今日は朝から雨でしたが、
雨が上がった後娘にせがまれてお散歩に行き、
近所の見事な桜の美しさを堪能できました。
娘も綺麗だ綺麗だと喜んでいたので、引きこもりにならずお散歩に行けて良かったです。
濃淡な桜の花々が作り出すグラデーションが美しい、お気に入りの散歩道
娘も綺麗だ綺麗だと喜んでいたので、引きこもりにならずお散歩に行けて良かったです。
さて、表題の貧困本の感想について。
2014年頃NHKスペシャルで放送され非常に反響の高かったコンテンツを2本、放送出来なかったエピソードも含めて書籍化したもの。
NHKスペシャルは最近もママが気になる色々なトピックを番組化しているので常にチェックしていたい番組の一つです。
こちらの女性達の貧困〝新たな連鎖の衝撃〟には、
ネカフェで暮らす親娘3人
奨学金返済が暮らしを真綿のように締め付ける独身女性のエピソード
シングルマザーの貧困のセーフティーネットとなっている性風俗店
妊娠と貧困、予期せぬ妊娠で出来た子供をを養子縁組に渡すNPO
データで見る若年女性の貧困
などのエピソードが並んでいます。
FBやBlogを開けば華やかなママライフを送るみんなの生活が垣間見れますが、
この本のページをめくり続けると、日本の〝若年女性※18歳~34歳〟が現在進行形で向き合っている現実を垣間見ることができました。
NHK報道局の村石記者は、初めは子供の虐待問題を取材し続け、
子供を死に至らしめた加害者の7割が実母で、その実母の就業状況は無職が7割、パートなどの非正規雇用が2割と、
貧困・困窮・不安定な家庭環境から子供へのしわ寄せが来ていると言及。
これから子どもを産む若い女性たちが劣悪な環境で生きていることの危険性と、その本当の姿を直視しなくてはならないということで取材をスタートさせたそう。
私の知っているシングルマザーの人達は、
起業して社長をしていたり
議員になったり
タレントだったり
それぞれが、とてもいきいきとした生活を送っていて
つい最近も、フランス人の女性達がいとも簡単に子連れ離婚に踏み切ると書かれている書籍をご紹介しましたが
彼女達の場合は、
圧倒的に経済的にも国の手厚い社会保障制度にも恵まれているからこそ、
女手一つの離婚(実際は女手一つではなく養育費の支払いも子育ての分担もキッチリ行われる)踏み切れるしその後の生活も悲惨じゃないのでしょう。
日本でも、実家の助けがあるのとないのでは随分と違いますよね。
上手に助けを求めることが出来ることも、大事だと、
この書籍にも、虐待問題を取材し続けるルポライターの記事にも書いてありました。
アフリカや中東シスヨルダンの困難な環境に生きる女性達の書籍よりも
なんだか色々なことを考えるきっかけになりました。