先日、浅草の浅草寺の少し先に位置する『料亭 婦志多』にて、

親子でお座敷体験をしてきました。

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こちらの料亭は、『開運の名席』と言わており、明治29年に建てられた「宮戸座」という劇場の跡地です。

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今回は、こちらの『料亭 婦志多』で、日本に7名しかいないと言われる男性芸者の幇間(ほうかん)さんに、

お座敷遊びを教えて頂くという貴重な体験をしてきました。

まずは子供達が上座に座らせて頂き、かりんとうとお茶を頂きます。

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そこへ幇間の八好さんがいらっしゃり、まるで噺家さんのような粋な口上で登場。

「あたしたちはね、姐さんと旦那さんの仲を取り持つ役割もあってね…」と、聞いていて心地の良いリズムと伸びやかな声で、

料亭の歴史、待合茶屋との違い、東京と京都の芸者の世界について、などについて説明をしてくださいます。

私は花柳界の小説なども読んでおり、芸者のお姐さんの生き方にも興味があったのでとっても楽しめました。

昔の、豪快に遊んでいた日本の旦那(お客様)達が料亭に良く遊びに来てい時代の話。

旦那が帰るまでが営業時間。2日間通しで遊ばれることもあったんだとか。

幇間さんを散歩に連れ出し、あえて川に飛び込ませて、新品の着物一式を買ってあげるということをしたりする旦那もいらしたそう。

最盛期には、400人余りの幇間さんがいらしたといいます。今は、7人。

また、向島や赤坂、浅草など土地毎の芸者さんや料亭の違いも細かく教えて頂きました。

次は、八好さんの踊りを魅せて頂く時間になりました。

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通常は地方のお姐さんがいるそうですが今日はipodで笑

踊りが、本当に素晴らしくて…

私も日本舞踊を3歳から続けていますが、このようにお座敷で旦那やお客さまを楽しませる類の踊りの完成度の高さに本当に感動しました。

この方はパントマイムをずっとやってらした方なので、途中コミカルな動きを入れたり、

パントマイムをしてらしたからなのか、走っているように見える足捌き、運び方が天才的。

この体験を企画してくださった方は、とにかく一流の日本文化や伝統芸能を、二次情報ではなく一次情報で伝えたいとの志がある方で

娘がもう少し大きくなったらもう少しこの素晴らしさを分かってくれるかな…と思ったりしました。

でも、お座敷で「私日本舞踊好き」と他のお母さんにアピールしていたので、良い影響があったことは間違いないです!

今年もお稽古初めが楽しみ。

さて、お座敷芸はこの、手ぬぐいや扇子、羽織を使った動物当てや

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こちらのお座敷遊び体験。お歌を唄って頂き、リズムに合わせて手を真ん中に置いていくお遊び(名前忘れました)を体験しました。

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酔った状態でやられることが多い遊びなので、盛り上がるんだろうなぁ…なんて。

とっても楽しく、縁起の良い新年最初のイベントとなりました。

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