『200勝』は長い道のりだった。


俺はいつも
ピッチャーの生き様を
飛行機に例えるんだ。


離陸して
ゆっくりと上昇し
ある一定のところにきたら
その高さで飛行をキープする。


ピッチャーも
1軍で投げるピッチャーを目指して
上昇していき


1軍に定着できたら
勝てるピッチャーとして
いかにキープできるか。


いくら選手生活が長くなったって
自分が納得いくピッチングが出来るのは
若い時のほんの何年かだ。


思い通りにボールを操り
打たれる気も
負ける気もしないピッチング


しかし、力が下降し始めたら
着陸までは、あっという間


でもね、
すぐには着陸したくないから
新しいボールを試してみたり
投げ方を変えてみたりと

もがき、苦しむ。



俺の200勝目もそんな感じだね。



もがきながら

苦しみながら

みんなに助けられての1勝



でもね、それが自然の流れ

みんな順番なんですよ。



だからこそ

1週間に1度なんて言わず

自分のボールに自信がある時は

どんどん投げてもらいたい。

そう言い続けたいよね。