世界が広がる

自閉症には文字通り
自分の世界にこもる傾向が見られます。

レッスン生さんの中には
その傾向のあるお子さんがいらっしゃいます。

人見知り、場所見知り
関心、意欲は狭く限定的です。
無理強いすれば、抵抗は強く
自分の殻に閉じこもってしまいかねません。

親御さんは、お子さんのストレスになっては…と
極力、刺激となるものは遠去け、排除し
お子さんの物心がついた頃には
擁護される日常が当たり前となっていました。
そして、お子さんが思春期を迎える頃には
社会との接点の持ちにくさに拍車がかかり
親御さんは先々の不安や焦燥感を抱きつつ
お子さんとの向き合い方に戸惑う場面も
増すようでした。

これまでのレッスンの中でも幾度となく
行きつ戻りつを繰り返してきました。

しかし、最近では

周囲への言葉選び、言葉遣いなどの心配りに加え、年下への面倒見の良さ

反抗や誰かのせいにする事が少なくなり、
折り合いをつけるのが上手になった。

など

周囲からも評価される事が増えたとの事。

レッスン中の会話からも
生徒さんの世界が広がりつつある事を感じます。

今後がますます楽しみです。

支援や配慮ありきの環境から
一歩を踏み出す。

明日は、県外から山口への帰省を機に
山口校にレッスン体験にお見えになります。

楽しみです(^-^)。