乃木坂46全国握手会が、終わろうとしていた。
僕は家に着いた。
何の用事も、話もなければ、帰りなんざ あっという間だ。
部屋に入ってホッとした僕は、肉体的にもそうだが、精神的な疲れで、床に泥のように大の字になってしまった。
7時間にも及ぶ小さな冒険は、こうして無事に終わった。
これは、夢だったのか？
精神的な疲れもあって、長い夢でも見ていたような気分に、襲われた。
いや、夢ではなかった。
その証拠に、手元には、次の全国握手会で使おうと、大切に取っておいた虎の子の握手券が、一枚あったからだ。
来週は、どこで握手会があるんだろう？
こうなったら、どこへでも行ってやる！
そう思い、次の全国握手会の予定を調べたら、次回は個別！ そのあとも個別！ 個別！ 個別！
なんてこったい！
全国握手会は、今日が最後だった…
もひー (>_<)
やっちまった！
ロクに調べもしなかったから、握手券を一枚使わずに、持って帰って来てしまった。
これはネタではなく、紛れもない実話だ。
これこそが、握手会に全く行った事がなく、何も分からないまま握手をしてしまった、【ドシロート ファッキン ジャップ】の、本当の末路だった。
実話だけに、マジでヘコんだ。
なんという『悲しい結末』
こんな悲しみは、忘れてしまいたい。
握手券の裏を見た。何か応募出来るらしい。
この一枚は、応募に使おう！
うん。そうしよう！
僕はその握手券を、恨めしそうに眺めていた。
「何やってんだ。オレ」
いや、やっぱコイツは取っておこう！
この先、この握手券を見るたんびに、今日の事を思い出して、きっと笑ってしまう自分を、想像出来たからだ。
僕は、その握手券をファイルに入れ、本棚に納めた。
ふと見ると、その横には、ペンライトが並んで、ぶら下がっていた。
電池を抜かれて、寂しそうに並んでるペンライト達を見て、僕はようやく、この夏の終わりを実感した。
それは、記録的な嵐が過ぎ去り、久しぶりに暑さが戻った、9月の出来事だった。
♪♪
迷ってるのは 私だけじゃないんだ～
そばにいつだって 誰かいる～
いい事ひとつ～ 今日の中に見つけて～
悲しみをひとつ～ 忘れようとしてきた～
♪♪
【出演】
主演 すいすい
ありがとう 和田まあやちゃん
ムック氏
とにかく明るいETおじさん
キングコングちゃん
みなみが描いた みなみちゃん
俺をよけた 親子連れ（架空）
俺をよけた 女子中学生たち（架空）
アイツ
博多駅で僕に声をかけられてしまった、気の毒なJK二人組
同じレーンに並んだ好青年
マッチ売りの少女（架空）
卵売りの少年（架空）
弓矢売りのガルシア（架空）
お茶売りの華ちゃん（架空）
闇の売人たち 呼び込みの男
テキ屋のおやじ 気さくな検査員
ゆるい剥がしの男 福士の蒼汰
ナオトのインティライミ
マナツ・インティライミ
福山の雅治 吹石の一恵
千原のジュニア 一般の女性
伊藤の来笑（HKT48)
田島の芽瑠（HKT48)
村重の杏奈（HKT48)
西澤の瑠莉奈（NMB48)
松井の咲子 ニセ指原の莉乃
井上の公造 マークのパンサー
道場の六三郎 真矢のみき
生田の絵梨花 井上の小百合
相楽の伊織 桜井の玲香
新内の眞衣 鈴木の絢音
寺田の蘭世 松井の玲奈
乃木坂の46のみなさん
ファンのみなさん
幕張のみなさん
今田の美奈さん（HKT48)
（ 間奏 ）
ワァーーーーー
シャバダ ダバダ ルルル ルン
フフフフン ぬぬぬ ぬーん
ざわわ ざわわ
チャラチャ チャラチャ
とりゃあーーーーーー
皆さん！
一緒に歌ってくださーい！
歌ってるのは～ 私だけじゃないんだ～
そばにいつだって～ 誰かいる～
いい事ひとつ～ 今日の中に見つけて～
悲しみをひとつ～ 忘れようとしてきた～
川村の真洋
ナカダカナシカ
深川の麻衣
渡辺のみり愛
【 Special thanks 】
高橋のみなみ
柏木の由紀
【 推しメン 】
星野みなみちゃん
秋元の康
さん、変なコメントしてすいませんでした。
【音楽】
まーにゃーパイオニア
挿入歌
『太陽ノック』 乃木坂46
『まあやがノック』和田まあや
『悲しみの忘れ方』乃木坂46
【キャプチャ提供】
雨漏ベマーズ
【原作】
『飛んで火に入る夏服の虫』
スイスイ オブ ジョイトイ
推推書房
乃木ヲタ46運営委員会
初めての握手会 製作委員会
監督 すいすい
チャラララン
チャラララン
チャララペロペロン
ジャーーーン
つづかない