2月10日は「熊本城×特撮美術 天守再現プロジェクト」展の三池敏夫さんによる撮影ワークショップと講演会&ギャラリートークの為に熊本市現代美術館へ。
朝8時半から開館の10時までの早朝ワークショップでしたが、皆さんお元気で!ミニチュアセットに飾る人物切り出しをする組は特に大人気でした。
実はその前夜は設営インターン、関係者の飲み会があり、私も出る予定でしたが体調不良で断念。参加者が記念にポスターに寄せ書きを書かれていたので、私も書かせて頂きました!
三池さんを筆頭に飲み会に参加した人が多かったはずですが、皆さん前夜の疲れを感じさせないくらい、お元気でした(笑)
三池さんワークショップの名物(?)モニターに映像を映し出し、カメラの移動でセットの奥行きや怪獣の目線、巨大感の表現や、ピアノ線でくまモンのフィギュアを動かす演出を、参加した皆さんも楽しまれていました。
また、100均で買われたセロハンと大きめの下敷きで太陽を形作られて裏から照明を当てる事で、熊本城の横に太陽を作られて、その横には綿で雲も!意外と本格的な夕陽、もしくは朝焼けの表現でした。
この太陽の表現、平成ゴジラシリーズで活躍されていた、名・照明技師の斉藤薫さんが、同じようなやり方をされていたのを覚えています。その多大な効果を実感出来て感激でした!
今回の人物切り出し。設営インターン組に事前に写真の募集があったので、私は一番上の甥と一緒に撮影した物を提出しました。出来れば、甥っ子達をこの特撮熊本城展に連れていきたいのですが、状況的に難しく(言う事を聞かないのです)せめて展示に……という願いでした。
インターンの皆さんから「こんなに大きなお子さんいたんですね」と案の定言われましたが(笑)
ワークショップ後はサイン会タイム。
特撮熊本城のメイキングDVDとプレミアムナイトツアーで頂いた、会場設営イメージの複写イラストに頂きました!
メイキングDVD、皆さんは中のブックレットに頂かれる中、ジャケットを取り出してそれに頂き、周囲から感心されたり真似されたり(笑)
午後2時からは講演会&ギャラリートーク。
講演会では、当座談会もお手伝い頂いている、吉村文庫さんの密着映像が特別公開されて、ドォーモ世代として遂に吉村作品に「出演」(本当に少しだけだけど)出来て感激したり、吉村さんの切り取り方のセンスに脱帽しました。
撮影・2018年12月7日三池さんのインタビュー等、何ヶ所かは私も撮影するのを横で見ていたので、余計に感慨深いものがありました。
特別上映の後は展示会場に場を移してギャラリートーク。
三池さんによる解説やおススメのカメラアングルの紹介、学芸員の佐々木さんから何人かインターンに話を振られたので、今回も取り付けた柵が低くて、上部に付け直した話を披露!緊張しました。
時間が余ったようで、今まで三池さんからは解説されなかったマーブリング・ファインアーツさんのお仕事、熊本城や車のパーツについて解説が。レーザーカッターで切り出せるので、今までは発泡スチロール等で作られていた車も、今は小さな平板をを組み合わせ、塗装して作れるそうです。
ギャラリートーク終了後も、皆さん会場から離れたくないようで雑談タイム。
以前、「設営に対して(会期終了後の)撤去インターンはどうですか?」と私が提案した事があるのですが、皆さん当たり前のように撤去の予定を聞かれていました(笑)
放映は終わってメイキングDVDも発売されているのに(笑)今日もずっと撮影していた吉村さんと小山さん、帰りがけに新作の「雲」を描きだした三池さん!
……学芸員の佐々木さんが私達を評して言っていた「やりすぎる人々」は、まだまだやり足りないようです。
熊本城×特撮美術展・ツイッターアカウント/@tenshu_saigen
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