こんばんは!
「ピアノの先生に贈る1000の言葉」第303回。
今日は川崎市麻生区の、岩本久美子先生主催「アルテドレミ音楽教室」さん主催のクリスマスコンサートに、演奏者としてご招待いただきました。
大人の生徒さんを対象としたクリスマス会です。
岩本先生のお人柄なのでしょうか、みな本当に良い方々ばかり温かい雰囲気に包まれた素晴らしい会でした🤗✨
で、北陸新幹線の中でこのブログを書いています(笑)
さて今日は、
「『正しい音楽』より『楽しい音楽』を!」
クリスマス会の中で、ある女性の方よりご質問いただきました。
「発表会の時、とても緊張してしまいガチガチに硬くなってしまいます。時に、頭の中が真っ白になることも・・・。
『間違っちゃいけない!』と思えば思うほど硬くなってしまいます。どうしたらいいんでしょうか?」
というご質問をいただきました。
なるほど〜。確かにそうですよね。「間違えちゃいけない」と思ってピアノを弾いたら余計間違えた・・・そんな経験、私にもあります(笑)
ここで一つ、大きな「誤解」を解きたいと思います。
それは「音楽には正解がある」ということ。
そして正解が楽譜に書かれていると思っている人が多い、ということです。
結論から言えば、音楽に「正解」などありません!
じゃあ、音符が細かく書いてある楽譜って、一体なんなのでしょうか?
あたかも「これを守って弾け!」と言わんばかりではありませんか(汗)💦
しかし!
作曲家の立場から言わせていただきます!
「これを守って演奏してほしい」
などとは、これっぽっちも思っていません。いやむしろ「あれ?こんな表現もあったんだ!」というドッキリ感を楽しみにしているくらいなんです(笑)
昔、作曲家ブラームスが自身の「ヴァイオリン協奏曲」を弾いたヴァイオリニストを絶賛しました。
でも少し経ってから、同じ曲を演奏した別のヴァイオリニストをも激賞しました。
実はこの二人、演奏の仕方が真逆。天と地ほども違ったそうです!
でもどっちも賞賛したブラームスは、自分の演奏がいろんな解釈をされて全然違った姿になることを楽しんでいたんでしょう
音楽って、これほどまでに自由!なんでもアリなんですね
教育がなかなか変われないのは「すべてに正解があり、正解を求めることがベスト」という固定観念から抜けきれないからです。
でもよく考えてみてください。「すべて合っている」なんてAI(人工知能)の得意分野じゃないですか!
これからの時代、人間ができることは「正解を求める」ことではありません。
「正解のない問い」に向き合うことです✌️
音楽で言えば「表現力」「微妙なニュアンス」「間の取り方」「行間」「侘び、寂び」など、人間の持つ感性、経験智がモノを言う部分。これこそが「正解のない問い」なんです。
何よりも「楽しむ」なんて、ロボットにはできません(笑)^^;
だから
「間違えない、正しい演奏」
じゃなくて、
「間違えを気にしない、楽しい演奏」
をすべきなんですね
・・・・とお答えしたら、大きく頷かれていらっしゃいました。
今よりさらにピアノが楽しくなってほしいなあ〜
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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