先週、1年ぶりに福島県へ行ってました。
他にもレア度高いエビなんかもいたけれど、今日はここまで。
親戚は
「通常の生活に戻っていて、復興の為仕事が多くて、バブルみたい。
近くのホテルも、建設作業員が泊まる為満室となっている。」
と、教えてくれました。
でも、ごめんなさい。
私の印象はガランとした街。
小名浜界隈は、あまり賑わいがなくて、漁業関係はほとんど、廃業してるイメージ。
多分漁をしても、福島県産となると魚は売れないから。。。
干物が美味しくて有名な、水産加工会社のレストランへ行ったけれど、人手不足の為レストランはしばらくお休みと。。。
前食べに行った時は、1時間近く待ってやっと座れたくらい賑わっていたのに。
何故人手不足なのか、ちゃんと聞いてみれば良かったと後悔してる。
田んぼで作っているお米も、毎年貰っていたけれど、事故以来義父は気を使って送ってこなくなった。
子供達の大好きな茨城の干し芋も、伊達の蜜桃も貰わなくなった。
テレビの天気予報の後には、放射線量情報が流れる。
放射線は日常的に存在するものなのも分かってるし、私がこの日見た数値は、日常的にあるくらいの数値で問題はないのも分かってる。
でも放射線量を測る装置がそこに存在しているから、テレビで知らせている訳で。。
そんな装置は、多分、他の都道府県にはそんなに存在してない訳で。。
事故が現実にあった事を、
今も目に見えない不安の中にいる事を、
私は感じた。
仕事はあると言えども、以前のような活気は感じられない街。
どこか寂しさを感じる。
さて、でも毎日太陽は昇る。
私達も一年ぶりの福島。
今回行ったのは、アクアマリンふくしま
という水族館!
ココも津波被害もあったし、放射線も大量に降った場所。
従業員が守り抜いた命、
土を入れ替え除染した砂浜、
復興への想いが、今のアクアマリンふくしまには詰まってるのだろうな。
私ももう何回か行っているけれど、
今までで一番今回はじっくり見たと思う。
今までチンアナゴくらいしか、印象になかったのに(ごめんなさい)、ゆっくり、じっくり見ていると、「命」というキーワードが私の中に浮かんだ。
ココの水族館は、鰻と、カエルの死骸も展示されている。大きい水槽の小さなイワシも何匹か死んでいたりして、チンアナゴも一匹死んでた。
他の水族館では、死んでるのは見ない気がするが、よくある事?わざとなのかな?
最近は水族館も動物園も、どちらかというと生きてて、自然に近い環境で展示して、本来の姿を見てもらおうという物が、多いと思うけれど、「死」という物を展示する事に意味があると感じたのは、初かもしれない。
それは、地震で多くの命が失われた場所に近いからこそ(水族館では人の被害はなかったが、魚は20万匹は死んじゃった)余計に意味があると感じるのだろう。
私達は常に死や命と付き合っている。
毎日の生活で、魚やお肉を食べるのだってそうなんだ。
戦争、病気、貧困、災害、こういったものもそう。
でも、私は常に死と命を意識している訳ではない。
非力な私ではどうにもならない領域。
だから、こう思い悩んでも、先の事は考えず、今ココを意識するように努める。
でも、「命」「死」に気づく事で、
今の自分がいかに幸せかにも気がつける。
自分の悩みがちっぽけな事にも。
でも、すぐに気がついた事も忘れて、忙しい日常に飲み込まれて行く。
些細な事に精神や心を乱したりして。
そして私の心が、いかにちっぽけなのかに気がつく。
こうやってこれからも繰り返していくのかな。。。
ありゃりゃ💦
水族館で出会った面白い魚の名前を紹介しようと思ったのに、違う方向へ筆が走っちゃった(笑)
せっかくなので紹介だけ!
タマコンニャクウオ!ウソのようでホントの名前。オホーツク海に住んでる。レア度は⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️この子達はナメダンゴ!これ又オホーツク海に住んでる。オホーツクにはコンニャクやらダンゴやら、美味しそうな名前がいっぱい!(笑)
他にもレア度高いエビなんかもいたけれど、今日はここまで。
もし福島へ行かれる方がみえたら、一度足を運んでみて下さい。
飼育員さん達が守った命、伝えたい命のあるアクアマリンふくしまへ