札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。
開院にあたって広告やホームページを作ってきましたが、必ずといっていいほど「先生が自身のクリニックで大事にしたいことって何ですか？」と聞かれます。
そうですね…一つだけ挙げるとしたら、「相談しやすい雰囲気作り」でしょうか。
当院を全室完全個室にしたのはプライバシーに配慮してのことですが、もっといえば「気兼ねなくいろいろなことを相談していただきやすいように」という私の思いがあったからです。
病院に行くのは敷居が高い、デリケートゾーンの症状は話しづらい、美容の相談は他の方に聞かれたくない、など様々なお気持ちがあると思いますが、それらを和らげる一助になるような内装を作りました。
診察室は、以前にご紹介した通りです。
施術室も、いくつかありますがこんな感じですね。
そしてハード面だけでなくソフト面も大切なので、些細なお悩みにも笑顔で優しく接してくれるスタッフを迎えました。
採用ページにも書いた通り、一般皮膚科も美容皮膚科も同じように大切に思ってほしいという私の願いを理解して仕事にあたってくれています。
皮膚科は、命に関わることの少ない診療科ですが（特にクリニックの場合）、「こんなこと相談していいのかな」「怒られちゃうんじゃないか」と不安な方もたくさんいらっしゃると思います。
今はかなり少なくなりましたが、他院でシミの相談をしたら「死なないから」と笑われてしまったと打ち明けてくださった方もいました。
きっと「悪性じゃないから」という意味でその先生はおっしゃったんだと思いますが、一度そのように対応されるとトラウマになってしまうお気持ちも分かります。
私自身、他の科や歯科へ行く時は多少緊張しますし、歯科の女の先生にキツイ言い方をされた時は「それはないよなあ…」と思ってそっとクリニックを変えたこともあります。
こちらに明らかな落ち度があるなら分かりますが、専門外でよく分からないから質問しているのに冷たく返されてしまうと、信頼関係が築きにくくなりますよね。
そんな経験もしながら今に至るわけですが、実際のところ、小さなイボ1個取れただけでものすごく喜んでくださる患者様もいらして、かえってこちらこそ恐縮してしまうこともあります。
クリニックは大病院と違いますが、だからこそ威圧感の少ない小回りの利く医療機関としてお悩みに向き合っていけたらと思います。
（今日の私の写真は全てホームページ用のものなので、マスクなしで失礼します。）
それから、美容のカウンセリングにいらした方から「流れ作業でないのが嬉しかった」というようなお言葉をいただいたとスタッフから聞きました。
「流れ作業」というのがどのような診療をさすのかイマイチ分からないのですが（私自身がそういう職場で働いたことがないので）、きっとご本人のお話やお顔立ちを考慮することなく決められた治療をサッと行って終わり、というスタイルのことなのかなと感じました。
当院は「専門医として責任ある診療を」という方針なので、いわゆるカウンセラーやビューティーコンシェルジュはいませんし、「先生に会ったことがない」ということもありません。
それが当たり前だと思って仕事をしてきたのですが、カウンセリング後に予想外のお声をいただくことが多く、まだ治療に入っていないのにお話の段階で喜んでいただけたようで嬉しいです。
そんなあたりが、自分の大切にしていることなのかなあと感じています。
美容カウンセリングはそんなわけで1日にお受けできる人数が限られておりますが、逆にいいますと混雑せずにゆったり過ごしていただけますので、気になることがありましたらWEBよりご予約いただければと思います。
なお、保険診療と自費診療（美容）は別日での受診となりますが、「この相談はどっちかな」と分からない方は診察の時にそのままおっしゃっていただければと思います。
そのうえで、「ここからは別日の対応になります」というお話と簡単な流れをご説明いたしますのでご安心ください^^
【お知らせ】
このたび、さとこ皮膚科・美容クリニックを7月1日に開院することとなりました。
場所は、札幌市厚別区新札幌の再開発エリアです。
クリニックのHPはこちらです。
このたび、さとこ皮膚科・美容クリニックを7月1日に開院することとなりました。
場所は、札幌市厚別区新札幌の再開発エリアです。
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