おはようございます!モモスムです。
昨日は水族館に娘と義理ママと訪れ、
カリフォルニアに生息すると言う巨大昆布ケルプを眺めてきました。
ナシュジオHPより。なんだこの生物・・・
大きいもので全長50mにもなるというこのゆらゆら揺れる不思議な海藻を
眺めながら、
ケルプに巻かれてカリフォルニアの海を漂いながら眠ると言う、
ラッコの様な生き方をしようと心に決めたのでありました。
ところで、皆さんはナンパってされた事ありますか?
人生で一回でもいいです。
「ねぇねぇ~何してるの?可愛いね!」
と、調子良く声をかけてくるアレですね。
おばさんも若い時は人並みに遊びに行きましたから、
クラブ、バー、道端などで声をかけられたことがありました。
しかし私はある日何故か、
「この人達の真の目的は一体何なのだろう?」
とただただ純粋に疑問に思い、
ネットで
「ナンパ クラブ」
と検索してみました。
すると、出るわ出るわ。
モテない素人童貞向けにナンパ法をネットで売りつける商材の広告やナンパ日記を綴ったブログの数々。
曰く、ナンパには種類があり、
道でするナンパを「ストナン」と言う、とか
番号を聞き出すことを 「番ゲ」
女の子の警戒心を解く会話を繰り出す事を「和み」、自分の連絡先を渡す事を「ブーメラン」
などなどの専門用語に関する解説や、
そのステップをキチンと踏みいかに効率よく一晩で出来る限りの「番ゲ」を行い、
最終的にセックス(GET)に持ち込むか、などのノウハウが溢れかえっていたのです。
(ちなみに出会ったその日にSEXまで持ち込む事を、即GETと言うそう)
※男性の欲望を素直に表した秘密の巻物
私は何故か秘密の巻物を発見したクノイチの気分になり、
その余りのおもしろさからある一人のナンパ師のブログにロックオンしてしまい、
彼のノウハウを必死に頭に叩き込み、
声をかけてくる男性のナンパスキルを勝手にジャッジするというマイブームを楽しんでいた時期があります。
やはり、ナンパしてくださる方のスキルが高ければ高いほど会話は面白い率が高く、
また驚く程爽やかなルックスで思わず好きになってしまいそうなキラーワードをブッ込んでくるイケメンなどもいたのですが、
イケメン・金回りが良い・口が上手い・計算されたように爽やかな男性は逆に恐ろしく怖くて逃げました。
後は、ブログによると、クラブ等で飲み物を奢るのは1人1杯までとか書いてあるのを見ていたので
一杯奢っていただいたら相手が番ゲに入ろうとする前にフェイドアウトしてみたりした事も。
(一杯平均800円で和ませ、番ゲに行くのが効率が良いらしい)
または、「可愛いね」 「その服似合うね」などの営業トークを繰り出してきたら
「あなたこそ本当にカッコイイ、ビックリしました・・・」 「その時計高そうですね」などとオウム返しをしてみたりもしました。
しかし私も人間ですから、相手が対人間である以上フェアに接したい。
ナンパのプロとして尊敬に値すると感じた時は潔く降伏し、
「今日はどれだけの収穫があったんですか?」
「やはり、おモテになるんでしょうね。そのテクはどうやって身につけたんですか?ナンパ成功の秘密はズバリ?○○さんのブログ見てます?」
と聞いてみたりして、気味悪がられていたりしました。
そんなある日、西麻布のとあるバーで黒人の男性に促されたアジア系のシャイボーイが英語でナンパしてきました。
彼の話を聞き流しながら私は後ろの黒人男性が只者ではない事を察し、
何をしてるのか聞いてみると、
「自分は日本で日本人女性をナンパしたい外国人向けに、ナンパのハウツーを金をとってレクチャーしている。その名も○○○!」
とおおらかに全てを教えてくれました。
彼のビジネスモデルは単純で、
HP(先ほどチェックしたらまだ存在していました)で客を集め、まとまった人数を集め大体のナンパ術をレクチャー→そのご実践指導宜しく皆でクラブに繰り出し、
シャイボーイの背中を押してナンパの練習させるわけなんですね。
そんな彼の外見はキュート系のヒップホッパー。アメリカの大学にいたらヒエラルキーの頂点に君臨してそうな雰囲気で、
こりゃ~モテない外国人がこの人に金を払ってでもナンパ法を請いたい気持ち分かるわ~
と感心したのであります。
***
前置きが長くなりましたが、何を言いたいかというと、
例えばこんな人と結婚したい、あんな人と付き合いたい、こんな会社に入りたい、何でもいいです。
その「こんな人、あんな人、あんな会社」
とは理想の人物や会社ですが、
その理想の相手が一体どういった思考回路で、
またその相手は一体全体何を望んでいるのかという事を常に考える様にしましょう、という事です。
前述のナンパエピソードは、
私がナンパされる側でいる若い女の子だった時に、
あえて相手(敵)の望むモノと、相手がその目標にリーチする為に使用している方法を知識として持つ事で、
雰囲気や甘いセリフ・お世辞に騙される事なく無事に終電に乗り込む事が出来たり、
目の前の人が一体何を望んでいるのかを常に慮る訓練が出来、
その訓練は人生の様々な局面で役に立っております。
なので、
「結婚相手に自分の幸せの全て委ねるわけではないけれど、やっぱりどうしても結婚して子供が欲しい!!」
と、今から彼氏や結婚相手を探したい若い女の子には、
ぜひ理想の結婚相手になりうる男性達に関するふか~い知識を仕入れておいて頂きたいと思います。
年齢が25~40で日本人男性または日本語が出来る外国人、収入はこれくらいで仕事はこうで、と理想の条件を足してみて
その理想の人の詳しいプロフィールを作ってみるわけですね。
例えば、大多数の人が望むこんな男性。
鈴木健太(32)独身。
地方から東京の6大学に進学、大手企業で現在の年収は約600万。
顔も身長もまぁまぁイケていて、仕事はでき将来性もあり、適度に肉食系。
スポーツも嗜み、現在は仕事が忙しくて彼女がいない。
話すと楽しいし気取らない付き合いが出来、子どももいつかは欲しいと思っている
さあ、こんな男性に選ばれたかったらどうしたらいいのかわかりますか?
おさらい問題ですね。
「相手の立場に、鈴木健太くん(32)の立場」になって考えるのです。
地方から東京に出てくるという事はそれだけ向上心が強く野心家=女性に求める外見レベルも高めかつその他の付加価値も同時に求めてくる
仕事が出来て将来性もあり=頭が良いので専業主婦目当ての女性の匂いを敏感に感じ取りそう
大手企業=上司受けや世間体を意識した結婚相手を選ぶ傾向
年収600万=子供の教育費にもお金かけいし、まだまだ共働きを希望する場合が多い
話すと楽しい=コミュニケーション能力が高くそれなりに女性ともお付き合いしてきているので見る目も厳しい
ちょうど良い肉食系=金と時間をかけて浮気相手を探さないかもしれないが、据え膳は食うであろう
などなど、相手が女性側に求める諸条件なども想像できる限りしてみるんですね。
そうなると、この鈴木くんが求めている理想の女性像は、
「自分よりも年収低いけど(プライドがあるから。でも二人合わせて1000万円希望)
「正社員もしくはフルタイム派遣で働き、外見は可愛く清楚な女子アナ風。派手なブランドをこれ見よがしに見せつけたりしない堅実なイメージがあり、もちろん料理が上手いに越した事はない。胸もAカップじゃちょっとな~…やっぱCくらい欲しい。
で、俺の上司に紹介しても恥ずかしくない常識もあって、あ、友達にもいいオンナ捕まえたなって言われる様な娘がいいな!!(・∀・)」
と、思っている確立が高い気がします。
経済的自立の上に可愛さや上司ウケ、料理の上手さに果ては少々のエロさも求めている訳ですね。
自分にも自信があるので、
これくらい高望みしてもいいだろうとナチュラルに思っているし、
何より彼らは「選ぶ」立場ですから、
それが専業主婦ともなるともっと厳しい目になっていく事は容易に想像できますよね。
自分が汗水たらしてストレスを押し殺して稼いだお金を、今後何十年かつぎ込む相手なんですから。
こう考えると、
健太くんなんかはまだマシで、
「そもそも結婚って俺らになんのメリットもなくね?」
と、大多数の若い男性が思っているのも事実な様です。
オスとしての本能は同じ女性を長期間求めない上に、
わざわざ苦労して努力して入った大学、会社。
その会社で更に大変な思いをして身を削って得たお給料のほとんどを、
いくら可愛いからといって半永久的に捧げ続けなければならないのです。
自分が男だったら、果たしてそんな事したいですか?
逆にいうと、そうまでしてもコイツと一緒にいたい、俺の物にしておきたいとと思わせるくらいの女性にならないと、
彼らから熱烈に愛されプロポーズされるのは難しいのでは無いでしょうか?
***
3日間に渡って婚活に悩む若い女の子向けのエントリーを書いて見ましたが、
いかがでしたでしょうか?
おせっかいなおばさんが一貫して言いたいのは、
現実を把握し本当の自分と向き合う事がいかに大切かという事です。
それを知らないと自分が高望みしているかそうでないかすら分からない。
悲しいことに、あなたをを守ってくれた頼もしい親はいつかは亡くなってしまいます。
子供可愛さに遺した円の資産も、日本の土地の値段も、
いつか価値の無くなる時代がやってくるかもしれません。
そんな時、あなたは一体誰に頼ろうとしているんでしょうか?
53歳になった自分がどんな生活をしているか想像出来ますか?
その時未婚で大した収入も無く、もし大きな病気を患ったりしたら?事故にあったら?
お金も身寄りも無い老後がいったいどんなものなのかをご存知なのでしょうか?
果たしてその様な状態のあなたを、愛するご両親が望むと思いますか?
それを少し想像した後でも、
まだ必要以上の洋服や美容グッズ、
53歳の時には友達じゃないかもしれない相手や道を歩くただの他人に見栄を張るための分不相応なブランド物が欲しいですか?
あなたが寿命を全うする時に、
良い人生だったと思える人生を送って欲しいと、
おばさんは心から思っているので、書いてみました。
それでは、今日も1日がんばりましょう!!