みさこ「アイの世界」七星ぐみ成長編 | SSのブログ

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みさこ「だからこんなに傷痕だらけなんだ…」


アザラシ「私を守るって言っていつも攻撃を黙って受け続けて…それで…」


大桃子「立派な男だね…」


にゅー「う、うーん…」


アザラシ「あっ!気が付いた」


ごうくん「た、助かったの…?」


大桃子「もう、大丈夫だからね」


にゅー「だ、誰だお前!」


アザラシ「にゅー君止めて!」


ごうくん「寄るな、噛むからな!」


アザラシ「ごうくんも止めて!」


大桃子「大丈夫、何にもしないから」


にゅー「煩い!」がぶっ


大桃子「痛いっ」


みゆちぃ「大丈夫だからね、いい子だね」


ごうくん「さ、触るな!」がぶっ


みゆちぃ「いたっ!」


ゆずポン「と、止めないと」


汐りん「待つなのよ」


ぐみ「で、でも怪我しちゃうよ」


みさこ「大丈夫、二人を信じようよ」


大桃子「痛い…大丈夫だからね」にこっ


みゆちぃ「うっ…何にもしないから大丈夫だからね」にこっ


にゅー「…」


ごうくん「… 」


アザラシ「この人達は助けてくれたんだよ」


にゅー「…」ペロペロ


ごうくん「…」ペロペロ


大桃子「いい子だね」にこっ


みゆちぃ「うん、いい子いい子 」なでなで


汐りん「ホイミなの」


大桃子「ありがとう」


みゆちぃ「ありがとう、汐」


みさこ「仲間になってくれるかな?」


アザラシ「喜んで」


ごうくん「…」


にゅー「…」


アザラシ「ごうくん にゅー君 」


ごうくん「アザラシが言うなら仲間になります」


にゅー「僕もアザラシが言うなら 」


汐りん「心強い仲間が出来たなの」


ゆずポン「宜しくね」




魔王城


ミエド「何?プリメロが殺られた?」


マゴ「勇者達は想像以上のスピードで成長しているようよ」


ミエド「厄介だな」


マゴ「どうなさいますか?ミエド様」


マゴ「大部隊で一気に捻り潰しますか?」


ミエド「まぁ、待て」


ミエド「大部隊で攻めると犠牲も大きくなる」


ミエド「要するに戦意を喪失させれば良いのだ」


マゴ「どうやって?」


ミエド「こいつだ」


マゴ「魔法使い?」


ミエド「そうだ、こいつをだな…」



ドスの村


みさこ「着いたー」


みゆちぃ「結構、距離あったね」


大桃子「お陰でレベルが上がった」


ぐみ「宿屋を探そうよ」


汐りん「お腹空いたまるよ」


ゆずポン「アザラシ達も行こ」


宿屋


みさこ「さて、食事まで寛ぎますか」


ぐみ「私、お風呂行くね」


みゆちぃ「うん、行ってらっしゃい」






ぐみ「お風呂は中にあるべきだよ」


ぐみ「外っておかしいよね」


ぐみ「でも、外湯巡りってあるよね?」


ぐみ「皆で平和になったら行きたいな」



これはこれは 七星ぐみ様 今日もお美しい


ぐみ「誰!」


マゴ「私は魔王軍 魔道師軍の頭でマゴよ」


ぐみ「ま、魔王軍…」


マゴ「おっと、大声を出したら駄目よ?」


ぐみ「やる気?受けて立つよ」


マゴ「へぇ、ぼ~としているようで根性あんのね?でもね…」


マゴ「これを見て」


ぐみ「こ、これは…」



マゴ「大部隊でしょ?勇者を殺す為に編成されたの」



ぐみ「こ、こんなに沢山…」


マゴ「あんた達、強いけど これだけの魔王軍に勝てるかしら?」


ぐみ「…」


マゴ「でもね、仲間を助ける方法が一つあるのよ」


ぐみ「…」


マゴ「あんたの命で勇者を見逃すわ」


ぐみ「…」


マゴ「ふっ、安いでしょ?」


マゴ「後で一人でこの場所まで来なさい」


ぐみ「…」


マゴ「要するに、あんた一人の命で皆が助かるの わかる?」



ぐみ「本当に皆を助けるの?」


マゴ「私だって闘いたくないのよ?」


ぐみ「わかった」


マゴ「待ってるから」


ぐみ「…」


マゴ(これだけの魔王軍を揃えても勇者には勝てるか五分五分)


マゴ(ならば、方法は一つ)


マゴ(お前の惨殺死体を勇者に送り付け戦意喪失した所を不意討ちで攻め落とす)


マゴ(幸い、こいつらは精神的にまだ強くない)


マゴ(七星ぐみ、あんた楽には死なさないから)



ぐみ「…」とぼとぼ


ぐみ「私、弱いもんね」


ぐみ「皆と比べて力も弱いし」



ぐみ「私が居なくても大丈夫だよ」



ぐみ「うん、そうだよ」


ぐみ「寂しいな、いっそ嫌われた方が楽だよ」


ぐみ「嫌われるか…嫌だな…」


ぐみ「でも…」



宿屋


みさこ「お帰り、水汲んできたの?」


ぐみ「…」


みゆちぃ「ぐみもお菓子食べようよ」


ゆずポン「怖い顔してどうしたの?」


大桃子「何かあったの?」


バシャッ


みさこ「何?何するのよ!」


みゆちぃ「ちょっと、冷たいじゃないのよ!」


汐りん「ひゃっ」


ぐみ「…」


大桃子「何とか言いなさいよ!」


ゆずポン「な、何で…」


アザラシ「さっきまであんなに…」



にゅー「何でなんですか!」



ごうくん「…」



ぐみ「ばーか」

ごめんね

みさこ「なっ…」

嘘だよ

ぐみ「仲間とか世界を救うだとか馬鹿じゃないの?」

嫌いになって

みゆちぃ「あんた、自分が何言ってんのかわかってんの?」


ぐみ「暑苦しいし、うざいんだよ」

そんな事思ってないよ

汐りん「ぐみ?冗談まるね?」

冗談だったら良かったな

ぐみ「はぁ?冗談?」


ゆずポン「何があったのか話してみて?ねっ?」

ごめんね話せないの


ぐみ「そうだね、話すよ」


みさこ「うん、聞くから話して」

話したらみんな来ちゃうじゃん

ぐみ「あんた達が気持ち悪いから抜けるんだよ、ばーか」

みんな好きだよ最高の仲間だよ

大桃子「…」わなわな

ぐみ「大体さ みさこ、あんたみたいなアホ面した勇者が何処に居るのよ」

みさこ誘ってくれてありがとう

ぐみ「みゆちぃ、魔法も使えない馬鹿と一緒に居たら馬鹿がうつるから」

みゆちぃ、いつも雰囲気良くしてくれてありがとう

ぐみ「桃子、あんたは無駄に熱くてうざいんだよ」

優しすぎる桃子 大好きだよ

ぐみ「汐、善人ぶってんじゃないよ偽善者」

汐、貴女の願い叶えてね

ぐみ「ゆず、盗賊みたいなクズが話しかけんな汚らわしい」

ゆず、いつも優しく可愛い貴女が好きだよ

ぐみ「前々から言おうと思ってたんだけどさ~」

今から大嘘言うね

ぐみ「私、あんた達の事が大嫌いなんだ」

はい、私の一世一代の大嘘だよ


大桃子「ぐみぃぃぁあっっっ!」ぶんっ


みさこ「止めなさい!」


大桃子「離してよ!この馬鹿言わせておけば」


みゆちぃ「喧嘩売るなら買ってあげるから来なさいよ!」


ぐみ「あんた達の顔なんか二度と見たくないから出て行くよ」

また、会えたらなんて思っちゃ駄目だよね

みゆちぃ「二度と顔見せんな、早く出て行け!」


ぐみ「ふんっ、ばーか」


バタン


ぐみ「…」


ぐみ「怒ってたな」


ぐみ「当たり前か」


ぐみ「これで私が死んでも落ち込む事ないし、魔王軍が来ても大丈夫だよね」


ぐみ「みんな、私が少しでも魔物減らしとくから」


ぐみ「世界を頼むね」


ぐみ「さようなら、みんな」


ぐみ「今までありがとう」


ぐみ「行かなきゃ」






ゆずポン「ぐみ、何であんな事…」


大桃子「あんな根性なし二度と帰って来なくていいよ!」


みゆちぃ「本当だよ、見損なったよ!」


汐りん「ぐみ…」


アザラシ「き、きっと何か訳があるんですよ!」


みさこ「後を追おう」


ごうくん「僕も後を追います」


大桃子「ほっときなさいよ!」


にゅー「ももちゃん、落ち着いて」



みゆちぃ「あんな奴だったなんて…」


ゆずポン「私達の事が大嫌いだったなんて…」


大桃子「顔も見たくないよ…」


ごうくん「とにかく、僕は行きます」


みゆちぃ「…」


みさこ「桃子 みゆちぃ 私は行くね」


大桃子「勝手にすれば」


みゆちぃ「別にどうでも良いし」


みさこ「二人とも本心?」


汐りん「私もいくまるよ」


ゆずポン「私も、こんな別れ方嫌だよ絶対嫌だよ」


大桃子「…」


みゆちぃ「…」



みさこ「二人とも本当はぐみの本心じゃないのわかってるでしょ?」


みゆちぃ「ふんっ」


大桃子「別にそんな事…」


みさこ「こんな別れ方で二人ともいいんだ?」


みゆちぃ「いいよ別に…」


みさこ「本当に?」


大桃子「だ、だから勝手にすれば…」


みさこ「そっか、じゃあ勝手にするよ」



みさこ「じゃあね」


バタン


大桃子「…」


みゆちぃ「…」


大桃子「…」


みゆちぃ「…」



大桃子&みゆちぃ「あぁもう!」


がちゃっ


みさこ「行こっか」にこっ


みゆちぃ&大桃子「うん」


ゆずポン「ごうくん、ぐみの匂いを辿って!」


ごうくん「はい!」






マゴ「本当に一人で来るなんて馬鹿じゃないの?」


ぐみ「馬鹿だよ私は」


マゴ「みんなー出てきなさーい」


ぐみ「…」


マゴ「怖い?怖いよねー」


ぐみ「別に」


マゴ「ふふっ」


ぐみ「話す気分じゃないんだ」


マゴ「ふーん」


ぐみ「ただじゃ殺られないから!」



ぐみ「ヒャダルコ!」


マゴ「マホカンタ」


ぐみ「うわっ!」


マゴ「大魔道士でも何でもないあんたの魔法が効く訳ないでしょう?」


マゴ「受けてあげるから全力で魔法撃ってきなよ」


ぐみ「な、舐めないで」


マゴ「怖いの?」


ぐみ「ベキラマ!」


マゴ「あっははは、効く訳ないでしょう?大魔道士なら兎も角あんたごときの魔法が」


マゴ「マホトーン」


ぐみ「あ、あぅ…」



マゴ「魔法使えない魔法使いなんて普通の人間と変わんないよねー」


マゴ「獣人、出てきなさい」


獣人「ぐへへへ」


マゴ「出来るだけ惨たらしくお願いね」


獣人「お任せを」





大桃子「一体、どこで何してんのよ あの馬鹿は…」


みさこ「心配?」


大桃子「別に心配なんかじゃ…」


しっかし、あの魔法使いどうなるかねー


みゆちぃ「魔法使い?まさか…」


魔物「マゴ様にいたぶられてるんだろな」


魔物「獣人にもな」


魔物「本気で自分の命で勇者達を助けられると思ってるなんてな」


魔物「おめでたい奴だぜ全く」


バキィッ


魔物「なっ…」


みゆちぃ「それは誰の話かな?」


魔物「ゆ、勇者…」


みさこ「誰の話かって聞いてるんだよ」


魔物「だ、誰が喋るかよ」


バキィッ


魔物「」


大桃子「口の聞き方に気を付けなよ?塵にするよ」


魔物「す、すいませんでしたー」


ゆずポン「ねぇ、ぐみの事?ぐみの事なのかな?」


魔物「は、はい!」


汐りん「話してくれるまるか?」


魔物「は、はい喜んで」




大桃子「あの馬鹿…」


みゆちぃ「何やってんのよ…」



みさこ「急ごう!」


汐りん「ごうくん行くなの!」


ゆずポン「会ったら…会ったらひっぱたいてやる!」