図書館で何気なく借りた本、やっと開けました。
パラパラと読んだだけでも面白そうな内容!
ペギー・オレンスタインという何だか牛みたいな名前の女性ジャーナリスト(でもNYタイムスやUSAトゥデイ・ヴォーグにも記事を書いている)が書いた本なのですが、
この方、自分が女の子を出産し小さな女の子を取り巻くメディアの洗脳に改めて唖然としたそうで・・・
- プリンセス願望には危険がいっぱい/東洋経済新報社
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
小さな頃から、ピンク・ピンク・ピンク!とピンクばかり着せたり、(うわ~・・・モモスムもやっちゃってるなぁ・・・ちなみに今日もそう)
プリンセス・プリンセス・プリンセス! は可笑しい!と。(あ・・・既に何着も娘のドレス、買っちゃってるし・・・)
別にいいんじゃない?可愛いし~とか個人的には思っていましたが、
女の子に容姿を過剰に意識させる傾向に警鐘を鳴らしているそうです。いわく、それは女の子が抑うつ症状になったり、過食症・拒食症を引き起こすきっかけになるからだ、とか・・・
モモスムも、小説「モンスター」「女神」「ナオミ」などなど新旧女性の美に関する小説を読んで、
ファッションショーに行ったり、読モワールドを覗いてみたり、ミスコン事情を聞いてみたり、
裏方としてオーディションで何百人もの「美人」を相手に仕事してきたり、
「美」を売りにしている人たち、そうでない人たち、その人たちの価値観、考え方、書いたり話したりしてるので、結構詳しいつもりでいたんです。
そして、その相反する価値観といいましょうか、いわゆるフェミニズム系の考え方にも少しは詳しいつもりなんです。そういう人も報道系の職場にいたし、(デモやったりオーガニック極めたりボサノバというかヒッピーというかアンチ・ハリウッドというか?)
女性であるが為に苦しめられて、男性に虐げられる国の人々の本を読み漁ったり。
一夫多妻制の国の女性が書いたここには書けないおぞましい悪しき習慣の本とかね。
だから、あんまりねぇ無自覚でもいけないけど女性である事でそこまでいろいろ苦しむのもちょっと・・・というか・・・ バランス良い人間であることが一番だな、という考えに結果落ち着いてる訳なんですが。
以前、こんな記事を書きました。→ ★ JJ発 女子大生にもカースト制度?
その記事の中で、女子小学生向けのファッション誌につけまメイクが紹介されている事を知って驚愕した、と書いたのですが、
本作「プリンセス願望には危険がいっぱい」に出てくる6~9、12~13歳のマイリー・サイラスのコンサートに訪れる少女たちもセクシーな格好をしているそうです。問題はそれを自覚していやっているのか無自覚なのかと筆者は指摘します。要は自分をセクシーに見せようとして意図的にやっているのか、それともただ純粋に「目立ちたい」だけなのか。
6歳児なら、仲のいい女の子と同じ格好がしたい、テレビで見たマイリーみたいな感じに装いたい、てな感じなのでしょう。
以前、ブリトニー・スピアーズが処女であることをアピールしながらも「無自覚に」セクシーな装いをしていた時にはファンは食いつき、意図的にセクシー路線に変更を図った時からバッシングが始まったといいます。
クリスティーナ・アギレラしかり、ヒラリー・ダフしかり、ヴァネッサ・ハジェンズ、オルセン姉妹・・・(フルハウスのミシェルは本当に可愛かったよね!)みんなみんな「PTAが認めるいい子の私は本当の私じゃない!」といっていきなり自分を娼婦のように見せたがります。そういうもんなんでしょうか。
・・・と、脱線しましたが、小さな娘さんがいるお母さん。
大きくなって娘が普通の体重なのに、「ダイエットするの」と言ってきたり、愛らしい顔で「ママ、整形したい」と言ってきた時に、
なんでそれをする必要がないか、10代の娘に説明できると思いますか?
また、小学生なのにマイクロミニにニーハイ履いたり、きわどい格好をしたい、そんな感じの商品が欲しい、と言ってきたら。
あなたはどうしますか?それらを相応しくないとあなたが思っている場合、それが何故か説明できますか?
自信がない場合は、本書を読むことをオススメします。