2月の絵本棚

◇テーマ「つくるひと」

本を、絵を、野菜を、花を、家を、船を、建物を、自分の・誰かの居場所を……

作り（創り）（造り）生きる美しいひとたち。

“彼女はたくさんの作家の

一人にすぎない、

ひとり机にむかい、

自分の本が

いつか

人々の心に種子となって

蒔かれることを願っている。”

（M.B.ゴフスタイン『作家』より）

「０」から「１」を生むかれらの祈り、想いに耳を澄ませ

すべてのつくるひとへ

大いなる感謝とリスペクトをこめて――。

（左上より）

『作家　A WRITER』（M.B.ゴフスタイン作、絵／谷川俊太郎訳／ジー・シー）、『くれよんのはなし』（ドン・フリーマン作／西園寺祥子訳／ほるぷ出版）、『エマおばあちゃん』（ウェンディ・ケッセルマン文／バーバラ・クーニー絵／もきかずこ訳／徳間書店）、『うえきやのくまさん』（フィービとジョーン・ウォージントン作、絵／まさきるりこ訳／福音館書店）、文庫版『プー横丁にたった家』（A.A.ミルン作／石井桃子訳／岩波書店）

『海とそらがであうばしょ』（テリー・ファン&エリック・ファン作／増子久美訳／化学同人）、『せかいいちまじめなレストラン』（たしろちさと作／ほるぷ出版）、『モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本』（ウィリアム・ジョイス作、絵／おびかゆうこ訳／徳間書店）、『ペレのあたらしいふく』（エルサ・ベスコフ作、絵／おのでらゆりこ訳／福音館書店）、『ポテトむらのコロッケまつり』（竹下文子文／出口かずみ絵／教育画劇）

『夜のあいだに』（テリー・ファン&エリック・ファン作／原田勝訳／ゴブリン書房）、『カテドラル』（デビッド・マコーレイ作／飯田喜四郎訳／岩波書店）、『フレデリック』（レオ・レオニ作／谷川俊太郎訳／好学社）、『オフェリアと影の一座』（ミヒャエル・エンデ文／フリードリヒ・ヘッヘルマン絵／矢川澄子訳／岩波書店）、『にいさん』（いせひでこ作／偕成社）

絵本コーディネーター東條知美