12/1 家にある【クリスマスに読みたい絵本】
どーん
お子さま向け〜文章長め(短編小説)小さなサイズの村上春樹や東野圭吾まで。
みなさんはどの絵本がお好きですか?
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12/2
劇場がなくなるニュースとか本屋がなくなるニュースは、なにかこう…
虚構が、手で触って確かめることのできる世界と地続きだった時代の終わりを
いよいよ告げられたような…
だからざわざわするのかもしれない。
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12/3
お散歩がてら、同郷のパティシエ倉嶌克彦さんが営む洋菓子店「Le Pont Des Amis(ルポン デザミ)」(東京/最寄りは板橋本町駅、仲宿商店街の端)へ。
買ってきたケーキはどれも美しく丁寧。最高に美味しい!
人を幸せにするプロの仕事だなあ
わたしもがんばろうっと。
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12/5
及川賢治、竹内繭子の二人組=100% ORANGEの絵本はいろいろ好きなんだけど、『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』(岩崎書店)と『ねこのセーター』(文溪堂)は好きすぎて、バッジを一張羅につけるほど気に入っている。
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12/11
盛岡日帰り旅。
「盛岡市障がい者芸術文化祭」をやっていました。(於 プラザおでって)
とてもよかったです。
(作者名を映さない約束で写真撮影&公開許可をいただきました)
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12/13 【伝わる温かさ・伝わる楽しさ】
チリ生まれスペイン住の作者が、地獄谷温泉の猿をモデルに描く絵本。
朝、雪を被った猿が目を覚まします。
むにゃ
ぱちっ
くぴー
冷えたら温まって、お腹が減ったら食べる。
絵とオノマトペで伝える、伝わる……なんて豊かで可愛らしい世界!
☆『おんせんぽかぽか』
(パト・メナ/星野由美/岩崎書店)
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12/14
「絵本の魅力を伝える」って、外側に向けてとなると、実はすごくむつかしいことだという実感があります。
既に絵本やアートに親しんでいる層だけにわかってもらえばいいのかな?もったいなさすぎるでしょう。
外側にも〈絵本〉を手にとってもらえたらいいなと思い、14年くらい様々工夫しています。
相手をえらばない読書推進。
「知らない世界を知ることができて嬉しい!」の声を聴くために、
わたしはこれからも、遠くまで届く架け橋としてありつづけたいと思います。
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12/14
【うたかたのお茶会 】(於:ひるねこBOOKS)
小泉さよさん、西藤燦さん、やまぐちまりこさんによるグループ展「うたかたのお茶会」最終日のひるねこBOOKSさんへ。
可愛らしい猫がそこかしこでまどろむ空間。
正面、西藤燦さんの「お茶会」の絵を観ていると、胸の中のアクが流れて幸せで満たされる感覚。
うたかたのひと時を味わう。
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12/14
【NEW CLASSICS 2023 〜64人のアーティストによる古典へのオマージュ〜】(於:ギャラリーハウスMAYA)
豪華アーティスト64人の作品がズラリ。
「古典」の題材は文学から音楽、歴史人物までと幅広く、「なぜこれを?」と興味深々。
那須慶子さんの描くマルセル・マルソーは、第二次世界大戦中、フランスのレジスタンスに身を投じ、ユダヤ人孤児300人余をスイスに逃がした人物。
この人物をどうしても描きたかったのだと。美しい。
それぞれの古典。
あふれる愛。
面白いなあ
スズキコージ作『もじゃもじゃペーター』のオマージュ作品(絵本)も開いて見せてもらいました。
エナジーの塊です。
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12/20
【本の長屋】
宮沢賢治の豆本を販売します。
親指くらいの幅の小さな本です。全文掲載の可愛らしい本。各1点ずつとなります。お早めにどうぞ。
📕銀河鉄道㊤、㊦
📕セロ弾きのゴーシュ
📕なめとこ山の熊
📕月夜のでんしんばしら
📕双子の星
📕よだかの星
📕やまなし
📕どんぐりと山猫
📕注文の多い料理店
📕寓話 猫の事務所
12/22
🎄『1993年のクリスマス』
レスリー・ブリカス文/エロール・ル・カイン絵/北村太郎訳/ほるぷ出版
二千年の間「あたたかい心をくばること」を信条にしてきたサンタクロース。
しかし今や
税関、戦争、テロリスト、コンピュータ……
ぼやき、とうとう引退を口にするサンタクロース!
(原書🇬🇧1987年)
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12/22
🎄『サンタのおばさん』
(東野圭吾 作/杉田比呂美 絵/文藝春秋)
「人的資質以外のことは、すべて無条件とした」
「なぜサンタクロースは男性だと決めてかかるのかね?」
東野圭吾が紡ぐハートウォーミング・ストーリー。
杉田比呂美のイラストが盛り上げます。
あなたも
私も
みんながサンタさんだもの。
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12/26
せっかく出したクリスマスツリー、すぐに片付けちゃうのはもったいない。
絵本に出てくるひろこさんのように、あのひと、このひとへ……
大好きな誰かに宛てた手紙を吊るしてみるのも楽しそう。
冬休みのお子さまと一緒に、ぜひどうぞ♪
☆『もりのてがみ』
(片山令子作/片山健絵/福音館書店)
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12/28 【本の長屋📚 2023年最終日】
年内最後の店番に入りました。
大勢のお客様にお運びいただき、誠にありがとうございます。
搬入や搬出の函店主仲間の皆さまともお会いできて、よき年の瀬となりました。
本の長屋、年明けは1/5からです。
山口法子さん(画家)とナツメ書店さんによる企画ポスター『Our children』(600円税込)も販売します。200円分が寄付になります。
巻かずにクリアファイル(A4)に挟んだ状態でお渡しします。
とてもあたたかい、祈りに満ちた絵です。
集まって 遠くまで、しっかり届きますように。
引き続きよろしくお願いいたします。
絵本コーディネーター東條知美