パート8
ローリングスタートとは、
観戦する上で知っておきたい知識⑤
〜公式予選とスタート方法〜
スーパー耐久といっても予選から決勝と同じ距離(時間)を走行するわけではありません。
公式予選は、AドライバーとBドライバーの
各20分間行われます。
全てのクラスが同時に走行すると、コース上が大変混雑してしまいます。
そのため、クラスごとに1グループ・2グループに分かれて走行します。
公式予選結果は、
AドライバーとBドライバーがそれぞれ記録した
ラップタイムを合算してグリッド順が決定されます。
※C/Dドライバーが記録したラップタイムは順位に影響しない。
公式予選で記録された該当クラスの上位3位のタイムを平均し、その110%が
公式予選通過基準ラップタイム
となります。
Aドライバー、Bドライバー共にこの基準タイムを上回らなければなりません。
スーパー耐久のレーススタートは、
ローリングスタートで行われます。
競技車両が停止することなく
グリッド順に隊列を組んで走行した状態
でレースをスタートすることを指します。
スタートに先立ちレース開始時刻になると、
フォーメーションラップが開始されます。
グリッド前方にペースカーと呼ばれる先導車が着き、競技車両はペースカーに続いて走行します。
グリッド前方のポストでは、フォーメーションラップ開始の合図として、グリーンフラッグが振られます。
ただし、グリッド前方のポスト以外のポストでは黄旗(イエローフラッグ)が振られます。
フォーメーションラップが開始されると、ペースカーを先頭に競技車両が隊列を作り、
隊列の速度をコントロールしコースを1周回走行します。
コントロールライン上のシグナルブリッジでは、レッドシグナルが点灯されます。
つまり、
よーい…ドン!!
ではスタートしません(笑)
フォーメーションラップで競技車両を先導していたペースカーがピットインし、
競技車両は2列の隊列を成したまま、メインストレートを走行します。
そしてシグナルグリーンと同時に
レーススタートとなります。
コントロールライン付近のオブザベーションポストでは、レース開始の合図を表す国旗が振られます。
レーススタートの合図となるグリーンシグナルが点灯するまでは、
先頭車両の速度は 70km/h〜90km/h
をキープしなければならない。
さらに、コントロールラインを通過するまでは
追い越しが禁止されます。
レースクイーンをさせていただく前のことですが、私も初めてスーパー耐久を観た時は
本当にスタートやレギュレーションどころか
耐久レースって言っているにも関わらず、
何周走ったら終わりなのかなとか思ってました。
もちろんスタートに関しては…
え?スタートしたんじゃないの???
あれ?あっ今が本当に競技スタートか!
ってなりました(笑)
もちろん何もわからなくてもレースはかっこよかったですが、
教えていただいたり、自分なりに勉強して
知っている今の方が断然!楽しいです
そんなわけで?まだ続きますよ(笑)
S耐をもっと!知って、楽しもう♡9
観戦する上で知っておきたい知識⑥
〜ポイントシステムについて〜