クリスマスツリーが大好きな娘。
この時期は街を歩いていると、キラキラ光るツリー毎に足を止めて
「ママ、綺麗~!」
「ねぇこれ蝶々がついてる!」
なんて可愛く報告してくれます。
「私、ママに抱っこされてあのてっぺんの雪のやつタッチしたいなぁ」と。
ママが抱っこしたって届かないよ~、と伝えると
「じゃあ飛んでいきたいな…」と。
小学校低学年まで本気で「空を飛べるようになれますように」とお墓まいりでお願いしていた自分を思い出し
こんな会話をこの子が大きくなるまでずっと覚えていよう、そして伝えてあげよう、と思いながら実家へと向かいました。
*****
幸い私には年齢のや職業の幅を問わない"ママ友"が大勢いるので
彼女たちの価値観、育児論、思い出話や経験談などが全てフォルダ分けされて脳内に整理整頓されているわけなんですが…で、これ色んなママの悩み相談の時にそれぞれ取り出してシェアするの。
それこそ育児に対してのスタンスはみなさん千差万別。
時代、出身地、育ててくれた両親、家庭環境に人生で起きた印象的な出来事。
そんなこんなで独自の価値観が出来上がり、そして今の時代はその価値観をSNSというツールで前に押し出すか、
従来通り家庭の中だけで完結出来るかも選べる。
内輪のママ友に話して同意を得られないことも、SNSでは賛同して貰えたり、助かることも多いけれど
他のママの「完璧に見える育児」を目にして落ち込んでしまうママだっている。
影響力のある芸能人ママにはその一挙一動に批判だって集まる。
でも、例えば「自分は至らないのかも…」「私が仕事をしていてかわいそうかしら」「子供たちに正しい環境を与えているのかしら」「子供を預けて息抜きに遊びに行くなんて批判されるかしら」とSNSを見るたびに溜息をついてモヤモヤする時間に
もしかしたら子供が、冒頭に書いたような長年覚えていたくなるキラキラとした、幼児期にしか出てこない言葉をお母さんに向かって残しているかもしれない。
それを聞き逃したりするのは、母親として絶対にしたくない、と思う。
だからこそ、モヤモヤするだけじゃなくて、
自分の育児に対するスタンスを徹底的に思考して、
自分の行動に自分で論理的に説明が出来るようになると、
不思議とモヤモヤも消えて、スッキリ育児が出来る気がします。
他の人から何かを言われても気にならないメンタル。
そういう強いメンタルが、子育て期、特に幼児期には必要だな、と思ったわけです。
でも、私が特に大事だと思うのは、ここから。
今はSNSの発達で
芸能人でなくても、ブログやFacebookで自分の子育てを公開している人が多いし
そしてその分多くの人の目に触れているから
もちろん意見の異なる人からは、色々言われてしまったり、言われてるかな?なんて気を揉むことも、多いと思うんです。
で、そんな時
私が凄いなぁと思ったのは、
自分が少しでもコンサバ派から批判を受けそうなことは、完璧なまでにSNSに出さない、を徹底しているママ達。
少しでも家庭的な、良妻賢母な行動を取ったら、それを100倍にしてアピールする。
今、賢いSNSのプロフェッショナルママ達は、みんなそうしています。
いくら強いメンタルを持っても、
わざわざ批判の矢面に立つような行動を自分から取らない。
人から何かしらぐちゃぐちゃ言われたり、嫌われたりするリスクや手間を考えたら、
初めから批判の舞台にのせないことがスマートだと分かっているからです。
いくら自分やその周辺では「当たり前」と思っていることでも
世の中の何億もある細かい価値観からすると、「違う!」と言われてしまうことも、あるからね。
今からママになる人達は、当たり前にSNSと共に育ってきて
今じゃ彼氏とのデートの一部始終を公開する時代になっているというけれど、
その使い方を間違えて、火傷しないように、
炎上商法が意味をなさない一般人ならば、それで一旗あげよう!と考えてやっているのなら、別として
子供との穏やかな生活の為にも、
賢くSNSと付き合っていって欲しいなぁ…なんて
ヴィクトリア&ディビッドベッカム夫妻の子供達がSNSを徹底管理されているというのを聞いて
ふと考えてみたのでありました。