Villa No.14 #55 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


こっそり?
月曜朝までアメンバー様募集中♪
ご希望の方はこちらの記事
ご参照ください☆





BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ



第1話→★★★

一覧→◇◇◇



















Side O







部屋に満ちた朝日が眩しくて目を開ける。ゆっくり身を起こすと、窓の向こうの真っ青な海が目に飛び込んできた。現実感のない光景に少し不安になって隣を見ると、ニノがすやすや寝ていて俺は安堵した。白い掛け布から飛び出たニノの肩はシーツに負けず真っ白だ。もう、滑らかだと知ってしまった首筋には、朝日がくっきりと陰影を落としている。



この体を昨日…



思い出すと、また体が熱くなってくる。そのとき、ニノがぱち、と目を開けた。


「ふふ、はよ…」


声をかけて、ベッドの上で起こしていた身をもう一度ニノの横に横たえる。


「お…はよう…ございます…」


事態を理解したのか、ニノの耳がたちまち真っ赤に染まっていく。掛け布から出していた腕を、もそもそと中へしまおうとするから、そこを追いかけて腕の中にぎゅっと抱きしめる。


「起きてたの…」


「うん…ニノ見てた」


照れるだろうな、と思いながら、ニノが照れそうなセリフを言うと、案の定ニノは顔を赤くした。


「…バカ」


「かわいい」


額にちゅ、とキスをするとニノは呆れたような目で見上げてくる。


「聞いてます?私の話」


「うん…」


額に落としたキスをまぶたや頰にも落としていく。ニノが小さく「大野さん…」と呟いて、自分から唇を寄せてきて、俺は嬉しくなった。


「ん…」


みずみずしいニノの唇を吸い上げてから、唇を離す。一瞬で潤みを帯びたニノの瞳に、昨夜の温度が蘇ってきた。


「体…大丈夫?」


腰を抱き寄せながら聞くと、恥ずかしそうに肩をすくめながらニノはこくりと頷いた。


「メシ…ルームサービスにすっか」


「え…できんの?」


「できるよ」


朝食に行くのはいろんな意味でためらいがあり、俺はのそりと起き上がった。ヴィラから出たくなかったし、今のニノを他の奴に見せたくなかった。すげぇ…色っぽいんだもん…


「何食う?」


ルームサービスのメニューをニノに見せると、ニノは起き上がってそれを開いた。


「英語わかんないな…あ、大野さんnoodleありますよ。noodle 食べたい」


いたずらっぽいニノの笑みに、昔2人でnoodle を頼もうとしたときのことを思い出した。


「また皿だけ一枚来たりして」


俺が言うとニノはぶはっと噴き出した。