またまたお酒の嬉しいご縁で、日本酒「仙禽」の十一代目蔵元・薄井一樹さんと食事をご一緒する機会に恵まれました!

そして先日、私に日本酒の奥深い世界を教えてくれた師匠・刀禰さんと、バイリンガルアナウンサーで酒友のレイチェル・チャンさんと共に、仙禽の蔵見学のため、栃木県さくら市氏家へ出かけることとなりました!


まずは宇都宮で途中下車してランチ!宇都宮といったらやっぱり餃子!餃子ときたらお供はビールでしょー!これから日本酒を味わうとしても無視の出来ないテッパンコンビネーションですキラキラ

平日昼間から乾杯するご機嫌な大人たちの図。


お腹と心を満たして、いざ氏家の蔵へ!


東京から電車を乗り継いで約2時間、仙禽の蔵に到着!


仙禽の創業は江戸時代後期の1806年。
仙禽とは、仙界に住む鶴を意味し、代々そのシンボルを受け継いでいるそうです。


和風モダンという言葉がぴったりな外観。重厚感とおしゃれが共存する素敵な応接室でまずは一樹専務から酒造りの考え方についてお話しをうかがいました。

その後、杜氏である弟さん・真人常務にバトンタッチ!蔵を案内していただきました。


蔵見学初めての私は、木桶の大きさとその美しさにびっくり!


こちらの木桶では、酵母も無添加(蔵付き酵母)という完全無添加にこだわった超自然派「仙禽ナチュール」が、昔ながらの生もと造りで醸されます。

近代的なタンクで仕込まれるのは、こちらも人気の銘柄「モダン仙禽」と「クラシック仙禽」。



仕込みを始めたばかりのタンクの中を覗かせていただきました。ふんわり甘くていい香り!


こちらはまた別の桶。
ぷつぷつと発酵の息遣いが聞こえてきます。


ひび割れたかつての煙突。その隣には神棚が。
東日本大震災の揺れで、屋根より上に出ていた煙突は崩れたそうです。その瓦礫は神棚には降り掛からず、怪我人も出なかったそう。被災地を訪れると、こんな神秘的なエピソードに触れることが。


蔵の仕込み水と同じ水脈状にある田んぼから収穫したお米で自社製造・瓶詰めまで一貫して行うドメーヌ化、伝統的製法などにこだわる一方で、

麹室を新しくしたり、レイアウトも作業のしやすさを考えて変えていたりと、伝統は大事にしながらも今とこれからを見つめる眼光の鋭さに「日本酒界を牽引するリーダー」と呼ばれる一端を垣間見た気がします。

蔵見学のあとはテイスティングを兼ね、蔵元のご兄弟と一緒に会食!という贅沢なコース(^^)


蔵の人気銘柄はもちろん、ユナイテッドアローズとコラボしたお酒も頂きました!


造り手のお二人から一つ一つのお酒のご解説をいただき、美味しいお料理と共に味わう仙禽は格別キラキラ
瓶のままお燗!もいくつか味わわせて頂き、美味しい仙禽を味わい尽くしましたルンルン


ワインソムリエの経験を活かし、今まで日本酒では邪道とされてきた甘酸っぱい味が「多国籍になってきた今の日本の食卓に合う!」との勝算を胸に、蔵を一躍人気ブランドに駆け上がらせた十一代目蔵元・薄井一樹さん。

レイチェルさんが薄井さんご兄弟を「アーティスティックに酒造りをされているスタープレイヤー」と呼称されていましたのですが、まさにその通りキラキラ

これからは仙禽を味わうたびに、ぷつぷつという音、美しい木桶、薄井さんご兄弟の笑顔が浮かんでくることでしょう照れ

素敵な旅をありがとうございましたルンルン