「不破尚との関係は?」
「お話したことはありません。」
「写真についてはどうなんですか?」
「さあ、私ではないですよ。」
「現在、恋はしていますか?」
「ふふ、どうでしょう。想像におまかせ
します。」
キョーコは妖艶に微笑んだ。
「お疲れ様。」
蓮はキョーコに声をかけた。
「緊張しましたぁぁ。敦賀さん、いかが
でしたか?」
「なかなか、いい出来ばえだと思う。」
「よかったぁぁぁ。」
雑誌に尚とのキス写真が掲載され、
事務所から記者会見をするよう命じら
れた。
事情を知っている蓮がついてきて
くれた。
「欲をいえば、敦賀さんに恋して
いますといって欲しかったな。」
「え////」
「俺、最上さんを愛しているから。」
「ええっ。」
キョーコは驚き、ただただ、蓮を
みつめるのであった。
End