『コーチをやる』ザギトワが来年1月、露スケート学校で″指導者転身”を明言!後進育成に自信『興味があるし、すべて関わるわ』

タタールスタン共和国に建設『人生で大きな仕事』

  フィギュアスケート女子シングルで、2018年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワが、母国であるロシアで指導者になる目標を明かした

 

  ロシアのスポーツ専門チャンネル『Match TV』によると、ザギトワはタタールスタン共和国に自分の名前を冠にしたフィギュアスケートスクールの建設を進めており、同国のスポーツ大臣を務めるウラジーミル・レオノフ氏は『ザギトワの学校は既存の施設を利用し、その後は専門施設に移転する』と説明。現在建設は順調に進められている

 

  ザギトワとも会話を重ねており、『学校にはザギトワの名前を付けるだけではなく、彼女はコーチングスタッフの選考やスポーツ機関の運営など、学校の業務に直接関与することになる。最初の入学式は来年1月に行われる予定で、フィギュアスケーターのトレーニングに必要なものが、すべて揃った施設となるだろう』と大規模なプロジェクトであることを明かした

 

  将来のオリンピック・アスリートが輩出されるかもしれない施設の歓声に向け、同メディアの取材に五輪金メダリストは『私の学校に関しては、他とは比較にならないほど膨大な仕事がすでに完了しています。私はまだコーチになっていませんが、現役のままです』と話し、完成を心待ちにしている

 

  具体的なカリキュラムについて問われると、『まだ秘密なので明かせませんが、子供たちはきっと喜ぶと思います』とだけ答えた。続けて、『一番大事なことは、フィギュアスケートを普及させ、私の技術やキャリアで培ってきたすべてを、それを必要とする子供たちに伝えることができるということです。もちろん、私自身もスクールでコーチをするつもりです』と話し、学校完成後は指導者に転身することを明かした

 

  オリンピックで頂点を極めた己のスキルを次世代に伝える。強い決心を明かした彼女は、『私にとってこのプロジェクトは、ただ名前を出すだけでなく、すべてのプロセスに直接関わることです。これは私の人生における大きな仕事であり、とても興味があります』と熱弁。最後は学校建設のサポートに携わった関係者へ感謝を述べた

 

  平昌五輪後は母国でアイスショーに出演し、美しく妖艶な雰囲気でファンを魅了したザギトワ。さらにモデル、タレント、人気テレビの司会業など多岐にわたる活動で国内を虜にしてきたが、今後は後進の育成に力を注いでいくようだ