オーディオドラマ制作サークルpurplesounds@hotmail.co.jp過去作品は右側の「テーマ」から「作品」をクリックで表示されます。2024年10月27日(日)開催の M3-2024秋 に参加します。スペース番号は コ-21B です。
古いマイクスタンドをメンテナンスしました。10年くらい前にリサイクルショップで買った気がします。先端にステレオアームが付いていますが一応ブームスタンドになっていてマイクを2本空中に飛ばしてステレオ録音できるものです。ブーム支持部の下にAurex(東芝のオーディオブランド)のロゴと型式名MB-1000のシールが残っています。ネットで検索してみましたがこのスタンドに関する情報は何も見当たりません。昭和の生録ブームの頃は東芝もAurexブランドでEM-120/220といったコンデンサーマイクを売っていたので、そのオプション品ではないかと思われます。国産品を示すJAPANの刻印があり、TOAやTAMAのスタンドに似ていて作りはしっかりしています。グリップや調節スリーブなど黒い色の部分も大半がプラスチック製ではなく金属製です。足は折りたたみ式ではなく差し込み固定式で長さ33cm。スタンド基部側のパイプ内にスプリングが入っていて延長部が落ちても衝撃を緩和する配慮がされています。スタンド自体の高さは縮めた状態で100cm、伸ばした状態で160cm、ブームの長さは88cmです。ステレオアームの取り付け部とマイクホルダーの取り付けネジはAKGネジ(3/8インチ)ではなく、昭和の国産製品でよく見るJISネジ(5/16インチ)です。このため現在主流のマイクホルダーを使うにはJISネジからSHUREネジ(5/8インチ)への変換ネジが必要で、この点はPrimoのステレオアームAP246と同じです。ステレオアーム自体は接続部も金属製でしっかりした作り。ゴム部品の表面の光沢が無くなっているのでシリコン艶出し剤を塗りました。全体に煤けていましたので金属部分を磨いてスライド部分にグリスを塗り、ネジ山やスプリングには油を塗布。クロームメッキ部分にワックス塗布。少しは綺麗になりました。ブームを締め付けて固定するゴムパッド2枚は金属部分と固着しています。まだ機能するので今回はそのまま。摩耗や硬化がもっと進めば要交換です。パイプ内部のスプリングも錆はなく、小さなプラ部品も割れたり可塑性がなくなったりはしていません。1970〜80年代の製品と思いますが、その割には状態良好でした。最大高は2m30cm位。2〜3千円で買える安価なブームスタンドよりも自重があるので、ペンシルマイクで無風の屋内録音程度なら倒れる気配はしませんが、屋外や人通りのある場所でここまで伸ばして使うならバラストが必要と思います。(がんくま)
2024-12-01 01:47:02
【開催日時】2024年12月15日(日)15:00〜20:00本イベントは開催終了しました。【対象】音声作品のシナリオ執筆、演技、演出、編集に従事されておられる方々。またはこれらの作品の制作に興味をお持ちの方々。【開催場所】KNOW HOW北千住https://g.co/kgs/nHr3aAp〒120-0033 東京都足立区千住寿町8-18 柏崎ビル201号室JR/東武/メトロ/つくばエクスプレス北千住駅より徒歩9分アクセス情報はこのページ最下段にあります。【内容】オーディオドラマ、ボイスドラマ、シチュエーションドラマ、ASMR等の音声作品のレベルアップを果たすためのノウハウについて、豊富な実例と共に問題点や解決法を説明します。本ページは同人サークルのブログという形態ではありますが、今回の講師は長年放送局でAM/FMのオーディオドラマ、テレビドラマの音響効果・選曲・演出を担当する傍ら、人気ソーシャルゲームや男性向け・女性向けゲームの音声ドラマといった商業作品の編集を多数担当(告知の都合上、実名表記ができません)。音声作品のシナリオ執筆や専門学校での効果音制作の講師もしています。文章資料や編集実例を用いての本格的な内容です。一度でもこれらの作品に関わったことがある方であれば必ず得られるものがあるでしょう。特に、近年人気のバイノーラル・ASMR作品については、本来の作品特性と現実の制作実態との乖離から、どのような制作手法が好まれるか、どのように録音や効果音制作を行えばよいか、シナリオの書き方や演じ方の留意点にさかのぼって重点的に説明します。このため、音響編集者よりもシナリオライターやディレクター、役者のほうが参考になる部分が多いと思います(とは言え実務的な説明は編集部分が中心になりますので編集担当者の方も大歓迎です)。また、これらの方々が直接、音声編集者と接点を持つ機会はなかなかありません。音声作品では音声編集者の能力が大きく作品の完成度に影響します。今回の講習会が双方について貴重な出会いの場ともなることを期待しています。・音声作品の現状とバイノーラル作品の台頭・効果音で表現できることとできないこと・音声作品におけるイマジナリーライン意識の重要性・人間の聴覚特性の特徴とバイノーラルマイクの活用法・ト書きに無い効果音をどう付けていくか、役者と編集者の考え方・マイクとプラグインの操作体験(Nuendo/ProToolsで3Dパンナー系、部屋鳴り除去、効果音作成用など)【募集人員】最大12名程度※定員に達しました。多数の申し込みありがとうございます。【参加費用】お一人様 2,500円(当日徴収・現金のみ)※お手持ちのヘッドホン(Φ6.3mm標準フォーンプラグ)をご持参ください。A4紙資料を配布しますので持ち帰りできる袋の持参も推奨します。※領収書の発行は可能ですが、インボイス対応ではありません。【注意事項】会場内で飲食は可能です(ポットとティーパックによるセルフ喫茶は無料でご利用いただけます)が瓶缶等の燃えないゴミはお持ち帰りいただきます。コンビニ(セブンイレブン)は徒歩3〜4分先です。長時間の内容のため、感染症予防の観点からマスク持参を推奨いたします。【参加申込】下記の申込フォームからお申し込み下さい。ご入力いただいた個人情報は本イベント以外で利用することはありません。参加費は当日会場で徴収いたしますので釣り銭無きようご準備いただけますと幸いです。参加申込フォーム(定員に達しましたので参加受付は終了しました) 【会場アクセス】北千住駅西口からの地図北千住駅西口正面のロータリー(両側にアーケード)を正面に進みます。向かって右側の歩道のほうが近いです。会場至近にはコンビニやATMがありませんので食事や買い物は北千住駅付近でお済ませされることをおすすめします。4〜5分歩くとアーケードが途切れ、国道4号線の「北千住駅入口」交差点に出ます。横断歩道を渡り、右側(北側)へお進み下さい。そのまま道路の左側を4分ほど歩くと「千住寿町」の交差点が見えてきます。交差点手前左側の古着屋の看板が出ているビルが目的地です。建物の廊下を進み、突き当たりの階段を上がって2階左側の部屋が会場です。
2024-11-26 09:39:21
AT8441はAT4040/4050/4060用の純正ショックマウントです。ただし初期型で、使う側からするとこのマウントの評判はあまり良くなく、逆さまにすると落ちるなどホールド性に問題があるとの意見がありました。その後純正品はAT8449を経て現在はAT8449aになっており、ホールド性の不安は聞かれなくなりましたので、おそらく現行のAT8449aでは問題が解決しているのではないかと思います。AT8441ではマイクの保持を平ゴムベルトで行います。AT8449もAT8441と同じくマイクの保持を平ゴムベルトで行います。AT8449aは現物を見たことがありません。写真で見た限りではホルダー部分が明確にテールパイプを保持する構造になったようです。なお、メーカーには純正ショックマウントのサスペンションゴム交換を行うサービスがあります。しかしAT8441も対象なのか、AT8449/8449aだけなのかはわかりません。本記事を参考に自分で作業をされる場合は自己責任でお願いします。■ゴム紐のみを交換する場合交換に使ったのは百均ショップのセリアで購入した「HAIR RUBBER BANDロングゴム中タイプ全長約100mm SRLG-043-1(株式会社ブレイズ)」です。一般的注意としてヘアゴム用のゴム紐は元々付いていたゴム紐よりソフトで伸びやすく耐久性が低い場合が多いです。元のゴム紐は5年使えたけどヘアゴムで張り替えたら1年で伸びた、になる可能性があります。困った時にすぐ張り替えられるのが利点なので耐久性を気にする方は高耐久な素材を探してください。実際に今回使ったゴム紐もすぐ伸びますのであまりお薦めはできません。太すぎるとホルダーの穴に入らないのですが同じ百均のゴム紐でももっと良いのがあるはず。他に必要なのはゴム紐の両端をカシメてリングにするためのゴム留め金具です。元々付いているものを丁寧に外せば再利用もできますが、今回は手芸用品店やメーカーサイトを含む各種通販で入手できる日本紐釦貿易(Nippon Chuko)の「ゴム留め金具ブラックニッケル 3×10mm A16-3 BN」を使用しました。作業前はゴム紐が緩みきっていて枠から外れてしまいます。ゴム紐を外す前にゴムがどの順番に穴を通っているかを確認したら、元のゴムをカシメの所で切って抜き取ります。抜いた交換前のゴム紐の全長は87cmでしたが、これは伸びて緩んでからの長さなので新品はもっと短いはずです。新しいゴム紐を元通りの順番で穴に通してテンションを確かめます。最初ゴム紐の長さを69cmにしてみましたが、AT4050は重いので1〜2回吊るとすぐ伸びて後から6〜7cm位切りました。ゴムの質で調整が必要ですが60〜64cm位ではないかと思います。ゴム紐だけを交換する場合、長さが決まったらゴム紐の両端を留金具でカシメます。ラジオペンチでそのままカシメると傷だらけになりました。見た目が気になるなら布かテープを巻いて締めるか、または熱収縮チューブを被せると良いでしょう。■平ゴムベルトを交換するマイク本体をホールドする平ベルトのゴムバンドリング(直径5cm、幅7〜8mm、厚さ0.8〜1mm)は2本あり、このうち下側の1本はゴム紐を外した時でないと交換できません。下の写真は交換前、天地を逆にした写真です。海外ではAT8441/8447/8449のメーカー純正補修キットとしてゴム紐とゴム留め金具と平ベルトリング2個のセットが"P11669"と称して売ってあります。Audio-Technica P11669 Rebanding Kit for AT8441 AT8447 AT8449 Shockmount Bandshttps://www.pixelproaudio.com/products/audio-technica-p11669-shockmount-rebanding-kit/また、平ゴムベルトリングのみを"AT8415RB"として売っています。Audio-Technica AT8415RB Shockmount Bands for AT8449A, AT8415, and AT8441 (4 Pack)https://www.bhphotovideo.com/c/product/283357-REG/Audio_Technica_AT8415RB_AT8415RB_Replacement_Bands.html型番から想像するに、これはスモールダイアフラムマイク用のショックマウントAT8415の十字になっているベルトと共通です。手元にAT8415があったので確認してみると確かに同じものです。販売が4個単位なのはそのせいでしょう。同じものを市販品で入手するのは難しそうです。千石電商に直径5cm、幅5mm、厚さ0.5mmの平ベルトリングが売られていますので店頭で現物を見てみましたが、カセットデッキの回転メカ用で純正品に比べると薄くて細くて柔らかく、マイク固定用に使うとすぐ伸びそうでした。オーディオテクニカに問い合わせたところ、海外では補修用製品として販売しているが、国内では「AT8415用 ラバーバンド」の名称で部品として代理店経由またはサービスセンターから代引き直販で入手が可能(お値段は1本220円)とのことです。送料と代引き手数料を負担して取り寄せてみました(具体的な直販方法は同社にお問い合わせ下さい)。下側の平ゴムベルトを交換するためにはゴム紐を半分外す必要があります。ゴム紐の交換と同時にやるほうが良いです。交換後。だいぶ伸びてゆるゆるだったのがわかります。上側のベルトは切り込みに挿してあるだけなのでゴム紐をカシメた後でも交換できます。交換後、ベルトが対角線に張り出した部分がAT4050胴体の溝を支える効果が増したように感じます。下側もベルトが張り付くのでマイクの出し入れがしにくい。逆さまにしてみました。ゴムベルトがしっかりマイクの胴体を締め付けているので、マイクが落ちる気配は感じられません。結局、マイクのホールドがこのベルト頼りになっている構造なので、ベルトが劣化してゆるゆるになると「逆さまにすると抜け落ちる」状態になってしまうのですね。クッション性能は素晴らしいのですが、マイクの取り付け取り外しもやりにくいので、やっぱりAT4050にはAKG H85のほうが使いやすいなと思います。長年AT8441や8449を使っている方は平ゴムベルトの交換をお薦めします。(がんくま)【関連記事】中華マイクショックマウントあれこれ(1)
2024-11-24 13:36:23
AT8458aはAT2020/2035/2050用の純正ショックマウントです。AT4040/4050/4060用のAT8449/8449aはメーカー修理でサスペンションゴムを張り替えてくれますが、AT8458aには修理の案内がありません。おそらく修理金額と新品価格がほとんど変わらないためではないかと思います。交換前の様子。ゴム紐が伸びて緩くなっておりすぐ爪から外れてしまいます。元のゴム紐の掛け方を確認したらフックから外していきます。すると1本のゴム紐の輪を中央でカシメて上下二つの輪になっている構造だとわかります。片側のリングの直径は約12cmで、ゴム紐の全長は87cmでした。これは緩んで伸びている状態の長さですから新品はもっと短いはず。直径9cm程度のゴム紐リング(汎用ショックマウントの交換用ゴムリングと大体同じ)が2本あればカシメ加工は不要でそのまま交換できるはずです。試しによく伸びるダイソーの「髪の毛をしっかり止めるシリコーンリングゴム(細)(太さ2mm 直径約5.8cm)」2本を使って掛け替えてみるとパツパツでクッション性能はイマイチながらも一応使える状態にはなります。そのまま使い続けるとプラスチックパーツに負担が行く可能性がありますが、急場しのぎならアリか?実際に交換に使ったのはゴム紐はCanDoで購入した「伸びよくソフトなヘアゴム(太)ウーリーゴム黒 長さ約1m 2本入り」(株式会社セイワ・プロ)です。(※後述の赤字部分参照)このゴム紐自体の太さは交換前よりごくわずかに太いです。一般的注意としてヘアゴム用のゴム紐は柔らかくて伸びやすく、交換しても1年程度で伸びてしまう可能性があります。手軽さがメリットなので交換の頻度が気になる方は高耐久なゴム紐を当たってください。→この「伸びよくソフトなヘアゴム(太)ウーリーゴム黒 長さ約1m 2本入り」は非常に劣化が早く、3か月程度でボロボロになってしまいました。残念ながら本用途にはまったく向いていません。カシメに使うゴム留め金具は丁寧に外せば元のものを再利用可能ですが、手芸用品店やメーカーサイトを含む各種通販で入手できる日本紐釦貿易(Nippon Chuko) ゴム留め金具を使う手もあります。交換するゴム紐の長さは実体合わせで62cmのようです。59cmだとパツパツで64cmだとぴったりですが伸びると思いますので。使うゴム紐素材によりけりで調整が必要です。元の留め金具を再利用する場合は上の写真のようにリングの中央を束ねて二つのリングに分けますが、一般的なゴム留め金具を使う場合はゴム紐の両端を留めるだけで一つの大きなリングのままでも装着できます。留金具を再利用した例。ラジオペンチを使ったので金具に傷が多い。こちらは日本紐釦の「ゴム留め金具ブラックニッケル 3×10mm A16-3 BN」を傷がつかないようにタオルで包んでからラジオペンチで締めてみた例です。■100均のヘアゴム2本を使った簡易修理方法コメントでゴム紐を紛失して元の状態がわからないというご意見をいただきましたので、留金具を使わずヘアゴム2本で掛け直す様子を写真多めで追記します。こちらは元ゴムが残っていた場合の写真です。2つの矢印の先の、中央の円筒型のパーツからゴム紐が出てくる所と、外側のリング状のパーツにゴム紐が引っ掛けられている具合を覚えておいてください。円筒型のパーツからは上部4ヶ所、下部4ヶ所、ベロのようにゴム紐が外側に引き出されます。ゴム紐が無い状態だとこうなっているはずです。ゴム紐が引き出される所の切り欠き8ヶ所(上下16ヶ所)にはゴム紐がハマるフック状の爪があります。また、矢印の先の別の小さなゴム紐4本ですが、マイク本体のホールド性を高めるために直径1〜1.5mmリング径3cm程度のゴムリングが引っ掛けてあるだけです。もしこれも紛失している場合は千石電商等で同等品が買えると思います。100均ヘアゴムのリング径6cm〜7cmのものを2本用意し、手で引っ張って少し伸ばしたあと、円筒型パーツの内側から外側へ向かってベロを出していきます。これを上下各4ヶ所の合計8ヶ所行いますが、リング径6.5cm程度だとパツパツでベロのように大きくは出っ張りません。リング状パーツの真ん中に置いて、ベロ部分を引っ張ってリング状パーツに4つある爪に引っ掛けます。ゴム紐が短いので引っ掛けている最中に円筒形パーツのフックから外れると思いますが、ベロが出てくる切り欠きの位置さえ間違えなければ4つの爪に全て引っ掛けられればOKです。裏返して、残りの4つのベロもリング状パーツの爪に引っ掛けて完成です。これでも問題なくショックマウントとして使えると思います。構造が理解できたらもっと良いゴム紐を探すなどしてみてください。本記事を参考にした修理は自己責任でお願いします。(がんくま)
2024-11-22 13:10:56
MilabのコンデンサーマイクVIP-50の純正ショックマウントはかなり変わった形をしています。ヘアゴム4本で簡単に交換できました。利用したのはダイソーのヘアゴム「リングゴム(中)ゴム径3mm、リング直径5cm」です。一般的注意としてヘアゴム用のゴム紐は柔らかくて伸びやすく、交換しても1年程度でまた伸びてしまう可能性が高いです。気になったらすぐ交換できる手軽さがメリットなので、交換の頻度が気になる方は高耐久なゴム紐を当たってください。正面から見て上側左右のフック4箇所と、ホルダー側の4箇所に、左右1本ずつゴムリングを掛けて吊ります。下側を上側と同じ向きに掛けるとホルダー側のフックに浅くしか掛かりませんので、下側はゴムを掛ける方向が90度違って前後に分けて掛けるのじゃないかと思います。この向きのほうがゴム紐がフックにしっかりかかります。交換後に各方向から。上の写真のマイクを固定するネジを緩めようとするとマイク本体の底板が浮いてネジが回らなくなり、マイクがホルダーから外せなくなることがあります。その際はホルダーとマイク底板の間の隙間に硬貨や大きめのマイナスドライバーを差し込んで底板が浮かないようにするとネジが回せます。正しいゴム紐の掛け方がわからないのでネットで検索した写真を見ると唯一発見した写真は全然違う掛け方になっている。https://sonidoluilamas.blogspot.com/2016/12/milab-vip-50.html?m=1現行品のショックマウントはRycoteのマウントのように見えます。https://www.milabmic.com/vip-50/今回ゴムを張り替えたのはおそらく初期形でこのショックマウント自体がもはやレア品なのか検索しても情報がありませんでしたので書き残します。(がんくま)
2024-11-20 13:34:29
■使用環境過去記事でDVキャプチャー用に整備したPCです。・Fujitsu Esprimo D582/G・Windows 7 Professional 32bit/64bit SP1(※)・IEEE1394カード Koutech 582V2(TSB41AB3+TSB12LV26)※本記事に登場するハードウェア及びソフトウェアは32bit/64bitどちらのWindowsでも動作しました。・iLink(IEEE1394mini)とFireWire400の変換ケーブル(両端がFireWire400端子の一般的な6pin FireWireケーブルでも問題なく使えます)・Canopus ADVC-100・RCAアナログビデオケーブル(赤黒黄コード)・S端子ケーブル(無くても良いがあると多少高画質)・アナログビデオ機器(VHS/βビデオデッキ、LDプレーヤー、ビデオカメラなど)■ADVC-100とSONY PSXカノープスADVC-100やADVC-110はNTSC/PALアナログビデオ信号とデジタルビデオのDV信号を双方向に変換するコンバーターです。とは言え地デジHDTV放送が始まる前の規格なのでSD画質。今ならアナログビデオを直接mp4に変換するUSBやHDMIのキャプチャー機器を使うほうが一般的と思います。元のSD解像度のままで良いなら画質は良いので古いハードですが使ってみました。キャプチャーしたいのはSONY PSXの内蔵HDDに残っているSDビデオ映像です。PSXには内蔵DVDドライブを使ってDVD-Rに書き出す機能がありますが、手間がかかるし録画時間によってはエンコードで画質が悪化します。HDDが大容量化した現代ならアナログビデオ出力をそのままキャプチャーしたほうが高画質で手間も少ないのでは?と考えました。■インストールしたもの・Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージhttps://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40784・K-Lite Codec Pack Basichttps://www.codecguide.com/download_kl.htm動画プレーヤーMediaPlayer-Classicと動画コーデックの詳細情報を表示するMedia Infoをインストールするために利用。・Windows Movie Maker 6Windows7当時にOSの標準アプリだったビデオ編集アプリです。Microsoftの公式サイトでの配布は終了しています。下記のサイトから32bit版または64bit版を使用OSに合わせてダウンロードしました。https://archive.org/details/wmm6_win7_64bitさらに新しいバージョンもダウンロードできるようです。https://dvdcreator.wondershare.jp/windows-movie-maker/how-to-download.html当方は映像編集を別PCで行うためMovieMakerはキャプチャーにしか使いません。バージョン6でも英語版のままでも特に支障はありませんでした。■ADVC-100でDVをキャプチャーする手順1.ADVC-100にACアダプターとFireWireケーブルを取り付けます。FireWireケーブルの端子はフロント側にiLink(IEEE1394mini)、リア側にFireWire400の2つの端子がありますがどちらに接続しても挙動は同じです。反対側をPCのFireWireポートに挿します。ADVC-100の裏面にあるDIP SWはすべてOFF位置。2.PSXのVIDEO/AUDIO OUT端子とADVC-100のVIDEO/AUDIO IN端子をRCAアナログケーブルで接続します。PSXには輝度信号と色信号を分離して伝送できるS端子があるので、ビデオ配線は黄色のRCAピンプラグを使わずS端子ケーブルで配線しました。オーディオは白赤を色同士で繋ぎます。白がLch、赤がRch。※PSXの出力の黄色RCAのビデオ配線は後述のRCA-HDMIコンバーターを経由してPCモニターのHDMI端子に繋げてあります。WMMのプレビュー画面が小さすぎてPSXの画面操作がやり辛いためです。3.ADVC-100の電源をONにしてSOUCEボタンを推しANALOG INのLEDを点灯させます。4.ADVC-100がWindowsに認識されるとデバイスマネージャーの「イメージングデバイス」の中に、AV/C Tape Recorder/Playerが表示される(AVC Compliant DV Tape Recorder/Player)。「デバイスとプリンター」画面にもアイコンが出現。5.Windows Movie Maker(WMM)を起動してキャプチャーを行います。WMMを使ったDVキャプチャーの操作方法は別記事で詳しく説明しているので本記事では割愛します。ADVC-100を使う場合のポイントは、ビデオテープの全体をキャプチャーするか部分的にキャプチャーするかの選択画面で下側の"Only import parts of the videotape to my computer"にチェックを入れることと、DVビデオデッキと違ってキャプチャー画面のトランスポートボタンでデッキを遠隔操作できないので現物のビデオ機器(PSX)の操作ボタンで頭出しを行ってから"Start Video Import"ボタンを押すことです。自動ではキャプチャーが止まってくれないため、キャプチャー対象の長さがわかっていれば"Stop importing after(min):"で分数指定しておくと良いです。6.ビデオ機器のオンスクリーン表示もそのままキャプチャーされるので、ビデオ機器側でオンスクリーン表示を消すか、利用するビデオ機材にオンスクリーン表示が出ない録画用のビデオ出力端子があればそちらをADVC-100に接続します。7.キャプチャー中は音声のモニターができません。必要な場合はPSXの音声出力をあらかじめ分配して聴けるようにするしかありません。8.現代のFullHD動画と比較すると解像度が低いので画質が悪く感じられるかもしれませんが、SDテレビ映像を見て育った立場としては違和感無い画質です。■録画頭と終わりの不要部分をカットするキャプチャー直後に頭と終わりだけ不要な箇所をカットして無劣化で書き出したい場合があります。無料で利用できるArea61DVビデオブラウザとArea61DVビデオコンバーターをインストールして使ってみました。・Area61DVビデオブラウザ(Vector)https://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se255514.html・Area61DVビデオコンバーター(Vector)https://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se313643.html1.DVビデオコンバーターを起動し、"参照"をクリックしてファイルメニューから編集対象のキャプチャー済DV-AVI動画ファイルを読み込む。2."ビデオブラウザ(範囲指定)"をクリックするとArea61DVビデオブラウザが起動する。※何故かWindowsのプロパティでも音声がfs32kHzで表示されますがMediaInfo で確認する限り元動画も変換動画も48kHzでした。3.ファイル連携はないので、DVビデオブラウザ側のファイルメニューからDVビデオコンバーターで開いているのと同じ動画ファイルを開く。4.トランスポートボタンを使って動画の開始点(in点)を探す。そのコマが表示されたら"範囲始点を設定"ボタンを押す。5.同様に動画の終了点(out点)を探して"範囲終点を設定"ボタンを押す。動画のシークバーに設定範囲が青いバーで表示される。6.この状態でDVビデオコンバーターの"ビデオブラウザ(範囲指定)"をクリックすると、DVビデオブラウザの範囲指定がDVコンバーターに反映されるので、DVビデオコンバーターの録画ボタン(赤丸)を押す。7.保存先の設定画面で元のファイルと違う名前を付ける。"保存"をクリックすると出力開始。9.出力が完了したら両ソフトを終了します。DVビデオコンバーターは再エンコードを行わないので画質を劣化させずに不要部分をカットしてファイル容量を削減できる。■補足説明定番ソフトであるArea61 DVビデオキャプチャーをADVC-100で使おうとすると、何故かDVカム連動のチェックを外しても「DVデッキを再生モードにするか、ビデオモードにして下さい。」メッセージが出てしまいキャプチャーできませんでした。20年くらい前はこのソフトを使っていたような気もしますので、単に私の使い方が悪いだけかもしれません。WMMでは問題なくキャプチャーできました。■RCA-HDMIコンバーター通常のSD映像を720P/1080PのHDMIに変換できるコンバーターです。古い機材であるADVC-100を使うより、これとHDMI-USB変換やHDMIレコーダーを使って直接高解像度のmp4にするほうが現代的に思いますがキャプチャー用としては使っていません。WMMのプレビュー画面が小さくてビデオ機器の画面表示が見にくいためこれでHDMIディスプレイに出力しています。NTSCのアナログビデオ信号が入る古いテレビやディスプレイを持っていればそれに映せば良いのですが、もはや持ってない方も多いはず。買っても1000円しないので古いアナログビデオ機器を所有している方なら持っておいて損はないと思います。(がんくま)【関連記事】DATとDV/HDVのキャプチャー専用機を作る(1)Canon HV20でHDVをキャプチャーCanon HV20でDVをキャプチャーWindows10でIEEE1394ドライバー(Legacy)を使う
2024-11-04 02:54:16
大半のマイクはまったく使用されることもなく死蔵されているが少しはサークルで使ったことがある、または使う予定があるものについて書きました。オーディオドラマでは掛け合いの芝居を収録をするので同じマイクが最低2本必要になります。■ラージダイアフラムコンデンサーaudio-technica AT4050/CM5現在の主力コンデンサーマイク。ただしこれで台詞を録音して完成した作品はまだ無い(サークル作品以外の仕事録音では何度も使用)。万能系で声から楽器から何でも録れる。一聴すると特徴が無さげで地味な印象だが、よく聞くと密度感のあるしっかりした音で加工に良し、そのまま使うも良し。下位機種のAT4040と比べるとスイートスポットを離れた時の音質変化のシビアさが緩和され中低音に腰があって安定感が向上。無印AT4050とCM5の違いは基板の部品が表面実装品かリード部品かの違いだとかでCM5のほうが現行品の無印より古い初期形だが両者の音の違いを顕著に感じたことはない。無指向、単一指向、双指向の3段切り替え式。同人オーディオドラマサークルとしてはこれ持ってれば他のマイクは要らないんじゃないかと思うほどの優等生。3本所有。CAD M179AT4050の前の主力コンデンサーマイクで2012年に輸入し複数のサークル作品の台詞録音に使用(その前はMXL V67Gを使っていた)。指向性の切り替えが無指向、単一指向3段、双指向と多様なのが特徴。同様の特徴を持つAKG C414より安価だがC414と違ってカプセルはノイマンタイプ。指向性を切り替えても音質の変化が少ない。内蔵アンプに単品のFETではなくオペアンプを使用しているのも特徴で、他のマイクより消費電力が多め。負帰還を強めに掛けて周波数特性の改善や非直線性歪みの低減を狙っている。このため音に癖がなくS/Nも良く何に使っても実用上の問題が無いが高級マイクの個性みたいな要素が無い。ビンテージマイクのRCA77DXに似せたと思われる卵型の外観が近年のマイクとしては異端で見た目で信用されにくいのが難点。コンパクトでノイズも少なく指向性を絞れるので効果音録音に向いているマイクです。楽器録音や双指向でのトーク番組収録用にも使用。2本所有。Milab VIP-50ヨーロッパの放送局では定番マイクのひとつらしい。日本のスタジオではほぼ見かけない。これも指向性の切り替えが無指向2段、単一指向3段、双指向と多様なマイクだが、手持ちの個体は双指向で使うと表と裏の音質に差があるので単一指向か無指向でしか使わない。ノイマンU87iと比べると爽やかな印象を持っているけれど指向性の切り替えでだいぶ音の印象が変わる。広めのカーディオイドだとあっさり目のナチュラル感ある音でオフ目になると低音の痩せが顕著だが、狭指向にすると密度感と低音のある押しの強い音になってオフ目でもあまり痩せない。ローカットスイッチがすごくバッサリ効く。M179と比べるとウォームな感じ、AT4050と比べるとビビッド感(解像度)に劣るが厚みはこちらのほうがある。1本しか持っていないためオーディオドラマの収録では使わず、仕事の声録音でもU87iやAT4050のほうが使い慣れているので利用頻度が極めて低く滅多に出番無し。Studio Projects LSD2FMステレオラジオドラマ制作時代に台詞の定位録音で何度か使ったノイマンSM69が欲しいけど高価過ぎて買えないので代替品として買ったマイク。設置面積極小でX-YまたはM-S方式のステレオ録音ができる(ステレオドラマなら1本で全員の芝居が録れる)。SM69と同様に上下に二つのダイアフラムが並んでいて上側が回転して向きを変えられる仕組み。ダイアフラムごとに無指向、双指向、単一指向の切換スイッチがある。953gと重くてデカく、専用のマイクケーブルが要る。その重厚な見た目に反して音質は中低音のふくよかさも密度感も薄く、手持ちのコンデンサーマイクの中では少々物足りない音に思われる。定位録音は収録の前に演者の動きを決めておかないといけないのでうちのように録音当日ギリギリまで台本が完成しないサークルには敷居が高く、いまだ実現していない。ステレオの効果音録音では何度も役に立っている。1本所有。BM800改改造ブームで有名になった格安中華マイクで私も改造して使っている。写真の黒い個体はソースフォロワーにしてある。改造前の音質はとてもドラマの声収録には使う気になれないものだが改造後はどうにか使える。サイドアドレス型マイクではあるが厳密に言えばこのマイクがラージダイアフラムの範疇なのかは疑問が残るところ。製品の個体差が大きく、対策しても胴鳴りが残るのが欠点。1本2000円程度で買えるため、埃にまみれたり水濡れの危険性がある効果音収録にも恐れず使える。これはこれで当サークルには必要なマイクでとても重宝している。4本所有。OCTAVA MK-319ロシア製。変なマイクマニアの中では定番品。安価な価格帯のラージダイアフラムコンデンサーマイクの中では際立って個性的な音質で、高域の解像度が高くないので尖った感じがなくソフトな音になる。シャリシャリキンキンさせたくない録音に使うとコスパが良いマイクかもしれない。当サークルでは布団の音を効果音として録音する時に使っている。ダイヤフラムの表面を覆う黒いカバーを取ったり、風防の内側のメッシュスクリーンを取ったりして改造すると明瞭度が上がって化けるらしい。1本所有。■ダイナミックsennheiser MD422U最新作「新作はまだか」の台詞収録で使用。クジラマイクとして有名なMD421Uの後継品として作られたが、あまり売れなかったので早々に廃番になった珍品。後述のMD441Uと同様にハムキャンセルコイルを内蔵した複雑な構造のダイナミックマイク。MD421Uと聴き比べると高域のブライト感が薄い(ドンシャリ感が薄い)ように思えるが、それが評価がイマイチだった理由だろうか。オーディオドラマの台詞を録るとSM58のようなボーカル用マイクと違って落ち着いた感じで個人的には結構好き。単一指向性でコンデンサーマイクより感度が低いので防音がやや甘いスタジオでも使いやすい。何の録音にも向く万能系マイクだと思う。難点はマイク本体もマイクホルダーも壊れたら替えが効かないこと(MD421と同じ構造なのでロー抜けします)。できればもう1本欲しい。3本所有だが1本は部品取り。sennheiser MD441U通称サンマ。MD422Uに比べると胴長で重く、狭い録音ブースだと設置に難儀する。単一指向性で指向性がかなり鋭い。ダイナミックマイクにしては近接効果が薄く正面ならややオフから喋ってもコンデンサーマイクのように声を拾う。マイク本体に高域ブーストスイッチと5段階のローカットスイッチがあって卓EQを使わずに音質を変えられる仕組みがある。MD422Uは明快な音だがMD441Uは重心が低く高級感がある音で出力もMD441Uのほうが低い。最近の高域特性が伸びたコンデンサーマイクと声を録り比べるとビビッド感が抑えられソフトで洗練された印象の音になる。そのうちこれでドラマを録音してみたいと思いつつまだ実現していない。なお、このマイクを使っている同人ドラマサークルは他にも存在します。2本所有。AIWA DM-68A私が最初に手にした業務用品質のマイク。1960年代にリボンマイクからより高性能なダイナミックマイクへ移行した頃に生まれ、1980年代位まで国内の放送局で広く使われていた国産のダイナミックマイク。高校野球の会場アナウンスやラジオの渋滞情報でお馴染みの交通センターのマイクも長年これだったらしい。単一指向性で、側面の金網部分も息を当てると吹かれるので指向性を作るために使われているようだ。感度は低め。人の声を録音する場合と音楽を録音する場合で特性を切り替えるスイッチがある。ダイナミックマイク同士で比較すると、やや圧縮がかかったように聞こえるSM58に対して抑揚感が薄くナチュラル方向な音。現代的なコンデンサーマイクと比べると音の彩度や周波数帯特性に劣り枯れた印象の音ではあるが、元々ラジオ放送用に作られたマイクなのでこれで録音した人の声を他の音と混ぜた状態で聞くと意外と聞き取りやすい。生粋のラジオドラマ用マイクと言えるかも(?)。現代の台詞録音の仕事ではコンデンサーマイクが主体でこのようなマイクはもはや使われないため、これもいつか当サークルのドラマ録音に使ってみたいと思っている。2本所有。AUDIX OM3ドラマの台詞録音には使っていないが、稀にご相談がある朗読会や歌ライブ等のステージPA用の主力ダイナミックマイク。その分野でのド定番SM58を持っていないのでこれを使っている。SM58より指向性が鋭く音はこちらのほうがナチュラルに思える。感度は低め。全体に高域寄りで近接効果が大きく口もとに近付けたほうがしっかり低音を拾う。丈夫で使いやすいマイクであることは間違いない。4本所有。audio-technica AT-PV500こちらもステージPA用途でOM3を補佐する役割のダイナミックマイク。スイッチ付きで吹かれやグリップノイズに強く、手に持つとしっかりとした重さがある。手持ちのハンドマイクの中では感度が高く、周波数帯域も広めなので会場によっては帯域の端にある定在ノイズを拾う時がある。メーカーでは高級カラオケマイクとして売っていたが外観も華美ではなく普通に使いやすいハンドマイクだと思う。3本所有。SHURE SM57うちでは珍しいド定番マイクのひとつ。近接効果を利用する効果音収録用途に加えて、イベントや配信番組の生演奏で楽器録音用に使用(定番なので文句が出ない。実際に誰もが聞き慣れた音で拾うし設置も楽)。しかしMD422Uと聴き比べるとSM57のほうが癖が強い音に感じられる。2本所有。SAMSON R21sスイッチ付きの雑用マイク。安価なマイクなので特に音に厚みや高級感があるわけではなく、高域のヌケも微妙に良くないが小規模イベントの司会MC程度ならこれで問題ない気がする。Classic ProのCM5も持っているがあっちを買うくらいなら200円足してこっちを買うほうが……。感度が高めでHAの利得が低い機器でも使いやすい。誰が見ても使い方がわかるごく普通のマイクでトークバックや連絡回線用、予備用として現場に持って行く。2本所有。beyerdynamic M58胴が細くて長く手に持って相手に向けやすいインタビュー用のダイナミックマイク。メーカーもENGつまり放送取材用に作ったと明言しており音質は低音控えめで人の声が聞こえやすいようにカリッとしており振り回してもグリップノイズがほとんど入らない。感度は低め。ステージボーカル用のダイナミックマイクが単一指向性なのと違って無指向性なのも特徴的。日本の放送局ではインタビュー用にデザインがもっとスッキリしたSHURE SM-63Lか、大きな風防を付けても見かけが良いsennheiser MD431IIが使われていてM58は見かけない。ドラマの台詞録音には向かないので、インタビュアーがマイクフォローをするような同録仕事の依頼があれば使うのだが、そういう依頼が無いので利用頻度は極めて低い。2本所有。■スモールダイアフラムコンデンサーM-AUDIO PULSER-IIスモールダイアフラムのステレオペアマイク。透明感に劣り個人的にはさほど好きな音質ではないが、軽くてコンパクトかつ専用の収納ケース入りで運用上の取り回しがしやすい事から利用頻度が高く、主力マイクとなっている。ステレオハンガーを使ってホールや屋外でステレオ録音をしたり、スタジオではない一般施設でのワークショップで声を録音したり、ピアノ録音に高音用と低音用で分けて立てたり。2本所有。audio-technica AT857QMLa+AT861440cmほどの細いアームの先に小形のECMカプセルが付いた会議用のグースネックマイク。人の声を拾う事に特化しているので単体で音を聴くと低音の豊かさが無くしょぼいがネット配信用に使うと口元に近い事もあり声の明瞭度が高く音質が悪いパソコンのスピーカーでも聞きとりやすい声音になるので配信用の主力マイクとなっている。見た目も撮影時に顔が隠れる面積が少なくスマート。AT8614は台座部分。4本所有。SANKEN CUS-105Wグースネックマイク。AT857QMLaだけでは本数が足りない時に使う。音質はAT857よりこちらのほうが優秀で台座にトランスを内蔵しており放送局っぽい音がする。グースネックの先がダブルカプセルになっていて1台につき2つのマイク出力がある。フェイルセーフ設計なのか設置場所が狭い所で二つの楽器を録音する用途なのか中古で買った自分には理由がわからない。3本所有。SANKEN CSS-5X-Y方式のステレオ(Wide/Normal)とモノラルの切換式ガンマイク。同録業務と効果音収録の主力マイク。音質はブライト感があり声の明瞭度に優れサイドも良く切れる。ふくよかさはあまり無い。難点はガンマイクとしては重いことと配線が5ピンケーブルになること。1本所有。SANKEN CS-30モノラルガンマイク。マルチカプセルでスーパーカーディオイドに生じる後方指向性を減衰する工夫がされている。CSS-5と同じ系統のブライト感ある音質だがサイドの切れはこちらのほうが上で、屋内の効果音収録で多用している。1本所有。RODE NTG-1モノラルガンマイク。上記のSANKENのガンマイク2種に比べると明瞭度や指向性の鋭さに劣るが、軽くて小さく取り回しが楽。騒音の中で声を録るというガンマイクの用途を考えず、単純にスモールダイアフラムのマイクとして聴くとこちらのほうがナチュラルな普通の音質に思える。指向性のゆるさを活かして調理音や食事音、ガヤなどの録音に使用。2本所有。sennheiser MKE2ワイヤレスでも有線でも使っている主力ラベリアマイク。聴感上は後述のLC-617MDのほうが周波数特性が広いように思うが、声だけに限った明瞭度でいえばこちらが上で同録用や仕込み用でよく使う。6本所有。AKG LC-617MD有線ラベリアマイク。マイクヘッドのサイズがMKE2より大きい。比較的新しいマイクなのでMKE2よりインターフェアーに強い。MKE2より音に艶があり低音まで拾うのでマイクを寄せての効果音録音や楽器集音用に使用。しかし声の明瞭度ではMKE2に劣る。2本所有。下の写真で肌色がLC-617で黒いのがMKE2。Que Audio DA CARPO DA12BE耳掛け式の口元用小型ラベリアマイク。キーボーディストなど両手が塞がる人のMC用。DPAやCountrymanほど有名な製品ではないがカプセルサイズの割にはかなり高音質だと思う。利用頻度は極めて少ない。1本所有。AUDIX ADX-40吊り下げ用マイク。天井から垂らして集音する用途に特化していてケーブルを上からいじってマイクの向きが変えられる仕組みになっているが利用頻度は極めて少ない。カプセルのコンパクトさを活かしバイノーラル用途に使えないだろうかと試してみたが単一指向性でマイクに近い音の録音には向いていなかった。2本所有。セリアZY-50改100均ショップ(セリア)で売られている丸七株式会社発売のカナル型イヤホンに無指向ECMカプセルのXCM6035を埋め込んで改造した簡易バイノーラルマイク。ステレオのプラグインパワーで動作する。部品代だけなら400円程度で作れる(手間がかかるけど)。すごく良い音質とは言わないが意外と低音も拾うし無指向カプセルの音でいかにもなバイノーラルっぽさがある。入浴や洗髪のバイノーラル音を高価なダミーヘッドマイクを水に浸けて録音するわけにいかないので作ったが、人目のある混雑した場所で目立たず現場ガヤを録音するのにも役立つので壊れたらまた作りで常時2〜3本は使える状態にある。ファンタム電源とプラグインパワーの変換BOXを持っていると通常のオーディオインターフェースにも接続できる。(がんくま)
2024-10-29 11:58:12
ムラサキノオトは2024年10月27日(日)に開催される音系メディアミックス同人即売会M3-2024秋に参加します。スペースは「コ-21b」(TRC東京流通センター第二展示場2階)です。頒布物の予定は2つで、1つ目はM3-2024春で頒布したサークルオリジナル効果音集の第二弾です。前回のVol.1で畳関係の音は収録を予定していましたが積み残しになっていました。【収録内容】(ページ最下部にファイルリストがあります)畳の足音各種畳に物を置く、引き摺る、寝転ぶ、暴れるなどの音和室の引き戸、アルミサッシ木造家屋の階段足音(軋まない)夏の夜の虫の音ループ素材呑み屋居酒屋ガヤ人が多い都市の公園のオープンノイズショッピングモールのホールノイズその他モノラル、ステレオ音声の他、バイノーラルマイクで収録したものも含みます(ファイル名とファイルサイズが共通のWAVは通常マイクとバイノーラルマイクの同時録音です)。48kHzのデータWAVを入れたDVD-Rになる見込みです。頒布価格は1000円を予定しております。頒布枚数は10〜15枚程度で、Boothでの販売は行わず今後も会場限定頒布です。単品なら効果音素材サイトで販売する可能性がありますが、先の話になるでしょう。2つ目は百均のイヤホンを改造した簡易バイノーラルマイクです。頒布価格は700円を予定しています。こちらは個数が1〜2個の予定です。デモ機を用意していますので完売後でも試聴は可能です。ご興味のある方は当日ムラサキノオトのスペースをお訪ね下さい。オリジナル効果音集Vol.2 収録ファイル【収録内容】※同一ファイル名、同一サイズ(同一尺)でStereo/Binauralに分かれているものは、ガンマイクとダミーヘッドマイクの同時録音です。クリップの先頭を合わせれば両方を混ぜて使うことも可能です。JR小倉駅改札ホールノイズ_Binaural(左側に改札、右側に通路、利用客ガヤ。広がりのある空間に音が響く).wavインターネットカフェ店内_Binaural(店員の片付け音など無人ではない雰囲気。打鍵音無し。有人店舗の一般的なベースノイズ).wav呑み屋_居酒屋_酔客ガヤ_Binaural(男女盛り上がり).wav和室の引き戸(ガラスと障子)の開閉_建付けが悪い_Stereo.wav和室の引き戸(ガラスと障子)の開閉_3回(早め)_Stereo.wav和室の引き戸(ガラスと障子)の開閉_3回_Stereo.wav和室の引き戸(ガラスと障子)をぴしゃっと閉める_Stereo.wav和室の引き戸_ガラスの揺れ1_Stereo(開閉時など).wav和室の引き戸_ガラスの揺れ2_Stereo(開閉時など).wav和室の引き戸_ガラスの揺れ3_Stereo(風や近くを歩いた時の振動で揺れる).wav大型ショッピングモール_ホールノイズ_Binaural(アナウンス、BGM映り込みあり使用時注意).wav大型ショッピングモール_ホールノイズ_Binaural(徒歩で移動ドリー、BGM映り込みあり使用時注意).wav大型ショッピングモール_ホールノイズ_Stereo(アナウンス、BGM映り込みあり使用時注意).wav横須賀フェリーターミナル_ランプウェイをトラックが走る_Mono(遠景、僅かに話声混入。工場街や港のベースノイズに混ぜて雰囲気感を出す素材).wav横須賀港フェリー岸壁_着岸中のベースノイズ_Stereo(エンジン音、重量物積み込み).wav横須賀港ベースノイズ_Binaural(正面に米海軍ドック、左側に海上自衛隊ふ頭。18時の海上自衛隊チャイムが鳴る。軽い吹かれ。ヴェルニー公園).wav横須賀港ベースノイズ_Binaural(港に面した公園、全体の雰囲気と交通音。軽い吹かれ。ヴェルニー公園).wav横須賀港ベースノイズ_Stereo(正面に米海軍ドック、左側に海上自衛隊ふ頭。18時の海上自衛隊チャイムが鳴る。ヴェルニー公園).wav横須賀港ベースノイズ_Stereo(港に面した公園、全体の雰囲気と交通音。ヴェルニー公園).wav玄関引き戸(アルミサッシ)の開閉_2回_Stereo.wav畳_ほうきで掃く_Stereo.wav畳_座る(正座・胡坐)_5回_Stereo.wav畳_数歩歩く、立ち止まる各種_Stereo.wav畳_立ち上がる(正座・胡坐)_5回_Stereo.wav畳_足の先で畳の表面を掃く_Stereo.wav畳_足音_向きを変えて走り去る_数歩_Stereo.wav畳_足音_歩き去る_Stereo.wav畳_足音_歩き寄る_Stereo.wav畳_足音_歩き寄る_数歩_4回_Stereo.wav畳_足音_歩く(裸足)_ON移動1_Stereo.wav畳_足音_歩く(裸足)_ON移動2_Stereo.wav畳_足音_歩く(裸足)_ON移動3_Stereo.wav畳_足音_歩く(裸足)_ON移動_数歩2_Stereo.wav畳_足音_歩く(裸足)_ON移動_数歩_Stereo.wav畳_足音_走り去る_Stereo.wav畳_足音_走り去る_数歩_Stereo.wav畳_足音_走り寄る_数歩_4回_Stereo.wav畳_足音_走る(裸足)_ON移動1_Stereo.wav畳_足音_走る(裸足)_ON移動2_Stereo.wav畳_足音_飛び上がる、着地_4回_Stereo.wav畳に膝をつく_2回_Stereo.wav畳の上で倒れる、滑る・尻餅_Mono.wav畳の上で寝ころぶ、寝返りを打つ、身もだえる、足や腕を投げ出すなど各種_Stereo.wav畳の上で重いものを持ち上げる_Stereo.wav畳の上に小銭を投げる_6回_拾う_1回_Mono.wav畳の上に布を投げつける_Mono.wav畳の上に瓶や壺を引きずる_Stereo.wav畳の上に瓶や壺を置く1_Stereo.wav畳の上に瓶や壺を置く2_Stereo.wav畳の上に重いものを投げ���ける_Stereo.wav畳の表面を布でごしごし拭く_Mono.wav畳の表面を布で拭く_Mono.wav畳の表面を擦る音各種(立ち上がりや歩き始めのアクセント、踵を返す表現に使用可能)_Stereo.wav畳を手で叩く(重め)_Stereo.wav畳を手で叩く(音量をぐっと下げると手を付く音になる)_Stereo.wav虫の音01_Stereo(福岡県福津市畦町9月_ループ素材).wav虫の音02_Stereo(福岡県福津市畦町9月_ループ素材).wav虫の音03_Stereo(福岡県福津市畦町9月_ループ素材).wav虫の音04_Stereo(福岡県福津市畦町9月_ループ素材).wav虫の音05_Stereo(福岡県福津市畦町9月_水音あり_ループ素材).wav虫の音06_Stereo(福岡県福津市畦町9月_ループ素材).wav足音_室内_靴下_Mono_木造家屋の階段を上る.wav足音_室内_靴下_Mono_木造家屋の階段を下りる.wav農村_室内ベースノイズ_Stereo(極めて静か、微かな人の生活気配、微かな鳥).wav郊外の住宅入口_Mono(鉄門扉を開け、階段を下りる).wav郊外の住宅入口_Mono(階段を上り、鉄門扉を開け、玄関ドア開閉、ドアノブ触る).wav都市の公園オープンノイズ_Binaural(若者が多い、行きかう人々。行楽地シーン等に。福岡市天神中央公園。軽い吹かれ必要に応じてローカットして下さい).wav都市の公園オープンノイズ_Stereo(若者が多い、行きかう人々。行楽地シーン等に。福岡市天神中央公園).wav長距離フェリー船内音_4FツーリストA_Stereo(ハム音のうなりが大きいベースノイズと船内アナウンス).wav長距離フェリー船内音_5F客室前廊下_Binaural(走行中。ベースノイズ的。船の振動による音).wav効果音集Vol.1は小部数(4枚?)持っていけるかも???(がんくま)
2024-10-26 04:12:02
ムラサキノオトはM3-2024秋に参加します。日時:2024年10月27日(日)スペース:コ-21b(第2展示場2階中央モノレール寄り)出典内容ですが、春に出したオリジナル効果音集の第二弾を考えています。しかし今回も作業がぎりぎりになるので頒布できたとしても枚数は10枚程度と思います。他にはステレオイヤホンを改造した簡易バイノーラルマイクを2〜3本持っていけるかもしれません。(頒布価格は1000円以内とします。600〜700円位?)会場でお試しできますので、興味ある方は訪ねてみて下さい。何か頒布物が用意できる場合は前日の晩(26日夜)にこのブログで告知します。(10/25追記) 効果音集Vol.2はたぶん出ると思います。頒布価格は前回と同じ1000円です。諸般の都合により当日は売り子がいない無人の時間帯が長い見込みです。釣り銭の要らないようご準備願います。(がんくま)
2024-10-22 11:30:00
■使用環境過去記事でDVキャプチャー用に整備したPCです。・Fujitsu Esprimo D582/G・Windows 7 Professional 32bit/64bit SP1(※)・IEEE1394カード Koutech 582V2(TSB41AB3+TSB12LV26)※本記事に登場するハードウェア及びソフトウェアは32bit/64bitどちらのWindowsでも動作しました。・iLink(IEEE1394mini)とFireWire400の変換ケーブル・HDVカメラ Canon iVIS HV20■DVのキャプチャーHV20はDVの後発規格HDVとDVの両対応機です。本記事ではSD画質のminiDVテープをキャプチャーします。HV20を使ってHD画質のHDVテープをキャプチャーする場合は使うアプリが異なりますので別記事を参照してください。■インストールしたもの・Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージhttps://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40784・K-Lite Codec Pack Basichttps://www.codecguide.com/download_kl.htm動画プレーヤーMediaPlayer-Classicと動画コーデックの詳細情報を表示するMedia Infoをインストールするために利用。・Windows Movie Maker 6Windows7当時にOSの標準アプリだったビデオ編集アプリです。Microsoftの公式サイトでの配布は終了しています。下記のサイトから32bit版または64bit版を使用OSに合わせてダウンロードしました。https://archive.org/details/wmm6_win7_64bitさらに新しいバージョンもダウンロードできるようです。https://dvdcreator.wondershare.jp/windows-movie-maker/how-to-download.html当方は映像編集を別PCで行うためMovieMakerはキャプチャーにしか使いません。バージョン6でも英語版のままでも特に支障はありませんでした。■HV20でDVをキャプチャーする手順1.カメラ電源を「再生」にする。2.HV20のFUNCキーを押して[VTRメニュー]を設定する。記録・入力設定 AV-DV OFF再生・出力設定1 再生規格 A再生・出力設定2 DV端子 HDV/DV3.カメラ本体でキャプチャー対象のテープを一旦再生し、再生モード表示が”DV“になった事を確認する(重要)。4.カメラ本体とIEEE1394カード間をiLinkケーブルを接続します。5.カメラがWindowsに認識されるとデバイスマネージャーの「イメージングデバイス」の中に“Canon DV camcorder”が表示される。※「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の中に“Canon iVIS HV20” が表示される場合はWindowsがDV再生機ではなくHDV再生機と認識している可能性があります。6.「デバイスとプリンター」画面にもアイコンが出現。 7.Windows Movie Maker(以下WMM)を起動し、左上のImportメニューから"From digital video camera"をクリックします。8.ファイルの保存設定画面になります。Name:とImport to:を設定します。Format:でAudio Video Interleaved(AVI)とWindows Media Video(WMV)が選べますが、WMVは最近のWindowsでは使わない動画形式であるため初期設定のまま無劣化で保存できるAVIにします。AVI形式は現在主流のmp4形式よりファイルサイズがかなり大きくなりますのでHDD残容量にご注意。9.ビデオテープの全体をキャプチャーするか、部分的にキャプチャーするかの選択画面になります。上側の"Import the entire videotape to my computer"にチェックを入れて進むと自動的にテープを巻き戻して先頭からテープの終わりまで全体をキャプチャーします。下側の"Only import parts of the videotape to my computer"にチェックを入れて進むと手動で頭出しをして必要な部分だけをキャプチャーできます。どちらかを選択して「次へ」をクリック。10.全体のキャプチャーを選択していた場合はキャプチャーが終わるまで操作は何もありません。11.部分的キャプチャーを選択した場合は画面上のデッキ操作ボタンでキャプチャーしたい部分を頭出しして、"start video Import"をクリックするとキャプチャーが始まります。録画部分が終わったりテープが止まったりしてもキャプチャーが続くので、放置する場合は"stop importing after(min):に分数を設定して自動的にキャプチャーが止まるようにします。12.キャプチャーしたい部分が終わったら"Stop video import"ボタンを押すとファイルが保存されるので「完了」で画面を閉じます。Windows7(NTFS)とWMM6では古いAVIの2GB制限やFAT32の4GB制限は関係ありませんでした。13.キャプチャーが終わるとWMMの画面にサムネイル画面が複数表示されますが、実際の動画ファイルは最初にImport to:で設定した保存フォルダの中に単独ファイルで保存されています。WMM上のサムネイル画像をRemoveしても保存されている動画ファイルは消えません。14.FileメニューからExitでWMMを終了します。キャプチャーしたDV-AVIファイルの頭と終わりの不要部分をカットしたい場合は別記事を参照して下さい。■補足説明無料で使える国産DVキャプチャーアプリとして著名なものに「Area61 DVビデオキャプチャ」があります。「Area61 DVビデオキャプチャ Ver.3.3.2」 操作説明http://www.area61.com/dvcap/dvcap-manual.htm私もSONY製のDVビデオカメラDCR-PC100でDVテープをキャプチャーする時はこのアプリを使わせていただいています。しかしHV20のDVモードをArea61DVビデオキャプチャで取り込むと映像は再生できるが音声が再生できないファイルが出来てしまいます(他機録画テープの場合。自己録画テープの場合は未検証)。唯一、SONY製カメラで撮影した16:9画面のSD画質DVだけは何故か音も正常にキャプチャーできましたが、他は軒並み失敗しました。これに対して同じテープをWMMでキャプチャーした場合は正常に音声が再生できるファイルになります。保存されたAVIファイルをMedia Infoで確認すると、Area61DVビデオキャプチャでは音声がサンプリング周波数32kHzで書き出されており、WMMでは48kHzになります。同じテープをDCR-PC100とArea61 DVビデオキャプチャーで取り込むと48kHzで書き出されるのでこの問題は発生しません。以上の話はWindowsでキャプチャーする場合なので、Macを使ってiMovieでキャプチャーした場合にどうなるかは未検証です。またHV20以外のHV10やHV30で発生するかどうかもわかりません。Area61DVビデオキャプチャはDVテープ内に記録されている情報をファイル名に反映させてくれますが、WMMにそんな機能はありません。日時情報をどうにかしたい方は下記の記事が参考になるかも。【参考資料】MiniDVテープをIEEE1394経由でダビングする(fumilab)https://fumimaker.net/entry/2021/03/13/002640今回使用したIEEE1394カードはTi製チップ搭載で、1394バスホストコントローラーは”Texas Instruments 1394 OHCI Compliant Host Controller””1394 OHCI Compliant Host Controller(Legacy)“のどちらでも動作しました。同じTi製のチップ(TSB43AB22A)を搭載し、ロープロファイルPCIに対応したセンチュリー、ポートを増やしタイ(CIF-FW4P3)でも全く同じ挙動でした。使用するPCによってはVIA製やNEC製のチップになっていて転送に不具合が出る可能性があります。ドライバを変更する等の試行錯誤が必要になるかもしれません。【参考記事】DV/HDVのキャプチャやテープ出力が正常にできないhttps://www.ediusworld.com/jp/support/faq/cat120/cat10_552.htmlHV20側のIEEE1394 I/Fチップ(富士通製?)の問題でSONY製カメラより接続競合に弱いとの情報があります。キャプチャー時はPCのIEEE1394ポートにカメラ以外を繋がないようにしたほうが無難と思います。【参考記事】HV20 to PC capture (DVinfo.net)<a href="https://www.dvinfo.net/forum/canon-vixia-series-avchd-hdv-camcorders/94278-hv20-pc-capture.html" target="_blank">https://www.dvinfo.net/forum/canon-vixia-series-avchd-hdv-camcorders/94278-hv20-pc-capture.html該当箇所の翻訳DV/HDVのキャプチャーができる残り時間はあと数年ではないかと思います。過去を録画したテープがお手元にある方は早めに動きましょう。(がんくま)【関連記事】DATとDV/HDVのキャプチャー専用機を作る(1)Canon HV20でHDVをキャプチャーCanopus ADVC-100でアナログビデオをキャプチャーWindows10でIEEE1394ドライバー(Legacy)を使う
2024-10-22 08:18:48
■使用環境過去記事でDVキャプチャー用に整備したPCです。・Fujitsu Esprimo D582/G・Windows 7 Professional 32bit/64bit SP1(※)・IEEE1394カード Koutech 582V2(TSB41AB3+TSB12LV26)※本記事に登場するハードウェア及びソフトウェアは32bit/64bitどちらのWindowsでも動作しました。・iLink(IEEE1394mini)とFireWire400の変換ケーブル・HDVカメラ Canon iVIS HV20■HDVのキャプチャーHDVはDVの後発規格なのでHDVのカメラやデッキはDVの再生や録画にも対応していますが、PC及びキャプチャーアプリ側から見た場合HDVとDVはまったく別の規格に見えるようです。キャプチャーしたいテープがSD画質のDVで記録されているのか、HD画質のHDVで記録されているのかを最初に把握してアプリを使い分ける必要があります。HV20でSD画質のDVテープをキャプチャーしたい場合は別記事を参照して下さい。■インストールしたもの・Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージhttps://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40784・K-Lite Codec Pack Basichttps://www.codecguide.com/download_kl.htmキャプチャー中のプレビュー表示に必要なffdshowと動画プレーヤーMediaPlayer-Classicと動画コーデックの詳細情報を表示するMedia Infoをインストールするために利用。・HDV split 0.77betaversion 0.75はXPまでしか使えず、CanonやJVCのHDVカメラにも対応しませんので0.77が必要です。開発者からの公開は終了していますが検索するとまだ入手可能です。当方の使用環境ではSP1だったせいかMFC71.dllの追加インストールは不要でした。【参考記事】フリーのHDVハイビジョン取り込みソフト 「HDVSplit」https://www.area61.net/hdvsplit.htmlHDR-HC1からの取り込みメモ(とこトーン)http://shinzou.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/hdr-hc1-30f7.html■HV20でHDVをキャプチャーする手順1.カメラ電源を「再生」にする。2.HV20のFUNCキーを押して[VTRメニュー]を設定する。記録・入力設定 AV-DV OFF再生・出力設定1 再生規格 A再生・出力設定2 DV端子 HDV/DV3.カメラ本体でキャプチャー対象のテープを一旦再生し、再生モード表示が”HDV“になった事を確認する(重要)。4.カメラ本体とIEEE1394カード間をiLinkケーブルを接続します。5.カメラがWindowsに認識されるとデバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の中に“Canon iVIS HV20” が表示される(AV/Cテープデバイス)。「デバイスとプリンター」画面にもアイコンが出現。 6.HDVsplit.exeを起動する。10秒ほど待つと、左上の”Connected camcorder“欄に“Canon iVIS HV20 camcorder detected”の表示が出る。必要に応じて“Scenes split”や”Preview”などの設定をする。狭い画面で操作しているときはプレビュー画面に隠されてHDVsplitが操作できなくなるのを防ぐため、”Preview“にチェックを入れる前に“Frame size”を1/4以下にしたほうが良い。7.右上の”File Name“と“Output Directory”を設定し、画面上のボタンでテープを巻き戻すなり頭出しをするなりした後、RECボタン(赤丸)をクリックするとキャプチャー開始。8.キャプチャーしたい部分まで再生が終了したら停止ボタン(黒四角)を押すとファイルが指定したフォルダに保存される。保存形式は .m2tです。9.ExitでHDVsplitを終了します。■補足説明HDVsplitはSD画質のDVテープのキャプチャーには非対応と思われ、HV20にSD画質のDVテープを入れてもカメラを認識したりしなかったりと不安定でキャプチャーしようとしても止まってしまいます(SONY製HDVカメラでどういう挙動をするかは未検証)。HV20でSD画質のDVテープをキャプチャーする場合は別のアプリが必要です。 今回使用したIEEE1394カードはTi製チップ搭載で、1394バスホストコントローラーは”Texas Instruments 1394 OHCI Compliant Host Controller””1394 OHCI Compliant Host Controller(Legacy)“のどちらでも動作しました。同じTi製のチップ(TSB43AB22A)を搭載し、ロープロファイルPCIに対応したセンチュリー、ポートを増やしタイ(CIF-FW4P3)でも全く同じ挙動でした。使用するPCによってはVIA製やNEC製のチップになっていて転送に不具合が出る可能性があります。ドライバを変更する等の試行錯誤が必要になるかもしれません。【参考記事】DV/HDVのキャプチャやテープ出力が正常にできないhttps://www.ediusworld.com/jp/support/faq/cat120/cat10_552.htmlHV20側のIEEE1394 I/Fチップ(富士通製?)の問題でSONY製カメラより接続競合に弱いとの情報があります。キャプチャー時はPCのIEEE1394ポートにカメラ以外を繋がないようにしたほうが無難と思います。【参考記事】HV20 to PC capture (DVinfo.net)<a href="https://www.dvinfo.net/forum/canon-vixia-series-avchd-hdv-camcorders/94278-hv20-pc-capture.html" target="_blank">https://www.dvinfo.net/forum/canon-vixia-series-avchd-hdv-camcorders/94278-hv20-pc-capture.html該当箇所の翻訳上記の情報の中にVegasで認識しなかったと書いてありますが、HV20はSD画質のDVテープのキャプチャに使った時もSONY製品と比べるとちょっと癖がある機種だなと思いました。DV/HDVのキャプチャーができる残り時間はあと数年ではないかと思います。過去を録画したテープがお手元にある方は早めに動きましょう。(がんくま)【関連記事】DATとDV/HDVのキャプチャー専用機を作る(1)Canon HV20でDVをキャプチャーCanopus ADVC-100でアナログビデオをキャプチャーWindows10でIEEE1394ドライバー(Legacy)を使う
2024-10-22 06:07:23
アンバランス、バランスの双方向変換器です。ステレオで双方向かつボリューム付きという、一般的なDIと比べるとオーディオ機器接続向きな製品です。利得もあるので-10dBVの民生機と+4dBuのプロ用音響機器の間で適切にレベル調整を行えます。https://artproaudio.com/product/cleanbox-two-way-stereo-converter/本来はライブステージや配信の現場で便利に使われる用途の機材ですが、私の所有する電子バランス式変換器の中では最もコンパクトなため修理後の確認試聴等で一般のリスニング用オーディオ機器に繋いで使う場合が多く、以前からもう少し音がどうにかならないかと思っていました。なんとなくライブの小道具の域を抜けない感じの音なんですよね。「とりあえず音は出た、良かったね」止まりというか。電源は外付けの+12VのACアダプターです。本体の内部には2回路入りオペアンプ(NJM4558DD)が3個入っています。4558DDのV+/V-間の電圧は実測で17.7Vでした。電解コンデンサーはJunFu製で、電源に1000uF/25Vが1本、47uF/25Vが1本、オーディオラインに1uF/50Vが6本、47uF/25Vが4本。0.047uFのマイラーコンデンサーが2本です。まず、バランス→アンバランス回路側の4558DDをNJM4580DDに交換してみました。4580は4558の正統進化版で交換するだけで歪み率が改善され出力電流性能が上がります。聴いてみました。主観的表現になりますご容赦ください。4558DDは実直な音ですが低音の豊かさがなくやや硬い音で、弦楽器にギラつきを感じる時がありました。4580DDに交換後は低音の広がり感が出て、音の硬さが軽減されてナチュラルな感じになりました。よく使うICなので聴き慣れた音です。今では高音質化のスタート地点みたいな扱いの部品ですが、これが登場した時はオーディオ機器での利用に特化したオペアンプが出来たと評判になったことでしょう。1個数十円で得られる変化ならコスパは最高です。続いて片chのオーディオ経路の電解コンデンサー1uFをFineGoldにして聴き比べました。元のJunFuより低音増し、ハイハットなどの金物系の余韻が綺麗に伸び、空間が埋まる感じがします。低音に厚みが出る分中高音がやや埋没してパンチが薄れる感じがあります。明らかに音楽的にはなるのですけど、交換前と比べると低音の出方がだらしなくなって、響きが伸びる分タイト感が薄れたという言い方もできます。音を作る道具の場合、やみくもにオーディオ用コンデンサーに変えるのはあまり好きではありません。が、今回はいつもの制作用音響機器と違って単純に再生音がリスニング用オーディオに寄れば良いので採用します。4580もFineGoldも使い慣れたパーツで予想通りの傾向になるとわかったので、アンバランス→バランス側のオペアンプと47uFも交換しました。部品箱に東進工業1000uF/50VとルビコンPX47uFの在庫があったので電源部も交換しました。あんまりヘタってなかったのか交換直後は予想と違って弾性向上ではなくみずみずしさが向上してわずかに解像度が増す方向に変化が出ました。時間経過でまた少し音が変わるでしょう。脱ライブ小物の一環で、アンバランス入力側の0.047uFはカットオフ周波数を下げるために一旦メタライズドポリエステルフィルムの0.1uF(Faithful Link製)に交換しましたが、最終的には0.68uF(WIMA MKS2)に交換し、外した0.1uFでオペアンプの電源に入っていたセラミックコンデンサ0.1uFを交換しました。MKS2に変えると鮮やかさが増して弦楽器やフルートに艶が出てきた気がしますが、やや高域が耳に痛い気もします。やりすぎか?ここまでの部品代は500円ほど。さらなる高音質化としてはボリューム交換ですけれど、現状そこまでは考えていません(ガリ対策として普及品に交換はあり得ます)。オペアンプをこれ以上ハイグレードにする気も最初からありません。オーディオ再生機器に繋いでも違和感のない音になりましたのでこれでヨシとします。(がんくま)
2024-10-21 06:59:21
■使用環境前回記事で整備したPCです。SCSI I/Fカードのインストールは前回記事に書いています。・Fujitsu Esprimo D582/G・Windows 7 Professional 32bit SP1(※)・SCSI I/F Adaptec AHA-2940AU・SCSI I/F Logitec LUB-SC2・SONY SDT-9000(Audio firmware)※LUB-SC2以外は64bit版のWindowsでも動きます。■DATのキャプチャーSDT-9000(DDSドライブ)はファームウェアを改変することでPCからオーディオDATを再生、録音できます。WaveDATを使うことでWindowsからSDT-9000を操作してDATの内容をデジタル信号のままWAVEデータに変換できます。AHA-2940AUを内蔵したので50pinのフラットケーブルがあれば本体内にSDT-9000の内蔵も可能ですが、カビテープや巻き込みテープでトラブルが起きた時にすぐフタを開けてヘッドドラムやテープパスの掃除をしたいので外付けで使っています。Sony Tape Tool(STT)とWaveDAT(v1.23)をインストールして登録します。STTがあるとSDT-9000の動作確認をしたり、ASPIドライバ無しでSDT-9000のファームウェアを書き換えたりできます(関連記事参照)。デバイスマネージャーとSTTでSDT-9000が認識されていることを確認(LUB-SC2を使っています)。WaveDATのプロパティで管理者権限を付与して起動し(これをやらないとテープドライブが見つからないエラーになります)、LUB-SC2でもAHA-2940AUでも問題なく等速再生とキャプチャーができました。■補足事項昔から使っている方には言わずもがなですが、SCSI機器は各機器のSCSI IDが重複しないように設定し、SCSI接続ラインの両端の機器をターミネーション(終端抵抗ON)で使うのが鉄則です。SCSIインターフェースとSDT-9000以外のSCSI機器を繋がない場合は、SCSIターミネーターを持っていなくてもSDT-9000自体のジャンパピン設定(本体のラベルに記載あり)でターミネーションが可能です。N8151-12BC 内蔵DAT取扱説明書(日本語PDF)http://www.express.nec.co.jp/care/option/N8151-12BC/N8151-12BC.pdfSDT-9000 Product Description Manual(英語PDF)http://bitsavers.informatik.uni-stuttgart.de/pdf/sony/dat/SDT-9000_DDS-3/SDT-9000_DDS-3_Product_Description_V1.0_199706.pdfDDS Drive Unit - SONY(英語PDF)https://pro.sony/s3/cms-static-content/operation-manual/3798026331.pdfAHA-2940Uは起動画面でCtrl+Aを押せば設定画面に入れます。デフォルトでターミネーションはAUTO、SCSI ID=7なので変更されていなければそのまま使えます。LUB-SC2を使用する場合、SCSIエミュレーションモード用のドライバ(Vista 32bit用)で使います。SDT-9000のSCSI IDは1以外で使いますのでSCSI I/FがID=7であればそれと重複しない2〜6のどれかです。LUB-SC2とSDT-9000を使ってWindows11(64bit)のノートPCでWaveDATを使う話を以前書きましたが、等速再生ができない、仮想環境の構築や維持に知識が要るといった難点がありました。等速再生ができないとキャプチャー利用ができてもPCをDATデッキのようにリスニング用には使えません(今回の検証で、仮想環境でLUB-SC2を使うと等速でキャプチャできないのはLUB-SC2自体の問題ではなく、仮想環境側の問題だと確認できました)。PCI-BUSとSCSI I/Fカードがあるなら今回のように古い環境で専用機を作ってしまうほうがずっとシンプルです。(がんくま)【関連記事】DATとDV/HDVのキャプチャー専用機を作る(1)令和4年のDDSDAT(1)Windows10(32bit)+LUB-SC2+SDT-9000令和4年のDDSDAT(2)Windows11(64bit)+LUB-SC2+SDT-9000SCSIフラットケーブルの自作
2024-10-11 04:11:14
■富士通 ESPRIMO D582/GCore i5-3470/RAM 4GB/HDD250GB[製品仕様]https://jp.fujitsu.com/platform/pc/product/esprimo/1401/d582g/spec.html本機種にはグラボ搭載モデルと非搭載モデルがあり、グラボ非搭載モデルを使用。PCI-BUSが2本使えます。リカバリディスクを使ってWindows 7 32bitに切り戻します。32bit OSにしたのは後述のLUB-SC2の検証をしたかったためで、LUB-SC2を含む32bitでしか動かないハードやアプリを使わなければDAT/DVのキャプチャアプリそのものは64bit版のWindows7/8.1のままで問題なく動作します。復元後、ドライバーディスクからIntel HD Graphicsのドライバーをインストール。キャプチャー中はPC操作をしなくなるのでスリープしないように「電源オプション」の設定をします。「追加のプランを表示」から高パフォーマンスの電源プランを作成し、ディスプレイの電源を切るとコンピューターをスリープ状態にするを「なし」に。「詳細な電源設定の変更」を開き、スリープなし、USBセレクティブサスペンドを無効に、ハードディスクとディスプレイの電源が切れないように設定して変更を保存します。【参考記事】レッツ! Windows 7 - 電源管理編(3)https://news.mynavi.jp/article/20091018-w7/PCI-BUSにadaptec AHA-2940AU(SCSI I/F)とKoutech 582V2(IEEE1394カード)を装着。582V2(TSB41AB3+TSB12LV26)は自動認識し、“texas instruments 1394 ohci compliant host controller”がインストールされます。Windows 7ですので、”1394 OHCI Compliant Host Controller (Legacy)“に手動で切り替えることもできます。センチュリーのポートを増やしタイ(CIF-FW4P3)も使ってみましたが同じTi製チップ(TSB43AB22A)なので挙動はまったく同じでした。【参考記事】DV/HDVのキャプチャやテープ出力が正常にできないhttps://www.ediusworld.com/jp/support/faq/cat120/cat10_552.htmlAHA-2940AU(AIC-78xx)のほうはダウンロードしてきた32bit版ドライバをコピーして手動でインストールしました。64bit Windowsでも動作しますが、ドライバのインストール時に設定ファイルを書き換える必要があります。【参考記事】Windows 7 64bitにて、アダプテックAHA-2940 SCSIカードを使うhttps://ameblo.jp/pc-doctor-esperanza/entry-12338350545.html今回は検証したい事があり追加でLogitec LUB-SC2(USB-SCSI変換ケーブル)のSCSIエミュレーションモードドライバ(Vista32bit用)もインストールしました。※SDT-9000をLUB-SC2で使うためにはSCSI IDを1以外にしてSCSIエミュレーションモードでつなぐ必要が有ります。Logitec LUB-SC2サポートページhttps://www.logitec.co.jp/down/soft/if/lubsc2.html本機には内蔵スピーカーが無く単体では音が出ません。ヘッドホンかスピーカーを用意します。本機は2014年発売の企業向けPCでコンパクト筐体なのにロープロファイルではない標準のPCIカードが使えるのが魅力です。スタンド・アローンのDAT/DVキャプチャー専用機として使うならCore-i3でも実用になります。HDMI出力がありませんので必要であればDVI-HDMI変換ケーブルを使います。■SCSIカードについてもはやSDT-9000が一番の入手難でしょうから、今から新しくSCSIカードを買おうという人なんていないと思いますが、古い記事が消えているので書き残します。【SDT-9000に接続できて32bit/64bitのどちらのWindowsでも稼動実績があり、中古市場でまだ見かけるPCI SCSIカード】SDT-9000は低速デバイスなのでSCSIカード自体の性能が低くても問題ありません。SCSIコネクタ(50pin SCSI-2)が一致するかどうかと、64bit Windowsで動作するかが選択の決め手になるでしょう。とても古い記事ではAdaptec製じゃないと駄目と書いてあったりしますが、ファームウェアの書き換えにASPIドライバを使っていた話の名残で現在は他の手段で書き換え可能です。○RATOC REX-PCI30(ASC3050B)現在もメーカーサイトからWindows11で動作検証された64bitドライバ(有償)、32bitドライバ(無償)、日本語説明書がダウンロードできる。Mac用とWindows用があるがファームウェアは書き換え可能。○Tekram DC-390/DC-390U/DC-390F(53C810/53C875/53C974)53C810〜974はWindows標準ドライバでDC-2974として自動認識する。△Tekram DC-390F(53C875)外付けコネクタがWide-SCSI用なので外付け用途には不向き。○I/O DATA SC-UPCI(53C875)起動しない場合は基板上のジャンパピン設定でSCSI-BIOSを切り離す必要がある。○BUFFALO IFC-DP(53C974)Tekram DC-390と同じ。△BUFFALO IFC-NSP(53C974)内蔵用コネクタが無く外付けコネクタしかないので内蔵用途には不向き。○Adaptec ASC-19160N/AVA-2915/AVA-2915LP/AVA-2930/AVA-2930LP/AHA-2940U/AHA-2930末尾にLPが付くものはロープロファイル用でD582/Gでは使えないが他のコンパクトPCでは貴重な選択肢。△Adaptec AHA-2940U2W/ASC-29160N/ASC-39160外付けコネクタがWide-SCSI用なので外付け用途に不向き。39160はPCI-X用ですがPCI-BUSに挿しても動作。△Adaptec ASC-29160LPロープロファイル用なのでD582/Gでは使えない。内蔵コネクタがWide-SCSI用だけなので内蔵用途に不向き。✕LSI20320c-hp(53C1020)D582/Gで32bit/64bit Windowsで動作しましたが、内部外部共にWide-SCSI用のコネクタしか付いていません。変換コネクタを買う金額で他のSCSIカードが買えてしまうのでSDT-9000相手だと使えなくはないけどおすすめできません。PCI-BUSそのものが無いもっと新しいPCだと、PCIe-PCI変換ボードを使ってSDT-9000を使っている方もいらっしゃいます。【参考記事】Windows10 64bitでWaveDAT(GentooやIoTの覚え書きブログ)https://gentoolinux.hatenablog.com/entry/2023/05/13/01385064bit Windowsで動作実績のあるSCSIカードSCSI on Windows 10 64-bit and Windows 11: Adaptec AHA-2940 (29xx) Ultra, AIC-7870 (78xx), or 29320LPE Ultra 320 and LSI Logic (DAVID AND STEVE'S BLOG)https://www.savagetaylor.com/2018/02/11/scsi-on-windows-10-adaptec-aha-2940-adaptec-29xx-ultra-or-aic-7870-adaptec-78xx/ボードに搭載されているSCSIコントローラーチップ一覧32bit_PCIタイプSCSIボード一覧表VER_3 2003.3.13http://ematei.s602.xrea.com/kenkyu/scsilist2.htmつづく(がんくま)【関連記事】DATとDV/HDVのキャプチャー専用機を作る(2)令和4年のDDSDAT(1)Windows10(32bit)+LUB-SC2+SDT-9000令和4年のDDSDAT(2)Windows11(64bit)+LUB-SC2+SDT-9000SCSIフラットケーブルの自作Canon HV20でHDVをキャプチャーCanon HV20でDVをキャプチャーCanopus ADVC-100でアナログビデオをキャプチャー
2024-10-10 12:18:13
15年くらい前に中古で買ったもので機能が少なく分かりやすいアナログ卓です。かつては当サークル作品のミックスに使った事もありますがその後は数回通電した程度で10年以上使っていませんでした。最近Zoom L-8を買ったので捨てようかと思い一応チェックしてみると予想に反してほとんどガリがありません。「ずっと出番を待ってました」と言われたような気がしました。買った当時あまりにもフェーダーガリが酷かったので、全フェーダーにDeoxIT F5を浸透させたガーゼを突っ込み半年以上放置して整備した事があって、それ以降ガリは再発しないようです。塗装剥げや錆び、傷、インクの滲み多数で見た目が悪く、いかにもな「ボロ卓」。しかし30年以上前の製品であることを考えると音的には状態が良い。唯一、ファンタム電源をオンにすると大きなハムノイズが乗ります。それさえ対策すればまだ現役で使えそう。この時期のサンクラ卓は小型卓でも英国製造です。販売当時は細野晴臣氏が宣伝し、ご本人も使っていた製品だとか。■電気的整備本体の分解は特に難しくありません。TRSジャックはプラス溝にマイナスドライバーを当てて左回りに回すと外れます。ネット上に回路図があったので見てみました。回路図によると3pinの電源端子は18Vx2のAC供給ですが、電源アダプター(AC-ACアダプター)のラベルによると真ん中のピンをセンタータップとして両側に20.5V出るようです。AC100Vの家庭用コンセントに繋いだ状態で実測すると無負荷時のトランス両端電圧は47.6Vでした。これを本体内のブリッジ2個(MIC=Micro Commercial Components W02M)で整流し、メイン電源は7815/7915で正負電圧にしています。もう1つのブリッジ端の合成電圧(無負荷時で+80〜85V程度)からLM317LZと33Vのツェナーダイオードで実測で+46V程度のファンタム電圧を作っています。7815/7915が取り付けられたアルミ製ヒートシンク(ケースの鉄板と熱伝導します)の下に大きめの電解コンデンサーが詰め込まれていて、部品寿命という観点からだと熱に晒され厳しい配置です。厚みの薄いミキサーなので縦型の電解コンデンサーはヘッドクリアランス確保が難しい。この電源部はパネル面から見るとレベルメーターの右上あたりにあって、通電中は熱くなります。本機に電源スイッチはありません。ヒートシンクを外して電解コンデンサーを交換しました。水色の470uF2本がルビコンで他はJAMICONだったのをルビコンPX/ZLHと東進工業に。外した部品の容量を測定するとどれも結構減っていました。交換後は低音のスカスカ感があった出音に弾性が復活し、全体に身が詰まった感じの音になりました。ヒートシンクを外して基板上の部品番号が視認できたのでファンタム電源回路を見ていきます。回路図上ここが怪しいのではと思っていたC153はヒートシンクの外側にありましたが最初から付いていないようです。他にも回路図と違う所があり、R310は220Ωではなく0Ω抵抗になっています(ファンタムOFF時に即時接地)。LM317LZの入力側には回路図に無い100nFのフィルムコンデンサがGNDとの間に付いていました。C151の2.2uF/50Vは外して調べると容量正常で在庫が無かったのでそのまま使い、試しにC153に回路図指定の47uF/50Vを付けたらハムが消えました。しかし様子見をしているうちに別のノイズが発生。ファンタム電源が故障した時に聞く何かが燃えている系のガサガサモリモリしたノイズです。ファンタムONにするとワンテンポ遅れてノイズが発生します。部品を触ってみるとR308かR307のどちらかが火傷しそうなくらい熱いです。切り分けて調べていくと抵抗の値やダイオードは正常でLM317LZが死にかけと判明。新品のLM317Lに交換すると正常動作に戻ったので確認のためC153を抜いてみたところ、元症状のハムノイズは乗りません(鉄板ケースに入れていないので微弱なハムは拾う)。やはりC153は出荷時から省略されていたと思われます。しかしマイクの抜き差しをする時の電圧変動の影響を緩和できると思うので回路図通りに付けておくことにします。C151も買ってきた新品に交換しました。本機の1〜8chはXLR/TRS共通のトランジスタによる初段増幅付きのバランス入力でファンタム電源はXLR側にしか流れません。入力にDCカット用の電解コンデンサ47uF/50Vがホット側コールド側に1個ずつ付いています(C1/C2)。調べてみると容量の減り方に結構バラつきがあったので新品に交換しました(JAMICON→ルビコンPX)。交換すると明らかに高域の特性が改善してヌケが良くなります。TRS側にも同様に10uF/50Vが2個付いています(C10/C11)ので、ファンタム電源とは関係ないですが音質を考慮してPXに交換しました。初段増幅の回路はヤマハのMGシリーズで採用されているD-PREと同じインバーテッドダーリントン接続です。回路図では470uFになっているC8は実際には330uF/6.3V(JAMICON)が付いていました。お試しでこれを新品のルビコンWXA330uFに交換してみると音質への影響が大きく、やはり高域が伸びてキラキラした音になりましたが落ち着きが無くなります。高域と共に超低音は改善するものの80〜100Hzあたりの厚みが薄くなって密度やしっとり感に劣る感じ。そのままだとHi-Fiさに欠けますが、ヤマハと同じ方向の音になっても面白くないのでここは交換せず、元のJAMICONのままにしました。代わりにメイン出力のC115/119(330uF)と、ヘッドホン/C-R出力のC126/128(2.2uF)をJAMICONからルビコンWXA/PXに交換しました。出力側なので入力側ほど大きな音質への影響はないものの多少スッキリします。すべてのカップリング用アルミ電解コンデンサー(本機は両極性コンデンサーを使っておらず全て通常の有極性コンデンサーのようです)を交換するときっと音がシャラシャラになると思いますし、そもそも捨てるつもりだった品なのでそこまでやるつもりも無いしで他は放置です。パターンの腐食が進んでいる所もあり、いつまでも使える機材とも思えません。1-8chの初段増幅以降のオペアンプにはNJM072BSIPが、9-12ch入力にはTi製のTL072CPが使われています。カタログスペックではライン受けのインピーダンスが10kΩで+30dBuまで、Micは2kΩで+11dBuまで、出力はTi製のNE5532Pで75Ωで最大+22dBuまでと案外タフな仕様です。さすがに近年の製品と比べるとS/Nが劣ります。フェーダーの滑りが悪くなっていたのでコンタクトグリスを塗布しました。■外装整備外観には錆び、傷、ペイント痕が多数あります。以前整備した際に錆転化剤を塗っていた部分の錆の進行は止まっていますが別の箇所で錆が進行しており、今回も新たに錆が出た所や塗膜が剥げて地金が見えていたところは錆止め処置を施し、外から見える箇所には上から塗装を行いました。空気を遮断して錆の進行を緩和するのが目的なので見栄えはさほど良くありません。前の持ち主が塗装したツマミの塗膜が劣化しており再塗装しました。この規模の卓なのにMID-EQの中心周波数が連続可変できるのが良いですね〜。自作らしい木製ツアーケースに入っています。手塗り塗装でいかにもDIYな外観ですが木工の精度は高くカスタムメイドで良く出来ていて機能的です。欠損していた仕切り板をヒノキ角材で再生し、塗装剥げが目立たなくなる程度に内側外側をざっと再塗装しました。このケースに入れても厚みがさほどないので機材車で輸送する際に隙間に突っ込めるのが良い。■感想部品交換後はセンターの定位感も良好で音も柔らかく、私としては満足しました。EDMを通したりドラムの録音に使ったりすると良さそう。ファンタム電源のノイズも再現しません。現代機材であるL-8と聴き比べるとL-8のほうが音に鮮度があって前に出る感じがしますが、音の分離が良くタイトで落ち着いた鳴り方をするのは整備後の本機のほうではっきりと音の傾向が分かれます。(がんくま)【参考資料】・英文取り扱い説明書https://www.manua.ls/soundcraft/spirit-folio/manual・回路図(PDF)https://www.synthforum.nl/attachments/3050221/
2024-10-09 02:01:42
2007年発売の安価でコンパクトな24bit/96kHz FireWireオーディオインターフェースです。今更こんな古い製品を使おうとする人はなかなかいないと思いますがメモを残します。FCA202(製品ページとドライバダウンロード先)https://www.behringer.com/product.html?modelCode=0801-AAA解決できない根本的な問題として、本製品はBEHRINGER公式のドライバサポートが32bit OS時代で止まっているため、Windowsで使用する場合、32bit版(Windows10 32bit)までしか使えません。64bit版Windowsでインストーラー1.3.0 or 1.1.0を実行すると一見インストールが進むように見えて最後にドライバのインストールに失敗します。32bit版Windowsであれば1.3.0でインストールに成功し、サウンドデバイスとして認識されて音が出ます。写真はWindows 7 SP1 32bitでのインストール例です。MacOSではPanther(10.3.9)以降でドライバ無しで使えることになっていて私も普段はMavericks(10.9.5)を入れたMacBookPro(A1226)で使っています。Tunderbolt/FireWireアダプタ経由でBig Surで動いた話がありますからOS XでFireWire Audioのサポートが無くなるVenturaの手前のMontereyまでは動く可能性があります(私自身は試しておりません)。Audio dropouts on Big Surhttps://forums.macrumors.com/threads/audio-dropouts-on-big-sur.2271849/post-29520447LinuxではPulseAudio/ALSA/FFADOで認識するため64bit環境でも使えると思われます。Interfacing Linux: Behringer FCA202 (Linux Game Cast)https://linuxgamecast.com/2020/11/interfacing-linux-behringer-fca202/Behringer fca202 works with snd-dice (LinuxMusicians)https://linuxmusicians.com/viewtopic.php?t=16941ハードウェアの構成は、FireWire Interface: Ti. TSB41AB2FireWire Audio Controller: Oxford Semi. FW970-TQAGCPLD: ALTELA EPM3064A-TC44ADC: Cirrus Logic CS5430-CZZDAC: Cirrus Logic CS4354-CZZOPAMP: Analog Devices AD8602/8604と至って真面目なもので、動けばそれなりに高音質です。(がんくま)
2024-10-08 01:26:56
SONY SDT-9000をPC内蔵SCSI I/Fに接続するための50pinフラットケーブルを自作します。このケーブル、以前はハードオフのジャンク箱で稀に見かけることがありましたが最近は入手が難しくなりました。時系列としてはかつて大量に普及し今でも中古品を見かける40pinのIDEケーブルよりも、もっと古くからあるケーブルになります。■必要な工具・万力・カッターナイフ万力は大きめで幅のあるものが理想ですが、幅が狭いものでも真ん中→両端の順で分け締めすれば使えないことはないです。なお、本来は専用の圧着工具やプレス機を使いますので本記事の作り方はいんちきです。その道のプロからすれば邪道かもしれませんが、1本しか作らないケーブルのために専用工具は買えないので同じ境遇の方だけ自己責任で参考にしてください。■材料千石電商で揃いました。・50pinフラットケーブル沖電線 FLEX-S4 50-7/0.127スダレフラットケーブルカラー50芯https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=5AUN-KHDSよほど巨大なフルタワー型ケースでない限り、PC内配線であれば通常50〜60cm程度の長さがあれば事足ります。完成すると3〜6cm程度短くなります。・フラットケーブル用圧着コネクタ(50pinメス) RA-S501T(日本圧着端子製造)https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=7A4A-CUG6https://www.jst-mfg.com/product/index.php?series=207ケーブルの両端に付けますので最低2個必要です。SCSI機器が3台以上の場合はケーブルの途中にもコネクタを増設できます。私は店頭で確認を怠り間違ってRA-S502T(ガイド2ヶ所)を買ってきてしまいました。Narrow SCSI(SCSI-2)用はガイド1ヶ所のRA-S501Tです。コネクタは3つのパーツに分かれます。■製作向きを確認します。コネクタの端には1番ピンの印があります。ケーブルによっては1番側のみ赤線で判別できるようにしてある場合もあります。今回使ったケーブルはカラフルな抵抗のカラーコード並びなので茶色が1番、赤が2番、橙色が3番……の順です。コネクタとケーブルの1番ピン側を合わせ、上の写真の既製品を参考にケーブルが引き出される向きを合わせました。下の写真のようにケーブルを押さえる側のパーツ(留め具)側から見て1番ピンを右側にした時下側にケーブルが伸びます。今回使うケーブルは線がくっついて板状になっている融着部分とほぐれている非融着部分がありますが圧着できるのは板状の箇所です。コネクタと板状部分の切れ目が平行になるようにして(ケーブルが斜めに刺さらないようにして)剣山状のピンと押さえ側のパーツでケーブルを挟みます。挟んだ部分を前後から見てフラットケーブルが左右余り無く正確に剣山状のピンの凹みに載っているかを確認します。ズレていると配線ズレ、圧着不良になり動作しません。ズレないように真ん中部分を万力にセットして締めます。50pinだと結構力も要って一気には締まらないので、グッと締めたらしばらく馴染むまで待ち、またグッと締め込て、を繰り返し、押さえ側のパーツがサイドの爪にかかってロックされるまで締め付けます。一旦コネクタを取り外し、左右に分けてさらに締め、最後にもう一度真ん中を締め、剣山状のピンが隙間から見えなくなるまで締め付け。しっかり圧着ができたらカッターナイフでケーブルの余長を切り捨てます。間違ってRA-S501TではなくRA-S502Tを買ってしまったので、裏挿し防止ガイドの突起をカッターナイフで削りました。この作業、25年以上前にもやった記憶がある。成長しないなあ。ガイドを削ると裏返しにも挿せるようになり良く確認しないと挿し間違う可能性が出てきます。本記事を参考にされる方は間違えずにRA-S501Tを買って下さい。必要に応じてケーブル折り返しのパーツ(ストレインリリーフ)を付けます。無くても動作に問題はないですが、ケーブルを持ってコネクタを抜く時に圧着部分に負担がかかりにくくなります。高校生の頃は適当な万力を持っておらず当て板(角材)の上から金槌で叩いて圧着したのを覚えていますが、圧着が不均一だったり叩く衝撃でピンがズレたりしますので万力推奨です。(がんくま)
2024-10-07 00:21:10
2年前の話ですが中古で買ったAM/FMステレオチューナーの軽修理を記事化します。TechnicsのST-G80Tです。特に機種にこだわりはなく、動きそうで安くて小さい奴をハードオフの店頭で探したらこれでした。背面のAMのループアンテナを取り付ける樹脂製パーツが欠品しています。というか別機種のアンテナが付いてるような。AMもFMも受信していてAF出力もあるので大した問題ではありません。困るのは液晶表示部のバックライトが切れていて表示が真っ黒な事です。よーく見ると表示しているのはなんとなくわかる。早速分解します。自分より前に誰かが開けた形跡はありません。バックライト部分には金属製の覆いが付いています。これをフロントパネルから取り外し電球を覗き込む所まではできましたが、電球の外し方がわかりません。灰色のソケットをひねると抜ける位置があるのか?とか、電球だけフロント側から引き抜けるのか?とかスマートな解決方法を考えましたが、正解は力任せに無理やり引き抜く、でした。本機には時計とACタイマー機能があり常時通電が前提の製品で電球なんて必ず切れるのに交換のことはあまり考えられていないのかな?と思っていましたが、電球の交換だけならパネルや覆いまで分解しなくても良いって構造でした。切れていたのは9.6V 0.27Aのスタンレー球。千石電商で12V用のT10ウェッジ球互換の特価品LED(270円)を買ってきました。前面だけ発光するものだと反射板(覆いの部分)が生きないので周囲も光るやつ。反射板やアクリルパネルを清掃した上で取り付けてみました。白色ではなくアンバー色にしたのでオリジナルに近い色のはず。定格より低い電圧で点灯させているせいか思ったより暗い。しかし明るすぎると文字以外の場所を透過して光ってしまい黒地にならないのでこんなものかな?自社製品のために自社で半導体を作るってのが今からすると良い時代ですね。5万円位する機械だったそうで、今はラジオを聞くだけの機械にそんな値段は出さないでしょう。通電直後は音が悪かったのですが、ケミコンの復活に伴いじわじわ音が良くなっていきます。受信機能には問題点を感じないので電球以外の部品交換はしていません。本機が発売された1980年代後半あたりはオーディオブームで日本の家電メーカーがつよつよだった頃。購入層もハイスペック志向だったので回路や機構名を誇らし気にデザインに入れていました。今は操作に必要な情報以外はあまり主張しないスッキリデザインがウケるのでこんなところにも時代を感じます。classAAか、何もかもみな懐かしい。(がんくま)
2024-09-22 00:15:26
普段使いのスマホがOUKITEL WP6からWP35になりました。共にラギッドフォンと呼ばれるタフネススマホで10000mAhを超える大容量バッテリーとFHD(2408x1080pixel)解像度のディスプレイ搭載です。OUKITELは年に何回も新製品を出すメーカーですけれど、WP6を使っていた人が2024年の夏~秋あたりに同じ使い勝手を求めて乗り換えを検討するとWP35かWP39になると思います。※レンズとレンズ周りに保護フィルムを貼っています。WP35/39と同じ5G対応のMediaTek Dimensity 6100+(8コアSoC)を搭載した兄弟機は以下の通り。WP33PRO バッテリー容量 22000mAh RAM8GB+256GB 重量578g 画面解像度 2408x1080WP35 バッテリー容量 11000mAh RAM8GB+256GB 重量360g 画面解像度 2408x1080WP39 バッテリー容量 11000mAh RAM6GB+256GB 重量360g 画面解像度 2408x1080WP50 バッテリー容量 6500mAh RAM4GB+256GB 重量286g 画面解像度 1612x720WP52 バッテリー容量 6500mAh RAM4GB+256GB 重量281g 画面解像度 1612x720WP33PROWP35WP39WP50WP52WP33PROはWP35の1世代前のフラッグシップ機(でも同じ2024年発売なんだけど。SoCが更に上位のWP30PROという機種もあります)で外観のデザインや特徴が4G専用機のWP36と共通します。WP35とWP39は外観が微妙に違う他はほぼ共通で同一機種といっても差し支えない位です。WP39のほうが物理RAMが2GB少なく、カラーバリエーションもグレーとグリーンとブラウンの3色から選べるWP35に対しグレーとグリーンの2色展開。WP39のほうが安いですがWP35との価格差は4~5,000円程度しかありません。WP50はWP35/39とサイズは変わりませんがよりライト路線の下位機種、WP52はWP50のスタイリッシュ版で見た目が一般的なスマホとあまり変わりません(でもラギッドフォンです)。メモリ量と重さに不満が無ければWP39が最もコスパが良いと思います。WP6のスパルタンな外観デザインからするとWP35はだいぶオシャレになりました。WP6の発売当初は公式映像で油で揚げたりしていましたが今回そんな売り方はしていないようです(笑)。WP6仕様上は厚みも重量もごくわずかにWP35のほうが薄くて軽いはずですが、現物を手に持った感触ではサイズも重さも同じです。「筋トレスマホ」と表現していたWP6を毎日持ち歩いていた人なら違和感無く使えるでしょうが、一般的な170g前後のスマホから買い替えると「うっ!重い!」と感じるでしょう。重量が600gに迫るWP33PROはさすがに買う気になれませんでした。■WP6からWP35ヘ移行して良くなったこと☆USB Micro-B端子からの解放一番はこれに尽きます!!WP6最大の泣き所でMicro-B端子が壊れて充電不能になってしまうので何度充電端子基板を交換したことか。WP35はUSB-C端子になったのでPD充電器も使えますし、QIワイヤレス充電にも対応しています(ワイヤレス充電には非対応でした。訂正いたします)。USB-C端子には防水キャップが付いていますが、このキャップが外しにくいです。WP6と同様にUVC対応でアプリを入れれば外部ディスプレイとしても使えます。☆5G対応&対応バンド向上これから先3~4年使う可能性を考えると、さすがに4Gまでしか対応しないHelio G99やMT8788搭載機は今回の購入対象になりませんでした。Helio P70搭載のWP6はauのプラチナバンドへの対応が弱い欠点がありましたが、Dimensity6100+搭載機はdocomo/au/softbank共に主要プラチナ3バンドに対応しました。楽天モバイルはプラチナ2バンド対応です。技適認証もあります。☆RAM 4GBから8GBに後述しますがMediaTekのSoCがバックグラウンドアプリに厳しいのと、WP6で遊んでいたソシャゲも近年徐々に肥大化してメモリ4GBではたびたび途中で止まっていましたが、これで解決です。よほど3Dでぐりぐり動くゲームで無い限り、「原神」「ウマ娘」「ブルーアーカイブ」程度のゲームなら問題なく遊べると思われます。☆内蔵ストレージメモリの高速化コピーがだいぶ早くなりました。動作自体も多少キビキビしました。android14のアニメーションに慣れないので開発者オプションで切ってしまいました。☆Android14これも時代が進んでWP6のandroid9では使えないアプリがいくつかありまして改善しました。しかしマイナー機種のためBlackmagic Cameraは残念ながら使えません。☆カメラの性能アップWP6もWP35も同世代の高級スマホと比べるとカメラ性能がさほど高くありません。それでも廉価版のAndroid PADに付いてくるような内蔵カメラに比べるとだいぶマシで、SNSやブログにアップするスナップ写真は普通に撮れます。WP35はメインカメラがWP6の32MPから64MPに向上しただけでなく、白黒のナイトビジョンカメラと接写用のマクロカメラが付きました(WP6にもレンズが複数付いているように見えますがあれはイミテーションです)。デフォルトのカメラアプリの使い勝手も向上しており、特に気合を入れてアーティスティックな写真を撮りたいというのでなければ実用上の問題はまったくありません。☆顔認証指紋認証に加えて顔認証にも対応しました。しかも認識速度が爆速です。指紋認証と電源ボタンが共通になって使い勝手的にどうなの?と思いましたが悪くありません。☆スマートキー左側面に赤い独立したハードウェアキーが付きました。設定によりユーザーが使い方を変更できます(「設定」から上部のタブで「関数」を選ぶと設定アイコンがあります)。一度押し、二度押し、三度押しで動作を区別でき、スクショやライト、カメラ、音声レコーダー、特定のアプリなどを即時に起動できます。☆専用ケースが付いてくるWP6はむき出しで使っていました。個人的にはケース要らずで傷が付いても気にしないのがラギッドフォンの使い方だと思っていますが、WP35には透明保護ケースが付属します。ケースを付けると持った感じが少し大きく感じられ、本体裏面のすべり止め模様の意味が無くなるので個人的にはビミョーです。しかし日本で専用ケースを買うのは難しいと思うので欲しい人は多いはず。WP6と異なりカメラレンズ部分が凸部になっているので専用ケースを付けたほうが縁が盛り上がり机に置く時多少安心ではあります。液晶面には買った時から飛散防止で薄いフィルムが貼ってあります。WP6のゴリラガラスは丈夫でかなりの回数落としたにもかかわらず4年近く割れませんでしたが、最後の最後に打ち所が悪かったのかとうとう割れてしまいました。WP35には薄いフィルムの上からノングレアのフィルムを貼りましたがタップやスワイプ動作は良好です。ただし細かい部分の解像度は光沢タイプのフィルムに劣ります。■WP6からWP35ヘ移行して悪くなったこと★有線イヤホン端子が無くなった最近の傾向に沿って3.5mmミニジャックが消えました。Bluetoothイヤホンは確実性に劣り仕事で使っているヘッドホンが使えないので不便です。ネット配信用途でミキサーとの接続にTRRSを使いたい時もあり、USB-CからTRRSへの変換ケーブルを買って使うことになります。試してみたところUSB-C端子にアナログ音声は出ていないようで安価なDAC無しタイプでは音が出ません。DAC内蔵タイプは音が出ましたが、音声端子とは別に充電用のUSB-C端子が付いているタイプを使ってみたところ、音声出力と同時に充電はできませんでした。充電器を繋ぐと充電接続の認識はしますが、実際には放電が続きます。設定→システム→開発者向けオプション→メディアの「USBオーディオルーティングを無効化」をオンにすると充電しますが、当然音声出力はできなくなり充電速度も遅いです。もっとも私が買ったケーブルが非対応なだけで、充電と音声出力が同時にできる他の製品がある可能性もあります。(2024.10.24追記)DAISOで同様のケーブル「充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブル No.8810」が550円で買えるようになったので買って試してみたところ、やはり挙動は同じですがかろうじて0.2〜0.5W程度のスピードですが充電します。充電はできないけどバッテリーの減りを防ぐ程度になら役に立つかも。★FMラジオ機能が事実上使えない上記の理由により標準搭載のFMチューナーアプリを起動してもアンテナとなる有線イヤホンケーブルの接続を認識できないためアプリが使えません。USB-C端子にイヤホンを接続しても駄目です。SoC自体には機能が備わっているのだと思われますが。★SIM2枚とMicroSDの同時使用ができなくなった2枚目のSIMとMicroSDが排他利用になりました。個人的にはauとdocomoを2枚挿ししていたのでちょっと痛いです。もっとも内蔵RAMがWP6の128GBから256GBに倍増しているので128GB以下のSDカードを入れていたなら困らないはずですが。MicroSDは2TBまで対応するそうです。★スピーカーの音量が下がった?どちらもモノラルスピーカーですがWP6は背面スピーカーでそこそこ大きな音で鳴らせました。屋外で他人に聞かせる時に一般的なスマホより大音量で使えて便利でした。WP35はスピーカーが下側になり、音量もパーソナル向けになったようです。他人に聞かせる時に大音量で、という用途にはWP33PRO/WP36のほうが向いています。★電池の持ちWP6のバッテリーが劣化しているので印象論に過ぎませんが、WP6の購入当時を思い出すとWP35のほうがバッテリー消費が早い気がします。性能が上がっているので消費電力も増えたかな。しかし普通のスマホとは比較にならない大容量なので、バックライトの利用を控えたり省電力モードで使ったりという面倒くさいことを考えずに使えるのは楽で良いです。一度満充電すればかなり頻繁に触っても2~3日は余裕で使えます。★お値段WP6購入当時より円安になっていることもあり購入価格がだいぶ上がりました。それでもAliexpressでOUKITELがセールをしている際に買えば3万円前後で買えます。Amazonで買うと結構高いです。ラギッドフォンの良い点はラフに扱っても気にならない所ですが、買い替えを躊躇するような値段の高級機だとこのメリットが出ないと思います。Aliexpressで買った場合、付属の専用急速充電器のACコネクタが中国欧州タイプなので使うなら変換が必要です。■バックグラウンド動作する常駐アプリが停止してしまう問題WP6と同じMediaTekのSoCなので同じように常駐系のアプリ(VPNとかネットワーク監視とか充電監視とか)が時間の経過と共に強制的にタスクキルされてしまいます。個人的には通信制限に使っているNoRoot Firewallが落ちて通信が遮断されたり、4G回線でアップロード・ダウンロードに1時間以上かかるような大きなファイルをやりとりしている最中にブラウザやダウンロードアプリが落ちて時間が無駄になるのが困りものです。WP6の時はシステムマネージャーにある電源の最適化と、PLAYストアからインストールできるActivity Launcherを使って隠しアプリであるDuraspeed(タスクキラー)を呼び出して設定していましたが、本機でも以下の手順でアプリ毎に設定が必要です。Dimensity6100+とAndroid14を搭載しているOUKITEL WP39/WP50/WP52も多分同じ方法だと思います。まずAndroid共通の設定で、設定→アプリ→アプリのバッテリー使用量から強制終了させたくない該当アプリを選んで、制限なし/最適化/制限の3つの中から「制限なし」に設定します。設定の一番上にある「設定」と「関数」を関数にするとアイコンの中にDuraspeed(タスクキラー)があります。※設定→アプリ→◯◯個のアプリをすべて表示(すべてのアプリ)→右上の3点メニューからシステムアプリを表示、でDuraspeedを表示する方法もあります。Duraspeedのアプリのリスト画面の中から該当アプリを選んでオンにします(◯が右側になる状態)。AndroidのタスクマネージャーでDuraspeedまたは何か適当なアプリを見て、右上の3点メニューから「管理」を選ぶとホワイトリスト画面に入れますので、リストの中から該当アプリの右側にある鍵マークをロックされた状態(ホワイトリストに追加)にします。Duraspeedの画面上部に機能全体をオフにするスイッチがありますが何故かオフにしても機能するようです。ホワイトリスト設定を忘れないで下さい。バックグラウンド処理しないアプリは設定する必要がありませんが、バックグラウンドでコピーやダウンロードを行うアプリは設定したほうが良い場合があります。Duraspeed画面の右上の3点メニューから制限記録を見るとタスクキルされたアプリとその時間が確認できますので、不調を感じたら調べてみると良いです。これとは別に開発者オプションの中にもいくつかバックグラウンド動作に関する設定項目がありますが、そこは元の設定のままでも上記の設定で今のところほとんど落ちなくなりました。メモリ8GB積んでるのにケチケチするなよとも思いますが、今までのMediaTek機と同様に回避手段があるだけマシかなとも思えます。 ■IIJmioのSIMでテザリングができないWP35をアクセスポイント(モバイルルーター)にしてWindows PCからWi-Fiテザリングを利用しようとしましたが、PCとWP35間はWi-Fiで接続するもののWindows側からは「インターネット接続無し」になってしまいます。試しませんでしたがたぶんUSBテザリングもできないはず。使っているSIMはIIJmio Aタイプ(au回線VoLTE)です。同じSIMを別のAndroid Tabで使うと正常にテザリングできますし、SIM2に日本通信のdocomo SIMを入れるとそちらでもテザリングできましたので、WP35(Android14)とIIJmio SIMの組み合わせで起こるようです。・SIM(KDDI)のAPN設定からAPNタイプにdunを加える。→「携帯通信会社から、タイプdunのAPNの追加は許可されていません」と表示されて設定不可。・SIM(KDDI)のAPN設定からAPNタイプにtetherを加える。→設定はできる。が、インターネット接続無しのまま。・SIM(KDDI)のAPN設定からMVNOの種類を「なし」からSPNに変更する。→これは上手くいってテザリングでグローバル接続できるようになりました。APNタイプからtetherを消して元に戻しても動いているので、MVNOタイプだけを変更すれば使えるようです。APN設定はOKをクリックして書き換えただけでは設定が反映されず、画面右上のプルダウンメニューから「保存」する必要があること、保存後に機内モードにするなどして一旦モバイル回線を切って再接続すること、の2点にご注意下さい。(がんくま)【関連記事】充電不能になったOUKITEL WP6のMicroUSB端子の修理
2024-08-24 20:46:45
ムラサキノオトは2024年4月28日(日)に開催される音系メディアミックス同人即売会M3-2024春に参加します。スペースは「う-37a」(TRC東京流通センター第二展示場1階)です。頒布物の予定はサークル初となるオリジナル効果音集です。【収録内容】長距離フェリー船内音夏の夜の虫の音静かな住宅地ベースノイズ静かな地方都市ベースノイズバスの多い地方都市交通音畳の部屋の足音各種踏切音電車通過音一部の音は、通常ステレオ音声と共にダミーヘッドマイク収録したものも含みます(ファイル名とファイルサイズが共通のWAVは通常マイクとダミーヘッドマイクの同時録音です)。48kHzのデータWAVを入れたDVD-RまたはCD-Rになる見込みです。頒布価格は1000円程度を予定しております。頒布枚数は10〜15枚程度で、Boothでの販売は行わず今後も会場限定頒布です。単品なら効果音素材サイトで販売する可能性がありますが、先の話になるでしょう。◎4月26日更新情報船内音と街ベースだけでDVD-Rの容量が埋まりそうなので、鉄道関連の音は今回のディスクには入りません。畳の足音関係も次回以降に別ディスクになる可能性が出てきました。M3前日にまた更新します。◎4月27日更新情報畳と虫の音も収録容量が足りず、次回以降になりました。収録内容のリストを公開します。横須賀フェリーターミナル_有人カウンター付近_Binaural(客とフロントスタッフの雰囲気、エスカレーター、エレベーター).wav郊外の住宅地オープンノイズ_Binaural(無人では無い雰囲気、上空遠くに飛行機、鳥、庭木の揺れ、福岡県古賀市3月).wav郊外の住宅地オープンノイズ_Binaural(車通過、犬、鳥、人が作業をしている雰囲気。福岡県古賀市3月).wav郊外の住宅地オープンノイズ_Stereo(無人では無い雰囲気、上空遠くに飛行機、鳥、庭木の揺れ、福岡県古賀市3月).wav郊外の住宅地オープンノイズ_Stereo(車通過、犬、鳥、人が作業をしている雰囲気。福岡県古賀市3月).wav都市のベースノイズ_Binaural(道路に囲まれた静かな住宅地、路地裏、昼、車通過。横須賀市常葉中学校前).wav都市のベースノイズ_Stereo(道路に囲まれた静かな住宅地、路地裏、昼、車通過。横須賀市常葉中学校前).wav都市の交通音_Binaural(バスが多い交差点、人の気配、カートを引く音、盲人用信号薄っすら。福岡市JR博多駅前).wav都市の交通音_Binaural(中程度の交通量、昼間、横須賀市).wav都市の交通音_Binaural(交通量少ない、台車通過あり、夜。横須賀市).wav都市の交通音_Binaural(国道沿いで交通量多い、徒歩で通過する人、カラス、盲人用信号あり。横須賀市役所前).wav都市の交通音_Binaural(国道沿いで交通量多い、盲人用信号あり。横須賀市).wav都市の交通音_Stereo(バスが多い交差点、人の気配、カートを引く音、盲人用信号薄っすら。福岡市JR博多駅前).wav都市の交通音_Stereo(中程度の交通量、昼間、横須賀市).wav都市の交通音_Stereo(交通量少ない、台車通過あり、夜。横須賀市).wav都市の交通音_Stereo(国道沿いで交通量多い、徒歩で通過する人、カラス、盲人用信号あり。横須賀市役所前).wav都市の交通音_Stereo(国道沿いで交通量多い、盲人用信号あり。横須賀市).wav長距離フェリー_下船する客のガヤ_Binaural(オン移動。船内通路~舷側挨拶~連絡通路).wav長距離フェリー_乗船する客のガヤ_Binaural(オン移動。チケット確認~連絡通路~舷側挨拶~船内通路~エントランスホール).wav長距離フェリー展望デッキ_オープンノイズ_Stereo(ファンネルからの排気音、風が吹いている感じ).wav長距離フェリー展望デッキ_オープンノイズ_Stereo(出港準備~出港。ベースノイズ的。左側港、右側ファンネル。16分30秒~離岸サイドスラスター、19分20秒~後進、26分20秒~停止~前進、船客雰囲気あり).wav長距離フェリー展望デッキ_オープンノイズ_Stereo(後半に姉妹船と行き会い汽笛の交換).wav長距離フェリー展望デッキ_オープンノイズ_Stereo(後方向き。左側にファンネル、右側に海。風が吹いている感じ).wav長距離フェリー展望デッキ_オープンノイズ_Stereo(走行中。風の音を強調).wav長距離フェリー展望デッキ_ドア付近_Stereo(6F船内側のベースノイズ、水の音).wav長距離フェリー展望デッキ_ドア開閉_Stereo(船内からデッキへ、デッキから船内へ、ゆっくり開閉).wav長距離フェリー展望デッキ_ベースノイズ_Binaural(風と波、強風で策具が鳴る。敢えて風でマイクが飽和する感じを狙ったもの。左が風上。高所から飛び降りるシーンなどに混ぜると良いかも).wav長距離フェリー展望デッキ_ベースノイズ_Stereo(風と波、強風で策具が鳴る).wav長距離フェリー展望デッキ_舷側の波音Stereo.wav長距離フェリー船内足音_資料用_Binaural(階段を上る、カーペットの上を歩く).wav長距離フェリー船内足音_資料用_Binaural(階段を下る、カーペットの上を歩く).wav長距離フェリー船内足音_資料用_Mono(階段を上る、カーペットの上を歩く).wav長距離フェリー船内足音_資料用_Mono(階段を下る、カーペットの上を歩く).wav長距離フェリー船内音_4Fエントランス_ホールノイズ_Binaural(走行中).wav長距離フェリー船内音_4Fエントランス_ホールノイズ_Stereo(走行中).wav長距離フェリー船内音_4Fロビー_Binaural(走行中。船客ガヤ、テレビ音薄くあり).wav長距離フェリー船内音_4F客室ツーリストA_Stereo(上段の寝台の人が動く~ベースノイズ的、他人がいる気配).wav長距離フェリー船内音_4F客室ツーリストA_Stereo(船客がいる物音、会話の雰囲気).wav長距離フェリー船内音_5Fトイレ空調音_Binaural(走行中、ベースノイズ的).wav長距離フェリー船内音_5Fトイレ空調音_Stereo(走行中、ベースノイズ的).wav長距離フェリー船内音_5Fロビー_Binaural(走行中、ベースノイズ的、極めて微かに人の声).wav長距離フェリー船内音_5Fロビー_Binaural(走行中。無人。ベースノイズ的。船の振動による音).wav長距離フェリー船内音_5Fロビー_Stereo(走行中、ベースノイズ的、極めて微かに人の声).wav長距離フェリー船内音_5Fロビー_Stereo(走行中。無人。ベースノイズ的。船の振動による音).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_Binaural(走行中。カプセルホテル状寝室で左側が壁、客の物音あり).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_Binaural(走行中。深夜。客の物音、微かに寝息).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_Binaural(走行中。船内アナウンス。客の物音あり).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_寝台のロッカー開閉_Binaural(3回、左側壁、右側ロッカー).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_寝台のロッカー開閉_Mono(3回).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_寝台のロールカーテン開閉_Binaural(2回、左側壁、右側カーテン).wav長距離フェリー船内音_5F客室ツーリストA_寝台のロールカーテン開閉_Mono(2回).wav長距離フェリー船内音_5F客室前廊下_Binaural(走行中、ベースノイズ的).wav長距離フェリー船内音_5F客室前廊下_Stereo(走行中、ベースノイズ的).wav長距離フェリー船内音_6F廊下_Binaural(走行中、テレビ音声と船内エレベーターの音あり).wav長距離フェリー船内音_6F廊下_Stereo(走行中、テレビ音声と船内エレベーターの音あり).wav長距離フェリー船内音_エレベーター_Binaural(内部).wav長距離フェリー船内音_エレベーター_Stereo(内部).wav静かなホールノイズ_Binaural(極めて静かなベースノイズ、時々作業音が響く。横須賀フェリーターミナル待合室).wav静かなホールノイズ_Stereo(極めて静かなベースノイズ、時々作業音が響く。横須賀フェリーターミナル待合室).wav静かな地方の家の室内ベースノイズ_Stereo(室外の強風に揺れる窓や戸袋の音。正面と右側に窓).wav静かな地方の家の室内ベースノイズ_Stereo(極めて静か。風に揺れる窓の音微かに。後半屋外を車が通過).wav今回はフェリーの音を優先したため、かなり惜しい音が落ちてしまいました。夏コミ委託を目指してVol.2を作ります。ご興味のある方は当日ムラサキノオトのスペースをお訪ね下さい。(がんくま)
2024-04-27 11:23:56
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