先日パンケーキパーティー→☆に伺った際、
待ち合わせまで時間があったので
本屋さんで時間を潰していて3冊本を買ったのですが、
こちらがその中の一つ。
買ったは良いけれど座ってじっくり本を読む機会がとうとうとれず、
止むをえず睡眠時間を使って、子供が寝た後家事を片付けて、午前3時ごろまでかかって読み終えました。
主人公の舞衣子はバブル時代を駆け抜けた愛人のプロフェッショナル。
売れないモデル時代に不動産王に見初められ愛人となり、着るもの、住むもの、食べるもの全ての分野において贅沢を覚えさせられる。その象徴とは広尾ガーデンヒルズの良い部屋であり、バーキンやケリーバックであり、香港旅行での買い物三昧であり、男が惜しげも無く与えてくれた高価な服や靴の数々である。
ちなみに私のバブル時代の知識は殆ど林真理子さんのエッセイと小説からであり、
キャンティを知り、よく分からないDCブランドというのが流行っていたことも知り、とにかく不動産業界やアパレル業界が元気だったとか、タクシー運転手も大儲けだったとか、
あり得ないほどに女性が男性から尽くされに尽くされていたとか
そんなイメージを"バブル時代の男女"というものに持っていて
その小説の中で描かれる世界は大層面白そうで興味深いけれど
たまにやっている雑誌の歴史特集号みたいなものでみる、80年代女性のファッションや髪型を見ていると
ルックス自体は絶対に現代の日本人女子の方が洗練されていて美しいなぁ、と思っていたりもして。
小説の中で林真理子さんが描く女性は超一級の美女。
そして、その美女と"謁見"する為だけに地位も名誉も金もある男達が奔走するのでありますが…
浅岡ルリ子さんや、加賀まりこさんの時代まで行くとさすがに現代美人にも負けない"美女"のオーラがありますが、
80年代ってどうだったのだろう…なんて思いながら小説を読んでいました。
と同時に、いくら若く美しく華やかであるのに
この舞衣子の様にその価値を利用し尽くしている女性がいる一方でし尽くしているとも言えないけれど
現代日本で驚くほど不遇の扱いを受けている若い美女達を見ると、
彼女達の違いとはいったいなんだったのだろうと私は深い思考の中に入っていってしまうのですよね。
※数年前も1度そのような思考に陥り書いた記事→美貌とハサミは使いよう~果たして、婚活に美貌は必要なの?~
どうでも良いかもしれないのですが、私は一時黒船到来!と叫ばれアメリカから来日してきたとあるグラビアアイドルが大好きでした。
日本人の好む抜群の割合で西洋と東洋の良さが配合された顔立ち。華奢で色白で、少しだけ幸が薄そうなオーラのある彼女に夢中になり、写真集まで購入した記憶があります。
そんな彼女が今でいう授かり婚をし、後に離婚。それからは主だった活動をせずビックリするくらいイメージとは違う形で表舞台に出て来た時は、
どうしてこのような美しさを持った女性がこのような人生を歩むのだろうと思っていましたが、
美しければまた、表舞台で活躍しなくても人生は充実していくのかもしれない…
なんてそんな感想を持った小説でありました。
久しぶりに彼女が人気絶頂の時にリリースした曲のプロモーションビデオを見てみましたが、
美しさと勢いと、やはり抜群のオーラがあり、
やはり勿体無いなぁ、活動を続けていたら絶対に応援し続けたのになぁ…と残念な気持ちが蘇ってきました。
さて、話が脱線してしまいましたが、
今の女性達は例え唸るほどお金があったとしても
バーキンやケリーバックを買うのかなぁ?
若い独身女性なら買うかもしれないけれど
何と無く、それらも何個も何個も買って持つというよりは
食の安全などに気を使い、オーガニックコットンやフェアトレードのセンスの良いもので衣食住を固める、
例えばセレクトショップやライフスタイルブランドで揃えた高品質のお洒落なものと暮らしたり、
人工的だけど、自然なものと共存するライフスタイルだったり。
湘南とかそこらへんはそんなイメージ。でも日本橋には昔からのコンサバなテイストを好む人がまだまだ多そう。
なんて勝手な妄想はやめて、これから土曜日のパーティのドレスの下見にまた行ってきます
前回はバタバタだったので、今日少し時間が出来たのでまたじっくり見てみようかと…
また追記しますね