しかし1人では人見知りを発動しそうなので、
嫁と子供たち2人も半ば強引に同行させました。笑
小2の息子も親父に似てまあまあ人見知りで、自分が知らない人の集団ではかなり萎縮します。
最初は、「僕行きたくない。。」
と言っていましたが、そこは強引に。
「はじめましてー、よろしくお願いします。」と挨拶も早々に、
大人2、3人 子供達2、3人の
5、6人の混合チームが4チームを作り6分間の試合をしました。
試合が始まって気づいたのですが
小6の娘は授業でバスケ経験があるものの、
小2の息子は、バスケットボールにも触れたことがない超初心者。(汗)
最初の1試合目の息子、
人見知りも発動して、「ただ立ってるだけ。」
ボールをパスしても、何をして良いか分からず、すぐに他の人にパス。
結局、6分間、
「空気」に徹するという始末。
そう、僕が悪いんです。 何も教えてないからw
他の2チームが試合をしている間に、
せめてゴールに入れる練習を。
フォームなど全然できていないけど、
ボールがネットを揺らすと、とりあえず「すごいじゃん!! うまいじゃん!! ほんとにはじめて!!?」と息子を褒めまくる。笑
親父としては、無理やり連れてきた責任としても息子を楽しまそうと必死です。
何回かネットを揺らすようになると、楽しくなったらしく、
次にはドリブルを教えて欲しい。
狙い通り、息子ノッテきた。
そうこうしているうちに、
次の試合に。
練習のせいもあり、息子ちょっとやる気でした。
この集まりの大人達の空気感がとても良く、
ミニバス経験の男子の上級生から、未経験の女子達、そしてうちの息子のようなボールすら触れたことのない下級生。
6分間の試合中に、
大人達が徹することは、
手加減はもちろんですが、
この時間を楽しませようと圧倒的に声をだし、子供達にゴール下で絶妙なパスのためにひたすらに汗を流すこと。
子供達がネットを揺らすと、
とにかく、チーム関係なく大人達が、
できるだけ大きな声で、
「おおおおーーー!! すごい!!!!」
「まじかー!!! やられたー!!!!」
「ほんとにはじめてか!!? あの子のセンスすごいね!!!」
ゴールした子供達に聞こえるように全力で褒めまくることです。
そんな雰囲気の中に入ると、
最初は「できない。」とか「寒いからやりたくない。」とか「知らない人がいるから嫌だ。」とか
萎縮している子供達の目の色が変わってきます。
褒められると、本当にニヤニヤと普段見せないような嬉しそうな顔をするんです。
大人達から自信というパスを与えられた子供達は、
「やる気」を持ち出し、
積極的になります。
かなり疲れているはずの息子は、「俺、もっと試合がしたい。」と他の子供達にまざって最後までボールを追いかけていました。
昨日は僕にとってほんと良い学びがありました。
ここ最近、若い子達の教育に悩むことが沢山あります。
色んな手法を試していますが、上手くいくこといかないことが沢山あり、
自信を与えようとしているはずの自分自身が自信をなくすことも。
昨日のバスケで僕は再確認しました。
上の人間の役目は、下の子達に「自信」を与えることです。
まだ、仕事ができるかできないか分からないような新卒の社員達を「できるようにする」のではなく、
まずは「自分はここで認められている」「もっとやってみたい。」という「やる気」と「勇気」を持たすことです。
一番最悪なのは、
「認めない」「楽しませない」、「やる気」や「自信」を与えないで、ただただ「なぜできなのか!?」と感情的になること。
また、思い通りにいかなければ「こうあるべき!」だと自分の型にはめこみ、まだ何も知らない可能性しかない若い子達から「あらゆる可能性」を奪ってしまうこと。
この二つの行動から生まれるものは、
「やる気を失う」「消極的になる」そして最後に「ここには自分の居場所がない」となり、
離職です。
昨日の大人達のように、
ここにいることを全力で楽しませるために汗をかくと、
居場所を探していた人見知りの子供達は、
自分の居場所を見つけ、
何をして良いかわからない時に大人達からの一所懸命のパスを与えられ、
大きな声で「シュートだ!!ショート打て!!!」と勇気を与えられ、
できるかできないかわからないけど、たまたまの成功体験を、
大人達から大袈裟すぎるほどに褒められると自信のなかった子供たちは、
「大きな自信」と「みなぎるやる気」を持ちはじめた。
そして次に、
「もっと試合がしたい!」と自分から積極的に意見を言いはじめた。
とてもシンプルですが僕は昨日、
教育においての模範的な正解を見ました。
僕たちのやり方は間違っていないだろうか?
「上司の責任」というものを盾に、できないことを認めず、自分達の型にはめこみ若い子達の可能性、
そして、
若々しい純粋な笑顔を奪っていないだろうか。
改めて考えさせられました。
いつもは寝ている時間だけど、帰りの車でもテンションが高い息子。
バスケットボールに触ったこともないくせに、
今年のサンタクロースのプレゼントは、
Switchのソフトはやめて、
「俺、バスケットボールにする。」と声高々に僕に話していました。
家に帰宅すると、
両腕に輪にして、「人間リング」としてしばらくリビングに立たせられたことは言うまでもありません。
この日が息子にとって、大きな自信につながったことは間違いない。
息子の人生において、これから立ちはだかる困難な壁を乗り越えさせるパワーになるかもしれない。
誘ってくれたお客様と社員さんに貴重な1日を頂き、父親として感謝します。
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