いわゆる「おもてなし」と聞くと、トーンを揃えたリネン類にキャンドル、高低差のあるグラスを人数分、センターには低めか高めの花を飾るなど、凝ったテーブルセッティングを思い浮かべる私。


子供が大きくなって時間が沢山出来たら、

ああいうテーブルを作って女友達を呼んで海外ドラマ「デスパレート・ハウスワイフ」のようにお喋りに興じながらワインを飲み交わしたいと常々思っていた。

昨夜は、1週間ぶりに会うまなみんのお宅に招かれ夕方からホームパーティでした。

お料理は全てデパ地下、サラダは混ぜただけ~と仰るけれども、私は別に招いたからには料理は手作りが絶対だ!なんて一切思いません。

自分たちの為にこうして自宅に招いてくれ、色々と気を遣い用意してくれる、その気持ちが嬉しいんですよね。

逆に、デザートまで全て手作りの素晴らしいお料理を出されると嬉しい反面恐縮してしまいそう…

御本人が無理なく用意して下さる場合はただただ楽しいけれど、そうでない場合も多々あったりして。

私の母世代の方のおもてなしも楽しいんですけどね。遠慮のない会話とかが…と、話が逸れました。

そういえば、今月号のフィガロにも気軽な持ち寄りパーティが増えていると特集されていたっけ。

英語で言うと、「スモール・ゲット・トゥギャザー」と言われるような、本当に飾らない気取らない会。

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そんな風に昨夜は、用意してもらったスパークリングワインを飲みながら、気心の知れた女友達ならではの会話を存分に楽しみました。

ワインをあきみんのグラスに注ぎながら、海外ドラマの吹き替え風に喋り出す私。

私がコレをするということは、かなり相手に心を開いているということ。

まなみんとあきみんという2人の友達といると、喋りたいことがどんどん出てきて、自分が面白いと思ったことをペラペラ気にせず発言出来、2人はシニカルなジョークにも笑ってくれる。


酔いのせいもあってか精神がどんどん解放されていくのがわかりました。

日々の細々したイラつきやモヤモヤが一粒ずつプチプチと消えて蒸発していくイメージ。楽しくないはずがありません。

女も三十路を過ぎ、こんな風に時間を共に出来る女友達をキープするということがどれだけ貴重なことか、つくづく思います。

昔から職業に関係なく知り合いは沢山いたけれど、波長が噛み合わなかったりライフステージで自然と疎遠になっていく人たちも沢山いました。

そして私はこれからも、こういう人たちとより多くの時間を過ごそう…

とほろ酔いながら胸に誓い、帰路に着いたのでした。