Villa No.14 #63 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。



BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ



第1話→★★★

一覧→◇◇◇

















Side O








我慢できなくて、桟橋の途中でニノにキスしたら止まらなくなって、俺は内心慌てた。何度か交わしたキ  スの後で、ニノと視線を合わせると、恥ずかしそうに潤む瞳に頭がぼうっとする。お互い、いろんな恋をしてきたはずなのに、何でお互いのことに関してはこんな初心(うぶ)なんだろう…


俺は再びニノの手を取って、桟橋をぐんぐん進んだ。早くヴィラに連れて帰んなきゃ。連れて帰って、そんで…



思いっきり愛しあいたくてたまらない。



14番のヴィラの前で止まる。鍵をポケットからさぐり出そうとしたら、後ろからすうっと鍵が差し出された。思わず見ると、困ったような恥ずかしそうなニノの顔。その鍵を鍵穴へ入れて回す。カチリ、と音がして、扉が開いた瞬間、ニノを部屋の中へ連れ込むようにして入れた。


「おお…のさ……」


抱  きしめて  唇を塞ぐと、ぎゅっと抱  きしめ返してくれる細い体が愛しくてたまらない。熱い口  内  に  舌  を忍ばせていき、たちまち深く貪り合う。しんとした、波の音しか聞こえないヴィラに、濡  れた音が響いた。ヴィラの中にはニノと俺しかいない。



やばい、すげぇ、幸せかも…



抱き合ったままもつれ合うようにベ  ッドルームに移動して、ベ  ッドへ座ると、Tシャツを脱がしあった。


「っん…んっ…ゃ」


座ったままの姿勢で唇を塞いだまま、上半身の尖りをくりくりいじると、俺を抱きしめるニノの手に力がこもる。感じてるニノってこんなかわいいんだな…。もっと感じさせたくて、丹念に緩急をつけながらそこをいじると、ニノは堪えられないといった風情で唇を離して声をあげた。


「や…そこばっか…」


「ごめん…かわいくて」


「っあ、あ」


きゅ、と強めにそこを摘むと、ニノはいやいやするように首を振った。



やばい…



かなりかわいい…



ニノをぎゅっと抱  きしめて、ベ  ッドに横たえた。