津波被害が大きく、広大な土地が長い間
もぬけの空となってしまっていた陸前高田。

その広大な土地を活かすように建設されたのが
高田松原津波復興祈念公園。
9月に主要施設である東日本大震災津波伝承館と
道の駅がオープンしたばかりです。
この日も観光バスが停まり、外国の方が訪れ、
賑わっていました。


かつての道の駅タピック45は
津波の脅威を後世に伝える震災遺構として
この祈念公園内に存在しています。


入り口から伸びる道を歩き、階段を上がると、献花台。


そしてここに登ってようやく望むことができた広田湾。



松林を復活させようと、何本も苗木が植えられていました。
松は苗から植えないと大きく育たないのだそうです。
かつての名勝高田松原を何年かけてでも取り戻す。
そんな決意を感じる光景です。


祈念公園内にそびえる奇跡の一本松。
その背後にユースホステル。こちらも震災遺構として
津波の脅威を物語ります。


津波に削られた道、松の幹がまだ残っていました。

東日本大震災津波伝承館では、
被災した気仙大橋の一部や消防車、
津波の映像などが上映され、当時の被害の大きさや
津波の恐ろしさを伝える展示がされていました。
祈念公園も、伝承館も入場は無料です。
陸前高田を訪れたらぜひ立ち寄ってみてください。