「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」

という個人的に大好きな書籍をお書きになったコラムニスト、ジェーン・スーさんの新刊を購入しました。

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友人のバースデーパーティ会場に早めに着きすぎたので、見晴らしの良い場所で読み込みます。

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現在43歳だという、ジェーン・スーさん。

私がジェーン・スーさんを好きな理由は、比喩がシニカルで時事問題からメインカルチャーまでを網羅し、

それでいてクスッと笑わずにはいられない明るさとユーモアを感じるからです。

ご自身の感情について書かれながらも、どこか理知的な香りのする文章。私が大好きなタイプの文章です。

自撮りを「女の念写」とタイトルにしてみたり

ディズニーへの反応がその女の宗派をハッキリ表すという考察

ベランダに植えたプチトマトが何故かモンスター化するエピソードなど

今回も痺れました。

1番痺れたのは山田明子さんのインスタに関しての考察。

私も圧倒的に手が届かない「育ち」というものに打ちのめされるのが大好きなので、終始共感。

そして、ジェーンさんが最高と仰るのは、山田明子さんの雑でおおらかなインスタグラム。

今はインスタの時代だと、誰もが言っていますよね。お仕事でも、インスタフォロワーの多い人の需要は計り知れません。

そんなインスタワールドでは、自分を120%盛るのが当たり前で、オシャレな生活を切り取るのが当たり前な風潮のなかで山田さんのインスタグラムは素晴らしい!と。

ですが、山田明子さんが素晴らしいのは、モデルでスタイルも良く育ちが良いので、等身大をそのまま無自覚に晒しても素敵なんですよね。

ある時あまりにも無自覚に自宅のキッチンや自分のスエット姿を晒す一般人のアカウントを見たことがありしましたが、特に最高とも何も思わずスルーでした。

山田さんが芸能人なのに、綺麗なのに、完璧でないのを隠さず不完全=不幸ではないことをそのインスタ上で証明してくれているから、最高なのだとジェーンさんは仰っています。

これを読んで、私はすっかり山田明子さんのファンになってしまいました。

自分におおらかで、不完全な自分に自分でOKを出して、己に過剰な期待をせず、見切らず…

そんな人になりたい。

私はSNSが大好きなので、SNSと完全に縁を切ることは難しいのですが、

"人生色々あるけど、不自然さのない幸せに包まれているような雰囲気"、憧れです!

そのほかにも華原朋美さんがトップ・オブ・ザ・女子であった理由やビキニが手段の目的化になっている!などの何度も読みたいコラムがたくさん。

今日も仕事を終えたらもう一回読もうと思います。