ひとり、ないしマイクの本数分以下の人数(3、4人くらい)での収録が常態化した今日。仕方ないことではあるのですが、やはり一抹の寂しさが。

 

掛け合う相手がその場にいない時、知ってる方ならばある程度想像出来るのですが、存じ上げない方だと「どうくるのかな?」といささか不安もあったり。まぁ演出サイドがそのあたりは整えてくださるので、そこは信じてブッ放すのみなのですが(笑)

 

 

別録りあるある話をおひとつ。

 

一緒に収録できない人とユニゾンのセリフがある場合、自分が先手収録だと「せ〜の」とセリフ前につけておいてくださいと言われることがあります。これ、ちゃんと意識してやらずにただ「せ〜の」とおっしゃっているだけの方が時々おられまして(苦笑)

 

たとえば「イエーイ!」というセリフをユニゾンするとしましょう。

 

せ〜の_イエーイ!

 

これならば合わせやすいです。しかし

 

せ〜のイエーイ!

 

とか

 

せ〜の__イエーイ!

 

これはアカンのですが、たまにあるんですよね。下にリズムを書くとわかりやすいでしょうか?

 

良い例)

せ〜の_イエーイ!

1 2 3

 

悪い例)

せ〜の___イエーイ!

1 2 3

 

ちゃんと3のところでセリフを言い始めないと「せ〜の」の意味ないんですよね。

 

あと困るのが、長めのセンテンスを独特のニュアンス、テンポ感で先手の人が演っちゃってる時。優しいパスにしといてくれや〜、と(笑)

 

せ〜の方式ではなく、先手の人のテイクをまず聞いて、直後にそれをオウム返しする方法もあります。瞬間的にテンポ感やニュアンスを汲み取ってトレースするわけです。うまいこと演れていれば、あとは編集でセンテンスごとずらして並べて完成♪ 一発でバッチリ合わせると、スタッフさんから「オオ〜!」と歓声が上がることがあります。これも職人芸ってやつですかね?(笑)