よくある健康診断で「高血圧予備軍」と指摘され、医師に「このままでは薬ですよ」といわれたら、減塩食品での生活に踏み切らざるを得ない今日。
「減塩食品」には「思わぬ落とし穴」が潜んでいることも少なくないのです。
減塩食品(調味料)というと下記のものがあります。
・減塩梅干し
・減塩しょうゆ
・減塩食塩
これらを使えば、確かに減塩にはなるかもしれません。
しかしこれらの「減塩食品摂取」には多くの人が「落とし穴」があるかもしれないのです。
論外なのが
・薄口しょうゆ
「濃口しょうゆと比べて」という意味での薄口しょうゆです。
簡単に違いを言うと、塩分が薄いわけでは無く
逆に濃口しょうゆより塩分は多いです。
薄口は塩分濃度が高くすっきりさっぱり仕上げ
濃口は塩分濃度が低い分、風味やコクがある仕上げです。
これが薄口醤油と減塩醤油の違いです。
「減塩食品の落とし穴」
例えば「減塩梅干し」。
本来、昔ながらの梅干しは「梅、しそ、塩」だけで作られます。
通常は梅の重量の 約20%の塩を使います。
ところが現在売られている「減塩梅干し」は塩分が10%以下のものが多くなっています。
もっと低い3~6%というものも売られています。
「減塩梅干し」は一度、20%の塩分で漬けてから水にさらすなどして「脱塩」。
味や栄養が水に溶け出して向けた分、はちみつやカツオで補っています。
「減塩梅干し」には「はちみつ梅」「カツオ梅」が多いのはそれが理由です。
「しょっぱさを感じないから食べすぎてしまう」
塩分には「絶対塩度」と「舌感塩度」があります。
「絶対塩度」とは、実際にその食品に含まれる塩分のこと。
これに対して「舌感塩度」は、「舌」で感じる「しょっぱさ・塩辛さ」です。
これは実際の塩分量とは必ずしも一致しません。
添加物の働きなどで、あまり塩気を感じないこともあります。
食べたときに「しょっぱい!」と思われるものは売れないので「減塩梅干し」に限らず、「減塩食品」は、食べたときに塩辛さを感じさせないように、いろいろな「工夫」がされています。
「無添加で減塩なら、それに越したことはないのではないか」と思われるかもしれません。
しかし、はちみつ梅やカツオ梅もそうですが、「甘味料」などの添加物が使われることもあります。
「3%の塩水も「添加物の力」で飲めてしまう」
「舌で感じる塩辛さ」というのは、添加物やさまざまなエキスの力を借りれば簡単にごまかされてしまいます。
ほぼ海水の塩分濃度 と同じ3%の塩度のであっても、しょっぱさをあまり感じなくなります。
つまり、精製塩と同時大量の添加物を体内に入れてしまうという事です。
そして、3%の精製塩水も「添加物の魔力」で飲めてしまうのです。
「舌感塩度」の低いものは、それと気づかず食べすぎてしまい、結果的に「大量の添加物摂取」になってしまう危険性あるのです。
日本人は塩の摂り過ぎは「精製塩」のことであり、ミネラルを多く含む自然塩(岩塩&天日塩や平釜塩)減塩なら体に必要なミネラルが取れます。
安易に「減塩食品」に頼ることで、かえって体に必要なミネラルバランスが崩れ、病気になりやすい体になってしまうかもしれません。
精製塩の摂り過ぎと、塩分の摂りすぎとを区別して、適塩でいきましょう。
「物足りないから、大量に使ってしまう」
加工技術が向上したゆえ、添加物の強烈な味に慣れてしまい、「健康のため薄味にしよう」とか「食べ過ぎ注意」といっても物足りなさしか感じ、結果的に「食べる量」が増えてしまうのです。
「和食でも「工夫次第」で添加物を少なくするのは十分可能」
そしてなにより大事なのは「薄味に慣れる」「素材そのものの味を味わう」という味覚づくり、舌づくりです。
味が濃い場合からのどが渇きます。
特に化学調味料は。
味は「慣れ」です。最初は「味が薄い」「物足りない」と思っていても、続けていけば舌が慣れてきます。
つまり、日ごろから素材の味を生かした「薄味の調理」を心がけましょう。
和食中心の食事で「健康的な食生活」を送っていきたいものです。
東洋経済オンライン&安倍司著書参照
ここまできて今更ですが…
人間をはじめ生き物全ては、起源をたどれば海から生まれたと言われるように、海水、羊水、血液はミネラル組成が皆そっくりであり、それを商品化したものが点滴(リンゲル液)やスポーツドリンク(多くの糖分が追加されているので要注意)です。
そもそも減塩って何?
そんなに必要な事?
https://ameblo.jp/iofc-chiba-bbqa/entry-12831501864.html
上記で詳しく解説したように
本当に減塩が必要な人はそんなの多いのでしょうか?
「血圧130超えたら…」
https://ameblo.jp/iofc-chiba-bbqa/entry-12834352520.html
CMでよくみますが、本当に減塩が必要なのでしょうか?原則として天然塩に限っては減塩ではなく、美味しい適塩が良いのです。
最後に、ミネラル不足によって起こり得る問題を挙げておきます。
- 高血圧励起
- 糖尿病悪化
- 免疫能力ダウン
- 心筋梗塞危険率アップ
- 交感神経緊張、代謝ダウン
- ガンの危険性アップ