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アキバ栄枯盛衰②

先日、政権いや勢力交代するアキバ家電量販店の記事を書いたが、

更に街は激変の様相を呈してきた。


電気街からオタクたちのサブカルの街と観光地へ、そして今度は衣料業界が街に集まる若者を

ターゲットにして殴り込みを掛けてきたのだ。


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紳士服のAOKIが来週23日(金)に都内最大級(B1F~4F)の店舗をグランドオープンする。


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また、AOKIと中央通りを隔てた反対側には「JEANS MATEアキバ店」が売り場フロア1F~5F、

300坪超の大型店舗を12月にオープン予定(やはり24時間営業か?)


一方、移転した交通博物館の跡地には地上20階建ての高層ビルが建つ予定で、

こちらには何が入るのか今のところは不明。


アキバに色々な商業施設が入り込むのは街の活性化には良いのかもしれないが、結局最後には、

どこにでもあるような特長のない街と化してしまうのではないだろうか、、、




青空マッサージ

時々見かけるのが巣鴨商店街で路上マッサージをしている青年。

青年という歳なのかどうかは知らんが、20代後半~30代前半のようにも見える。


お客は「とげぬき地蔵」へ参拝に来たお年寄りが相手の商売。


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以前見かけた時は、10分1000円だったが、看板を見ると1分100円に替わっていた。


どちらも60分やれば6000円だから同じことなんだけど、1分100円の方が得に見えるから不思議だw


おばあちゃんの客も前より増えたように思える。



青空マッサージと言えば、元祖的存在はマスコミに出まくっていた下北沢の「赤ひげ治療室」。


仙人のような風貌で整体系のマッサがウリだったが、最近は飽きたのかマスコミも取り上げなくなったw



さて、巣鴨のマッサージ君は何が目的で路上マッサージをやっているのか皆目検討がつかない。


自分の店が持ちたければ鍼灸師の資格を取るなり、柔道整復師という国家資格を取得するなりして、


暫く街の整骨院や整体院で固定給をもらってから独立した方がずっと近道だと思うのだが。


それとも見よう見まねでマッサして日々の糧を稼ぎながら放浪の旅をしている自由人なのだろうか?



もしも可愛い中国小姐や韓国アガシがやっていたら私も2時間ほどやってもらうのだが、


人が見ている中での全裸オイルマッサージは、さすがの私も二の足を踏む(爆)



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足裏などは反対に向いて通行人に足を投げ出す格好で揉むのだが、

ばあちゃんくらいの歳になると恥ずかしがる様子は微塵もない(当たり前だがw)






アキバ栄枯盛衰

仕事帰りにアキバへ寄った。


久し振りに訪れた場所は石丸本店。


慟哭のプリンス/咆哮の油姫


目的のトラッキング火災予防の安全プラグカバーを購入した。


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実は携帯の充電器が壊れており、ショップでみてもらったらプラグのショートが原因との事。

一歩間違えれば火事だ。早速火災防止に安全プラグカバーを買うことにした次第。


しかし、驚いた。いや、プラグのショート事件のことではない。

秋葉原電気街の雄と謳われた石丸電気の衰退振りにだ ( ̄ー ̄;


売り場に客がチラホラ散見できる程度で、ほとんど閑古鳥といっていいほどの寂しい店内。

仕事帰りのサラリーマンやOL、そして外人観光客は同時間にヨドバシ・アキバ店にどっと流れていた。


思えば今年2月、創業64年にしてエディオングループに吸収合併され事実上石丸電気は解散した。

暖簾(のれん)である「石丸電気」という赤い看板も、エディオンEASTが運営会社となった為に

「ishimaru」というローマ字で書かれた青い看板へと移行されつつあるようだ。


私が子供の頃には連日TVで「石丸~石丸~電気のことなら石丸電気~でっかいわぁ♪」というCMが

流れていた。その時、電気街の中心地は「石丸電気」の赤い看板で埋め尽くされていた。

特に、レコードを買うと今で言うポイントにあたる10%の商品券と菓子と宣材用のポスターやTシャツ、

ノベルティーが金額に応じてもらえた。それが石丸電気快進撃の礎ともなった。


今やヨドバシ・アキバ店とビッグカメラの傘下に入ったソフマップに客を奪われて閑古鳥。

わずかに中央通り沿いにある石丸電気1号店(現ishimaru AKIBA)くらいが週末に賑わっているが、

客の流れはソフマップとヨドバシ・アキバ店へ奪われている。


かつてライバル店だったサトウ無線、ラオックス、ロケットも閉店につぐ閉店。

私自身も家電の現物はアキバの量販店で見るが、購入するのは値段交渉しなくても遙かに安い問屋や

通販を利用している。



話しを元に戻そう。


石丸電気で安全プラグカバーを購入したまでは良かったが、漏電防止に絶縁性シリコンゴムは、

どの程度まで絶えられるのか知りたくて近くにいた店員に聞いてみた。


かなり年配の店員だったが、案の定パッケージを裏返して説明など読み始めた。

それなら最初に私だって見ている。それ以上の商品情報が欲しくて聞いたのだが、

このフロアにいながら陳列してある商品の知識は乏しく、結局役には立たなかった。


石丸には、こういう中高年の店員が多い。創業会社が潰れる時にかなりの店舗閉鎖とリストラをしたせいか

働き盛りの30代の優秀な店員は他の量販店へ転職していったようだ。


「石丸電気」というお馴染みの赤い看板の灯が完全に消える日も、そう遠くないかもしれない。。。。



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