京都校 藤山です。

週末の療育教室で
なんの事を話していたかは忘れたけど
『普通?普通って何?普通ってなんだぁ~』と
子たちと話していたら
トイレに入っていた子が慌てて出てきて
『先生。普通って各駅停車の事やで』と言った。
みんなで笑った。
彼の発言が良いのか悪いのかはわからないけど
教室中が温かくなってみんなが笑顔になった事が
事実。
彼は人を温かくして笑顔にする。


さて、療育教室の保護者様からのお便りを
ご紹介します。

ついに!
息子が自転車を乗れるようになりました。
もちろん100%単独ではないですが😅
最初は少し支えて背中を押し出さないといけないですが、
昨日100mふらふらしながら乗り切りました✨
LOFで、最近根を上げなくなったなぁ 
頑張れるようになったなぁと思っていました。
主人にも話したら、自転車教えてる時も根気強く練習しているなぁ
と言ってました。(←自転車指導はすべて主人が担当なのです)
昨日は私もひさしぶりに一緒に見てみると、
頑張ってる姿に、成長したなぁと感じました。
100m乗り切り、上手になったね、かっこいいねと言うと、とびきりの笑顔でした😊
主人はさっそく今までの自転車練習の動画を編集して、
ムービーを作成しようとしています😝
これからもよろしくお願いしますm(__)m
色んなことが成長につながって、時期もあるんだと思います💓
まだまだ一緒に一歩ずつ成長していきたいと思います✨

基本的な成長発達はとばして次へ進むことは出来なくて…
生まれてすぐの子が自転車に乗ることはあり得なくて…
獲得したい能力を獲得できる状態にしてようやく
スタンバイOK!
それを『時期が来た』と言うのかと思います。
成長発達をとばす事は出来ないけれど
加速させることは出来る。

さてさて、
あまりにも共感できる文章でFBのタイムラインで流れてしまうのは
勿体ないと思い
手前味噌ですが
LOF山口校 代表鈴木先生の文章をのせて
終わりたいと思います。
 

『 耕す 』

週末は幼児さんから中学生さんまでの
やまもと式S&Eプログラム(運動)IDS知的能力開発(学び)
を行っています。

最近では、この運動と学びの両方のレッスンを受けられる方が増え、
相乗効果を発揮している山口校です。この春から小学校へ入学する幼児さん。
初めて親御さんが相談にお見えになった時
「就学前の準備をお願いしたい」
と言われました。その内容は、
・せめて、自分の名前は書けるように
・10までの数の理解
・集団の中でも先生のお話しが聞けるように
と言うものでした。

通常、これらは発達と共に自然に獲得ができるものと思われます。

お友達にお手紙を書きたい。
お友達はひらがなが書けるから、自分も書けるようになりたい。
そんな想いからのひらがな習得。
数は生活や遊びの中でも獲得できますし、お話しを聞くについても同じことが言えます。

初めてのレッスンでは、
目の前に、これは、いくつ?と、つみきを2個用意しました。

すると、いち、に、さん、し、ご、ろく…と、2個のつみきを交互に指差しながら
10まで数えました。「10こ」

もし、ご家庭でこの状況になった際はどうでしょう。

こちらとしては、「2こ」と理解してもらいたい。

それが、いつの間にか「2こ」と言わせたいになりませんか?

すると、作為的になってしまう。インターネットを検索すれば
数の概念の教え方は容易に検索できます。

でも、お子さんに
学びの基礎がなければ、
時間の浪費にすぎません。

では、基礎とはなんでしょう。

週末のレッスンでは、
いつものように、運動プログラムからの導入です。
お子さんの足運びの様子から、
今まで、繋がりが難しかった
ネットワークの構築が見られました。
そして、お子さんはそれを楽しんでいるようでした。
「すごいじゃん!」
指先のズレの修正が分かり
次の着地の精度には目を見張るものがありました。
(ちなみに、この指先をそろえる動作は大人でも難しいのです。)

親御さんからは
最近、ひらがなにも興味が出て、数も正確にカウントできるようになったとお聞きしました。

これまでのお子さんはひらがなもそうですが、
数の概念についてもよむ、かく、理解する

いずれも、客観的な成果に繋がらなかったのです。

私はお子さんの準備が整ったのだと思いました。

実際にひらがな、数と
レッスンを行ってみると読める、書ける、理解もしている。

お子さんの表情には
「どうだー」と言わんばかりの悦が浮かんでいました。

LOFが実践するのは「学習する」その前段階の基礎の部分
たくさんの意欲を育てるため
お子さんの脳を耕すことです。

目の前のお子さんの発達を促進させるには、

可動域を広げるには、飽きさせないよう、
そして学びも深めながら…数の概念を分かりやすく伝えるには、

発達年齢、特性もバラバラでこのお子さんで伝わったから
他のお子さんにも通用するかと言えば
そうではありません。また、知能の高いお子さんほど
意図的なプログラムは成果がなかったりします。

LOFだからこそできる療育であると
改めて感じた瞬間なのでした。

今、習得が難しい課題(九九や分数、割合)も、
2、3年後に再度、学習してみると理解が容易にできる場合があります。

LOFはその「できる」「分かる」瞬間を
ぐっと引き寄せるのです。