ジョン・バティースト夫妻のドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』、2023年11月29日  | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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ジョン・バティースト夫妻のドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』、2023年11月29日 ネットフリックスで公開 (パート2) ~スーレイカの闘病寛解再発

 

【Mr. & Mrs. Jon Batiste Documentary “American Symphony” Released Nov 29, 2023 on Netflix】

 

 

(昨日の続き)

 

アメリカン・シンフォニー。

 

2023年11月29日(水)から日米ほかのネットフリックスで、ジョン・バティーストのドキュメンタリー映画『アメリカン・シンフォニー』が公開される。

(追記、2023年11月15日午前10時、11月24日金曜から一部映画館でも上映されるようです。また、ジョンの『アンイージー・ツアー』北米15本が発表されたので、追記します。

 

ジョン・バティースト『アンイージー・ツアー』2024年2月から4月まで北米15本発表

 

 

追記・ここまで)

 

予告編。

American Symphony | Official Trailer | Netflix 2023/11/09 (2分49秒)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=wKSMsdq8ONs

 

そのドキュメンタリーについて、昨日に引き続き、さらに情報をまとめた。

 

昨日付(2023年11月14日付)ブログ

 

ジョン・バティースト夫妻のドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』、2023年11月29日 日米ネットフリックスで公開

2023年11月14日

https://note.com/ebs/n/n0954f3b7499c

 

2022年9月にニューヨーク・カーネギー・ホールで行われたジョン・バティーストの『アメリカン・シンフォニー』のコンサートにかける意気込み

 

Jon Batiste: 2021–2022 Perspectives Artist (3:31) (2021/06/09)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=Wsc5VpcHfVI

 

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少し時系列でまとめておこう。ジョンとスーレイカの簡単な年表。

 

Timelines of Jon Batiste and Suleika Jaouad

 

【ジョン・バティースト Jon Batiste】

 

1986/11/11 ジョン・バティースト誕生

2001年頃 ニューヨーク北部のサラトガスプリングのサマーキャンプでスーレイカと出会う

1997/98~2005頃まで ジョン、クラシック・ピアノを学び始める

2004 ニューオーリンズのハイスクール卒業後、ニューヨークのジュリアードへ

2007 アムステルダムでコンサート、その後学生としてカーネギー・ホールに招かれる

2008 ジュリアードで音楽バチェラー(学士)取得、

2011 ジュリアードでミュージック・マスター。地下鉄での演奏を録音したものを出したり、積極的に音楽活動

2014 頃からスーレイカとデート

2015 頃から 手書きの手紙をお互いしたため、それを携帯で送り文通を始める

2015/9 CBSの『スティーブン・コルバート・ショー』のハウスバンドのメンバー (2022/8月まで)

 

2020/12 映画『ソウル』サントラ担当公開、サントラリリース。

2021/4/25 同サントラ、アカデミー賞「ベスト・オリジナル・スコア」受賞

2021/11/23 2022グラミー賞、『ウィ・アー』などで11部門でノミネート

2022/2 スーレイカの骨髄移植手術入院前日に約3年かけて新装していたニューヨークの新居で結婚

2022/4/3 グラミー賞、「アルバム」部門含む5部門で受賞

2022/5 カーネギー・ホールでの『アメリカン・シンフォニー』、演奏会当初予定の5月から9月22日に延期 これを記録するためにドキュメンタリー撮影を開始

2022/8 毎日放送されるCBSテレビの『スティーブン・コルバート・ショー』の音楽監督を卒業

2022/9/22 『アメリカン・シンフォニー』コンサート実施

2022/9 頃以降 同映画の中身について、カーネギーでの演奏会と並行してジョンとスーレイカの病気治療に関しても撮影を続け、ドキュメンタリーとしての方向性に変化

2023/8 映画『アメリカン・シンフォニー』完成

2023/8/31  コロラドで行われたテリューライド映画祭でプレミア上映。これを見たネットフリックスとハイヤー・グラウンド・プロダクションが世界配給権を獲得

2023/11/29 ネットフリックス・日米などで『アメリカン・シンフォニー』公開

 

【スーレイカ・ジョワード Suleika Jaouad】

 

1988/7/5 スーレイカ・ジョワード、ニューヨークにチュニジア出身のムスリムの父とスイス出身のカソリックの母との間に誕生。その後ジュリアードのプリスクールでダブルベースを学ぶ

2001年頃 ニューヨーク北部のサラトガスプリングのサマーキャンプでジョンと出会う

2006/9  プリンストン大学入学 中東学、フランス学、ジェンダー学を専攻 この頃ニューヨークの地下鉄で偶然ジョンと遭遇。ジョンはエアピアノをしながら歌っていた。そのときいつかこの人と結婚するかもと思ったという。

2010/6  同大学卒業

2010/秋 パリでジャーナリストとしての仕事を得て、パリに旅立つための送別会でジョンと再会。ただパリでは別の男性と同棲。

2011/春 パリで体調を崩し、一時帰国、精密検査の結果、難しい白血病の罹患がわかり仕事などをすべて失う。生存確率は3分の1と言われた。約4年病院で闘病、痛みなどに耐えリハビリ。ジョンも友人のミュージシャンとともに病院に楽器をもってお見舞いに。当時のスーレイカのパートナーも献身的に看病していたが、のちに別れる。

2012/4 ニューヨーク・タイムズ紙に闘病中の様子を描く「Life:Interrupted (中断された人生)」のコラム執筆、動画開始。骨髄移植し苦しい闘病。

2014頃 ジョンとデートし始める

2015春すぎ 一度寛解。

2016頃 コラム読者から来た多数の励ましの手紙から22人を訪ねる旅に。車の免許を取り、アパートを処分、荷物を倉庫にいれ、愛犬オスカーとともに友人から借りた車で約100日1万5千マイル(約2万4千キロ)におよぶロード・トリップ(ソウル・サーチンの旅)を実施。オハイオ州の引退した教授ハワード、フロリダの癌サヴァイヴァーの女の子ユニーク、テキサス州の死刑囚リトルGQなどに会って多くを学ぶ。

2021/2/9 この旅の経験をまとめて『ビトゥイーン・トゥー・キングダムズ(メモワー・オブ・ア・ライフ・インタラプテッド)』(二つの王国の狭間で、中断された人生の想い出)を上梓。

2021/11 癌が再発。ジョンがグラミーで11部門ノミネートされたのと同じ週に発覚した。

2022/2 ジョンとニューヨークの自宅で結婚

2023/11/29 ネットフリックス・日米などで『アメリカン・シンフォニー』公開

 

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■資料

 

1)スーレイカがTEDでスピーチしたときの動画(約18分)2019/7/19

What almost dying taught me about living | Suleika Jaouad

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=m5HQamrXlSY

いかに癌を克服したか。2019年一度寛解したあとのスピーチ。その後、2022年再燃する。しかし、このスピーチは感動的。

 

2)スーレイカが自著『ビトゥイーン・トゥー・キングダムズ』を上梓するときのインタヴュー

 

CBS Sunday Morning

Suleika Jaouad's journey "Between Two Kingdoms" 2021/02/14 (7:32)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=0VQR3edM7lQ

 

3)スーレイカのインタヴュー、2021年11月、2度目の罹患が発覚する直前と思われるもの

 

Making Space With Hoda Kotb’: Author Suleika Jaouad With Jon Batiste 2021/11/04 (24:57)

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=D9iy5yalUR8

後半でジョンも登場

 

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ジョン・バティーストがスーレイカのために書いた曲 「バターフライ」

Jon Batiste - Butterfly (Visualizer)

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=rZp7CGQhR48

 

(この項、さらに続く)

 

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