知人の I さんより、「講演で時々出る魂のメッセージで号泣しています。うつのブログでも涙。今後も是非聞かせてください。私も田中先生のようにお話できたらいいのに、、、いつもボロクソ。でも地道に続けていきます。」
そんなことを言われると、やはり、やり甲斐になりますね。この泣き言とも取れる言葉ですけれど、とてもいいですね 向上心をお持ちです。向上心があるということは、好奇心や探究心があるということですし、この「**心」を言い換えますと「生き甲斐」なんですよね。だから、
継続は力なり
千里の道も一歩から
好きこそものの上手なれ
なんです。いきなり山頂に辿り着こうとせず、地道が一番です私が亀だから。必ず地力が付く確実性。スポーツの基礎トレーニングのようなものでしょうか。単調で実につまらないが、それが無いと一流にはなれないのではないかと。また、金メダリストになるための目標があるから向上心が生まれるのだろうし、好きだから続けられもする。上り詰めるためには試行錯誤を繰り返す、このTry&Errorという探究心と実行力が一流へ導いてくれる。それは人生も同じです。
私の話術は一夜で開花した訳ではないのです。
私がやったことは唯一つなんですよ。
どうしたら分かりやすく伝わるのか
これだけを追求しました。参加者の意見を聞いたり要望を聞いたりして、本当に試行錯誤していました。2回続けて同じスライド構成のことがあるのだろうか?というくらいパワポをいじってます。他の方の講演スタイルを参考にすることもありますパクったりもする。見たことある人はお分かりと思いますが、文字がでかいでしょ? 誰もやらなかったスライド表示も、奇をてらう目的ではなく、どうしたら伝わるのかという視点からああなったんです。ですからね、なろうと思ってなるもんじゃないんです。やっているうちに、そうなるんです。でも、私の様に話せるようになりたいと目標にして頂きありがとうございます
I さんは地道に続けるとおっしゃってます。素晴らしいですね♫ 私が人前で話すようになってから今年で丸10年が経過していますが、鬱時代の話を笑って話せるようになったのは割と最近なんですよ。ずっと泣かずに話すことはできませんでした。昨年末に書いた鬱とパニックブログ(1至る編/2渦中編/3脱出編)も涙ジャジャモレで書き上げたんですもの。つい先日に収録したホンマルラジオ(東京:駒込曲)でお話しする事になってしまいまして、お話ししましたけれど、なんとか涙を出さずに済みました。ああ、ここまで喋れるようになったなと。話すことも時間も大切だなと。
今は鬱とパニックだったと言っても信じてもらえませんがね、更に、実は、私、ほぼ、赤面対人恐怖症だったんです 先日のホメオパシーの学校(ハーネマンアカデミー)の卒業式で前に出てお話ししましたが、手が震えてマイクが揺れていましたし、声も震えていたし、話そうと思った内容の半分も言えなかったんです。アドリブに弱いんです。弱いから手を上げて一番手に出ました。後になるほど辛いから。何かにつけてマイクを突然渡さないで欲しいっていつも思っています。今はなんとか勢いでやれるようになっただけです。
なんでちゃんと講演会ができるのかっていうとね、講演会や授業は入念に準備しているから大丈夫なんです。医学知識や経験値があるから準備不足でも、まあ、大丈夫なんです。これも信じてもらえないけれど、毎回の講演会では、開始直前まで緊張して不安なんですのよ そうは見えないでしょ? 話し始めると大丈夫になっていくんです。ああ、今回も行けそうだなと。
だから、自信の程度は【どれだけ自分で積み上げたのか】なんです。
後は経験値だけです。長年講演会をしていると、様々なトラブルが起こるんです。パソコンのフリーズは当たり前。コネクター不良で画面がダウンするとか、ちゃんとしたはずの文字がずれて下が消えているとか、刷新したはずのファイルが無いとか、会場のプロジェクターと相性が悪くて写らないとか、書き切れないくらいトラブルに遭遇しました。自分のパソコンを忘れたときは失神しそうでした。そんな経験からトラブルに備えるためにケーブルや物品が増えて、かなり無駄と思えるものを持ち歩いています
そう、あとは話の流れを大切にしています。これもいいますけどね、私、口下手くちべただったんです。自分の守備範囲のことは大丈夫であるという経験値が自信を積み上げていきます。初めて行う講演パターンでは手に汗握り心臓バクバクです。でも、新しいことへのチャレンジが自分の世界を広げ、スキルを上げてくれるので、ドキドキしながら引き受けたりします
それと、講演会のコツはまだあるのね。段取りを間違えても何も無かったかのように続ける、言い忘れたことがあってもそのまま飛ばして後で付け加える、トラブルが起こっても「起こったねえ」という感じでスルーする、などなど。これも経験の成せる技かもしれないけど、意地でもそうする。でもね、シンギングボウルを打ち損じると、全身で「しまった!」ってやってるから注意して下さいって言われ続けています。。。これは経験値の無さによるものです。人前での演奏は未だに気を失いそうです。良かったと言われて初めて安堵するのです。
ともかく堂々とやることです。私の話しを聴きなさいって感じです。
それと、まだあるのね、知らないことは知らないです、分からないことは分からないですと言えることも大切です。言い逃れをしようとしても無理です。その場を誤魔化しても信頼を失うだけです。私がお伝えできることはここまでですと。それが悔しいと調べて知識を補強して理論武装していくのです。そのうちに、切り返し力が付いてきます。ああ言えばこう言う力です
ともかく、皆さんもはじめの一歩を踏み出して下さい。
自分には無理だと、最初からシャッターを下ろさないで下さい。
壇上へ上がるなら充分に準備して、家族や友達相手に練習して、ですよ。
ではでは〜(  ̄▽ ̄)ノ