


耳元で囁かれると吐息が耳にかかってぞくぞくする。俺は慌てた。


「わかったから…ちょっと、離れて…」


「なんで?やだよ」


「ほら、一緒に帰るから、な?」


子供みたいな大野さんをあやすようにしながら、松兄がまとめてくれた大野さんの荷物を受け取った。











助手席に大野さんを放り込み、運転席に座ると俺はため息をついた。




…なんなんだ。




人がせっかく、プライベートでの接触を断とうとしてるのに。






そばにいたら、


俺は絶対、離れたくなくなる。





わかってるから、


極力大野さんの私生活には関わらないようにしてたのに。





俺だってほんとは、


このまま帰らせるなんて、したくない…






すやすや眠る大野さんを乗せて、俺は車を走らせた。