ほぼ日さんの特別企画で先日から10日間、しいたけ.青春の悩み相談室が始まりました。

 

こちらから是非ご覧ください。

 

主に10代から20代、そして、「こんなこと誰にも言えないんだけど、是非青春っぽい相談をしたい」というそれ以上の世代の方からもたくさんのお便りを頂きました。回答した件数は10件だったのですが、回答できなかった相談も本当に素敵で、読んでいるだけで楽しかったです。

 

なんでここに寄せられた手紙や相談文がこんなに素敵なのだろう?と考えた時に、おそらくシンプルに、ここに寄せられた方達の文や言葉は酒の力を借りていないからだと思いました。

 

もちろん、年齢的にお酒をまだ飲んでいないということがあるのですが、大人になって、お酒を直接飲めない人にとっても「お酒の力を借りる」ような感覚はだれしもあると思うのです。

 

誰かを批判したい時、誰かの悪口を言う時、そして、自分が言っていることが正義だと強めたい時。

 

その時の言葉というのは、「何かに酔わないと言えない」というのがあるのです。

 

それらの酔いや言葉がすべて悪いなんてことじゃないのです。楽しい酔いもある。

 

でも、多分、僕は全然お酒が飲めない人間だから、飲み会の時のお供もウーロン茶だから、「何かに酔って、自分を強めた状態で話される言葉」の勢いの強さにはどうしても敏感になってしまうのです。

 

話が脱線しちゃったのですが、今回寄せられたお話は、全員真剣だった気がします。そして、そこまで自分の言う言葉に酔っていなかった気がします。そういう言葉って、まとまっていなくても、たどたどしくなったと感じちゃうことがあったとしても、長くなってしまうことがあったとしても、または、短過ぎるように感じてしまうかも知れないけど、全部心に届きました。素敵なお便りをありがとうございました。

 

何かに酔って押し通そうとする言葉よりも、そうやって主張される言葉よりも、酔っていなくて、ちゃんと自分の弱さが隣にある言葉は、話としてきちんと聞けました。すごく勉強になりました。

 

まだまだ連載は続きますので、どうぞよろしくお願いします。

 

何か、今回イメージで僕が保健室に生えているキノコで、保健室に相談事を持ってきてくれる国語の先生たちがほぼ日の人達で、みんなで話すついでにカードゲームとかやっちゃう空気感がすごく楽しかったです。ほぼ日の皆様もありがとうございます。

 

しいたけ.