この前TOCANAを読んでいたら、ゆりやんレトリイバァが自身が体験した心霊体験のインタビュー記事がありました。

その中に、難波駅周辺の公園で八尺様らしき人を目撃したというのがありました。

八尺様は２００８年に２ちゃんねるのオカルト板に投稿された話で、投稿者の男性が高校生のときに東北のとある村で遭遇した２，４２メートル（八尺）もある、高身長の女性の化け物の名前です。

具体的なストーリーは

投稿者の男性が祖父の家に遊びに行ったときに、家の中から、白いワンピースを着て麦わら帽子をかぶり、背丈２メートルほどもある女性を目撃、その人物はこちらを見ながら「ぽぽぽ」「ぼぼぼ」と言っていた。

そのことを祖父に話したら血相を変えどこかに電話、その「八尺様」という化け物から自分は魅入られたらしい。一晩、盛り塩をされたなにもない部屋で過ごした次の日、親族に連れられながら車に乗って、お札を握りしめつつ村を脱出、なんとか逃げ切ることができた。

祖父の話だと、子供の頃友人が八尺様に魅入られて命を落としたらしい。魅入られて他の村に引っ越した人もいるという。八尺様が他の場所に行かないよう、村の県境に東西南北の位置で地蔵が置かれており、結界とされていたが、最近自分に通じる道の地蔵だけが破壊されていたという。八尺様のターゲットになるのはいつも１０代の若い男性だった。

ゆりやんが目撃したのも、身長２メートルはゆうに超えており、白いワンピースを着ていて、なぜかぴょんぴょん跳ねつつ、なにか喋っていたor歌っていたらしいです。見た時刻は深夜の一時頃だったそうです。

私はこれを読み、「八尺様って本当にいたの？」と驚きました。てっきり、近年のネットから派生した単なる都市伝説だと思っていました。

調べたところ、２０１３年に茨城県で八尺様に似た不審者の目撃談があり、「ほほほほ」「ぼぼぼぼ」と言いながら歩いていたようです。あと北海道のファミレスの２階の窓から目撃されたという口コミもありました。

ゆりやんや他地方の方が目撃した通り、八尺様が実在ると考えると、八尺様の正体は

・ずっと昔からいる特定の妖怪が注目されるようになり、人々から目撃されるようになった

・投稿者の男性の祖父の村にいた土着の妖怪が、結界が壊れたため、全国どこでも自由に行き来できるようになってしまった

と考えました。

八尺様のように背が高い女性の姿の妖怪といえば、徳島県の妖怪博物館に展示されていた山に棲む巨人の女の妖怪ですが、その妖怪はイメージ的に３～４メートル以上なのでサイズ感が違います。やはり土着の妖怪説のほうが有りだと思います。

ハロウィンイベントにいた八尺様

都市伝説の八尺様は実在する可能性