やーやーやー。
先日、鉄人(我が母)から電話があった時の話。
鉄人(我が母)は、めーーーーったに電話をかけてこない。
が、かけてきたので、
絶対、私のワークスペースの話だなと思っていた。
案の定、ワークスペースの話も出てきたのだが、どうやら今回はそれだけではないらしい。
「私、キッチン買っちゃったんだけど、どう思う??」(鉄人)
…………
どーーー思う????
どうって?買っちゃってるんだよね?
でも、なんだか、まだ頼んだばかりだから、
「今なら引き返せる」みたいな喋り方。
私は言った。
「いーじゃんいーじゃん!!!やっと踏み切ったんだね!!」
鉄人は、何年も前からキッチンを入れ替えたいと言っていた。
だけど、業者や友人にどう思う?と聞くたびに、
「まだ全然綺麗だから、入れ替えるなんてもったいないよ!」
と言われ、また磨いて使う…を繰り返した。
鉄人は30年使ってたキッチンをずっと替えたかったのだ。
皆が言うように、壊れているわけでもないし、私から見ても30年使ったキッチンのように見えない。
手入れはされていたようだし、
初めて見る人からしたら、
「なんで替えるの?」だろう。
でも、鉄人は「替えたい」と思いながら、もう何年もそのキッチンに立っているのだ。
ホームセンターや、ショールーム、行くたびに、新しいの欲しいなーと目を輝かせ、
その後、人に相談して買わない方向に引き戻される。
もちろん父も、
「替えなくてもいいじゃん……」と。
それをずっと繰り返した。
70に近い鉄人。
今更変えても、もうキッチンに立って今までほど沢山料理をするわけでもなく、
ほんとにそんなに使うことはないかもしれない。
でも、鉄人は「欲しい」のだ。
だったら私は買うべきだと思った。
残り少ないかもしれない。
でも、その少ない何年かを今後もずっと買い換えたいと思い、ホームセンターに行くたびに後ろ髪を引かれ、
またキッチンに立って、あー、欲しいと思う。
そんなのもったいなさすぎる!!
どーせそんなに立たないキッチン。
けど、私は彼女の性格を知っているので、
彼女にとっては、キッチンももうインテリアなのだ。
そんなに使わなくても、毎日穴が開くほど見るだろう。
余生を、キッチン買い替えて、目の保養をしてもいいじゃないか!!!
嫌な思いを乗せて過ごすのではなく、
楽しんで過ごしていいじゃないか!!
誰に買ってくれと言ってるわけでもなく、
お金も自分で出すのだ!!(私はそれにさらにたかっているが!!!!)
自分の思うようにお金を使えばいい。
自分の好きな部屋にすればいい。
それが彼女の人生を楽しくするなら、
彼女の今まで何年も悩んできたことを晴らしてくれるなら、やったほうがいい!!
死ぬ前に、
「キッチン替えたかったなー」
と言っても、楽しめないのだ。
今ならまだ何年も楽しめる!!
私は、もう、押しに押した!!!
そして、「買ってもいいけどワークスペースのお金はちゃんと残しといてよ」という事もちゃんと押しに押しといた。
大きな買い物をするのは勇気がいること。
自分の気持ちを素直に聞いて、
不安を溜め込まず、
楽しい事を想像する。
不安に押しつぶされない。
目の前の自分に耳を傾けてあげるのも素敵じゃないかと思った。
以上、
「やっと思い切った鉄人」のお話でした。
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