こんにちは
今日の東京は、しっとり雨
雨の日は
晴れの日よりも、
ゆったり時間が流れる気がする
5月の時期にいつも思うのは、
暖房も使わず、
クーラーもかけず
快適に過ごせるのって、
なんて幸せなんだろう
外的な何かによって、身体が快適な状況をつくりだすことなく、
あるがままの状態で、快適でいられる
当たり前すぎて気が付かないことのなかに、
幸せがある
失って気づくのは当たり前で
当たり前の中にある、 ”それ” を
失う前 に、どれだけ沢山気づけるかどうか
それができればできるほど、
”幸せ” が 無限に大きくなっていく
自分の夢を追いかけ、成し遂げたり、
新しく創り出していく喜びもある
どちらも大切だけど、
後者で幸せを感じるのは自然な流れだけれど、
前者は、自分でよーく観察しないと、気づかないことが多い
ちなみに私は毎夜、
快適なベッドに寝転ぶたび、
幸せをかみしめてます
3年前。
2回目(10年ぶり)のネパールに行った時に、
標高3500m位の小さな山の村で泊った宿。
泊ったのは、村の中では、一番”高級”な宿だったけれど、
夜になると激寒な気温でも、ストーブなどの暖房器具は無く、
お湯はもちろん出ない。
草がぼーぼー生えた広場(のような庭)に面して、木でつくられた平屋が並んでる感じ。
”錠前”というに相応しいような、10センチくらいの重たい金属の鍵を差し込んで
ぎしぎしいう扉をあけると、部屋。
小さな蛾も部屋の中に飛んでおり、
一応雨風はしのげるようになっているけれど、ほぼ、外にいるのと変わらない感じ(笑)
ベッドと小さなテーブルのみの簡素な部屋、
隣接した小さなバスルームにはトイレ(流れは悪いが一応水洗なのが何よりありがたし)と、トイレの1m脇の壁に備え付けられたシャワーヘッド、水道管はむき出しの小さな洗面台。
水しか出ないシャワーなのでもちろん浴びるのは諦め、
宿の人からもらった暖かいお湯の入ったポットを、手のひらにすくって、かろうじて顔だけ洗って、歯を磨き。
ガタガタ震えながら、2枚の分厚くて重い毛布をかけてベッドに寝転んでも、寒すぎて寝られず
身体は疲れているのに全く眠れず、
2時間くらいして、ようやくウトウトしたかも、というときに、
寒さで、両足のスネが、つって、激痛で飛び起きた
(片方のふくらはぎがつるだけでも痛いのに、両方のスネがつる、という・・・人生初の経験(笑))
日本でも、富士山の山小屋、で他の登山客と一緒に、ごろ寝、とかあるけれど、
それはそういうもの、と割り切っているので、気に留めておらず。
このネパールの宿は、私の中では強烈なインパクトがあり、
(たぶん、宿だけの話ではなく、ネパールで経験する日本での常識を覆すような全てを含んでなのかも)
あれ以来、
毎夜、自分の部屋の、安心できる快適なベッドに入るたびに
”なんて、幸せなんだ・・・・”
と感じる
当たり前のなかにある幸せに気づいたとき、
幸せが、無限に、広がっていく