【スポーツ】三原舞依  今季復活の喜びより『世界選手権が何より悔しかった』来季SPはバトル氏と新タッグ、神戸新聞スポーツ賞表彰

  優れた業績のあった兵庫県ゆかりの個人・団体を表彰する第77回神戸新聞平和賞、文化賞、スポーツ賞の表彰式が30日、神戸市内で行われた。フィギュアスケート女子で、今季グランプリ(GP)ファイナル女王の三原舞依(23)=シスメックス=がスポーツ賞を受け、取材に応じた。体調不良による19-20年の休養をへて、完全復活を遂げた今季。しかし、その喜びを上回ったのはシーズン後半に納得できる結果を残せなかった悔しさだった

 

  ー5月には、オフに2年連続でカナダ・トロントへ。クリケットクラブで新プログラムに着手した

 

  ショートプログラム(SP)、フリーの両方ともできました。今までとは違った感じになるけれど、できた瞬間から大好きなプログラム。本当に滑るのが楽しみなので、お披露目の日を楽しみにしていただけたらうれしい

 

  ー振り付けは昨季はともにデビット・ウィルソン氏だった

 

  (今季)SPはジェフリー・バトルさんに初めてお願いしました。アイスショーのグループナンバーなどで振り付けをしていただいたことがあったので、お願いしてみたいと思っていて。私からご連絡し、『すごくうれしい』と言っていただけたのでうれしかったです

 

  ーバトル氏の振り付けは

 

  どんな音楽でも、振り付けにいろんな思いを込めて、ここはこういう振り付けでこういう目線で、こういう気持ちでとか、いろいろなアドバイスをくださる。新しいプログラムの曲選びから一緒にさせていただき、すごくすてきな曲をいただきました

 

  ー来季の目標は

 

  昨季はGPファイナル優勝、世界ユニバーシティ2連覇、全日本選手権で久しぶり(6年ぶり)の表彰台もうれしかったんですけど、何より一番悔しいのが世界選手権(総合5位)。(シーズン)前半だけじゃなくて、後半まで、最後まで自分のベストを尽くしきれるように、どんどんレベルアップしていけるようにしたい。来季はGPシリーズもファイナルも、全日本も、世界選手権も四大陸も、どの試合でも自分のベストを尽くしきれるように、悔いを残さないシーズンにしたいなと思います

 

  ー体力や故障との戦いもある

 

  体のメンテナンスも含めて、動いたらケアみたいにやってたんですけど、どうしても自分の体の弱さが出てきてしまう。弱い部分を全部強さに変えていきたいと思います