ありがとう親父の坪倉正明です
京都市は台風が過ぎ去りました
嵐の後の静けさって感じです
今日も
大笑いでスタートします
一緒にいかがですか?
ドラゴンいっぱいいたで
20年ほど前の話です
その人の子供の龍一くん
「つぶらく〜ん」
3歳の龍ちゃんに
つぼくらくんがなまって
つぶらくんって呼ばれてた
暴れまくりに行ったり
僕が
保育園に迎えに行ったりして
いつも一緒にいた
龍ちゃんは
名前の通りドラゴンが大好き
ドラゴン見たい?
え‼︎ 見たい 見たい 見たい
富士山に行ったら
ドラゴンいるで
富士山⁇ 行く 行く 行く
「ふ 富士山‼︎ 龍ちゃん
3歳やけど.....」
お母さん心配してる
大丈夫
僕がオンブして行くから
「オンブで富士山‼︎......」
お母さんも妙ちゃんも
ツレも一緒に富士登山へ
5合目までバスで行き
山男に先導してもらい登る
「え〜台風がきてます
昨日 1人 亡くなられました
登りますか?やめますか?」
山男の話に
お母さん ビビりまくり
大丈夫やで
僕らは 山頂に行くのでなく
山頂に帰るのや
僕らのホームやし
大丈夫なんや 行こ‼︎
がんばって6合目まで
一生懸命に歩いてくれた
龍ちゃん眠そう
よっしゃ
龍ちゃんがんばったなぁ
オンブするし寝ていいよ
オンブして
しばらくして気づいた
前年も登った富士山
めちゃくちゃシンドかった
命の危険を感じたほど過酷
今回は楽勝で
しかも龍ちゃんオンブしてる
龍ちゃんに龍を見せるんや‼︎
これだけ考えて登る
しばらくすると
龍ちゃんのお母さんが
フラフラになってきた
「龍ちゃん
お母さんもう無理
つぶらくんと行って来て」
うん つぶらくんと
一緒やったら
僕 大丈夫
と お母さんは山小屋で
寝てもらい 再び登った
しかし9合目ぐらいで
「これ以上は危険です
残念ですが
ここで中止します」
龍ちゃん
ドラゴンが 龍ちゃん来たし
喜んで はしゃいでるわ
って言ったが反応がない
おい‼︎龍ちゃん 龍ちゃん
龍ちゃんは
ある一点をジーと見ていて
動こうとしない
何や‼︎ どないしたんや‼︎
しばらくすると
我に帰った様子の龍ちゃん
龍ちゃん
ママの所に行こう
うん わかった
お母さんが寝てる
山小屋に着くと
走っていった龍ちゃん
ママ ママ 聞いて 聞いて
フラフラで
「あぁ 龍ちゃん
行ってきたの?」
ママ あのな
つぶらくんの言うとおりな
ドラゴンが
ドラゴンが
いっぱいいたで
僕 見たもん‼︎
あの時や‼︎
龍ちゃんが
全く反応しなかった時
あの時
龍ちゃんは
ドラゴンを見ていたんや
スゲー
やっぱり
龍はいたんや
振り返ると
富士山に龍がいると言ったのも
山頂がホームだから大丈夫と
言ったのも 勝手に口から出てきてた 不思議な体験でした
龍ちゃん
ありがとう